◆Su-27二機、ロシア機による領空侵犯は五年ぶり
本日1459時から1501時にかけ、ロシア軍の戦闘機二機が北海道の日本領空を侵犯しました。
領空侵犯事案が発生したのは北海道北部の利尻島南西空域で、Su-27戦闘機二機が領空に侵犯、航空自衛隊はF-2支援戦闘機を延べ4機緊急発進させ、通告及び警告を実施しました。防衛省によれば今回の領空侵犯事案に対し、警告射撃は実施されず、航空戦闘は行われていません。
領空侵犯は14時59分29秒から15時00分40秒までの約70秒間行われ、侵入位置は北緯44度51分東経140度52分、退去位置は北緯44度59分東経140度49分とのことで、沿海州方面から飛行し、そのまま北海道沿岸へ変針地点を何らかの理由により突破、領空侵犯へ至った模様です。
防衛省はF-2支援戦闘機四機が対応したとのことですが、北海道北部に近い北海道千歳基地にはF-15二個飛行隊が配置されており、F-2支援戦闘機は青森県の三沢基地へ配備されている航空機で、四機ともF-2が運用されたというのは少々不思議なのですが、具体的な理由はわかりません。
ロシア機による我が国領空への侵犯事案は五年ぶりの発生で、前回の領空侵犯は2008年2月に伊豆諸島付近において爆撃機二機が領空侵犯を行って以来のことです。外務省は今回の事案に対し厳重抗議し、ロシア側へ再発防止を要求しています。
北大路機関:はるな
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安倍政権成立後、ロシアのプーチン大統領が北方領土問題解決と安倍首相が日露平和条約締結に意欲を示している事について関心を示していましたが、この一件で、やはりロシアは言ってる事とやってる事がまるで違う、決して信用できない国である事を示したと思います。
現在我が国は、中韓との様々な問題の方がクローズアップされていますが、ロシアもわが国にとっては決して油断の出来ない「不倶戴天の敵」と言うべき相手である事を肝に銘じておくべきだと思います。
sakimori9941様
F-2はF-15をDACTで破ることがしばしばだそうです