北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

1999年 ギリシャにて撮影した写真

2006-02-04 18:03:32 | 旅行記

 1998年8月にとあるNPOの写真要員として欧州に展開し、一千枚以上の写真を撮影した。この中で何点かを掲載したい。

Scan20176 オーストリアからイタリア、そして船にてギリシャ、そして空路にてドイツという電撃戦もビックリの強行軍であったが、写真はギリシャアテネにおけるパルテノン神殿の写真である。

 写真は粒子荒れが酷いがクリックすると正常な写真を見る事が出来る。さて、ギリシャといえばアテネ、オリンピックもあったので中学生でも知っている地名であるが、ここは北大路機関であるし、パルテノン神殿が今回の目玉ではない。

Scan20182

 ギリシャは隣国トルコと長年にわたり領土紛争を展開しているが、当然これは武力紛争に即展開するようなものではなく、安穏としていた。1998年といえば、折りしもユーゴ空爆の真っ最中であったが、ミゼットサブしかないユーゴにとり外洋作戦はありえなかった訳だ。

 そんななかで、アテネに到着した際、なんと港に装甲巡洋艦のようなものがあった。艦名は先日世界の艦船のバックナンバーにあったのだが失念してしまった。ご存知の方は御教授願いたい。

Scan20195  さてさて、観光以外はピスタチオと無農薬野菜くらいしか思い浮かばないギリシャであるから、観光を兼ねて一通り巡った、第一回近代オリンピック式場や前述のパルテノン神殿、夜には古代劇場の演劇観劇もしたが、流石に小生もギリシャ語は判らず、パルテノンの夜景は露出不足の写真となり、ホテルのハンバーガーは高価で不味く、アテネライフを短いながら満喫する事が出来た。

Scan20192  こうしてアテネでの滞在がおわり、カメラマンとしての任務を全うした一団は、最後の目的地であるドイツに向かった。ここで空港に幾つか面白いものを見つけた。

 一つは写真の空港警備の車輌である。ドイツ製かイタリア製と思われる装甲車には、警察車輌であることを明記してあったが空港外作に配置されていた装甲車には30口径機銃が装備されていた。30口径機銃の射程は1700㍍、テロ対策には過剰とも思えたがこれが国際標準なのだろう。

Scan20193  もう一つは、イリューシンil76輸送機、これは中々日本国内では見る事が出来ないロシア製の大型輸送機である。民間機であるがその搭載量はC-130シリーズをはるかに凌ぐ、というのもロシア空挺部隊展開の主力機で、戦域間輸送に加え暫定的な戦域内輸送にも対応するというものだ、今日ではこの任務にはボーイングC-17が有名であるが本機はC-141に対抗して開発された機体であり先見性の高さが垣間見える。

 なお、本機は韓国空軍も導入を考えていると伝えられる(些か旧式機ではあるがC-17よりは安価である)。

 ギリシャではこうした写真は縁がないと思われたが、中々探すと出てくるものである。

 HARUNA

コメント
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