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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

第一師団創設50周年記念行事・練馬駐屯地祭(2012.04.08) 速報

2012-04-08 17:43:04 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■満開桜花が祝う師団創設五十周年

 練馬に行ってまいりました。EOS7D、EOS50Dの写真は現在確認中で、列車内から取り急ぎG-12の写真にて紹介します。

Img_9525 観閲行進の第一師団。本日の式典は記念式典、観閲行進と装備品訓練展示、装備品展示という流れで行われました。ご覧のとおり背景に並ぶ桜花は屏風が如く見事な桜並木より溢れんばかりというほどの満開、ここまで桜花と師団行事とが重なる、そこに五十周年といいますので文字通り中々ない光景ですね。

Img_9597 軽装甲機動車。陸上自衛隊普通科の看板装備となっている小型装甲車ですが、第一師団への装備は遅れ、二年ほど前にようやく配備となったそうです。第一師団は首都防衛を任務とする師団で、必然的に任務地域は市街地が含まれるため、小回りの利く装甲車の重要性が高いことは言うまでもありません。

Img_9631_2 高機動車にけん引される120mm重迫撃砲RT,市街地戦闘への対応を念頭に第一師団は一時期重迫撃砲を廃止していましたが、重火力の直接支援能力の高さが再確認されたこともあり、昨年に普通科連隊への重迫撃砲中隊を再編することとなりました。

Img_9670 FH-70榴弾砲、第一特科隊は北富士駐屯地に駐屯していますが、このFH-70とは別に105mm榴弾砲を音楽演奏における空包支援用に展開させました。四門の105mm榴弾砲が展示に参加しましたが、国賓への礼砲用として、特科火砲ではなく員数外として運用を続けているとのこと。

Img_9885 74式戦車。先週の駒門駐屯地祭でも撮る機会がありました第一戦車大隊の戦車です。現在第一師団から第31普通科連隊が第一教育団を基幹として新編された東部方面混成団に移管されたため、実質東部方面混成団が第31普通科連隊と第1機甲教育隊を基幹とする機械化混成団となっているため、第一戦車大隊は協同して任務にあたることとなっています。取り急ぎG-12の観閲行進の写真のみ、このように掲載してみました。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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駒門駐屯地創設52周年記念行事(2012.04.01) 10式戦車量産車初参加

2012-04-01 21:44:19 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■10式戦車、空包射撃を初公開

 四月一日、新年度初日が日曜日となり自衛隊では駒門駐屯地と久里浜駐屯地にて創設記念行事が行われました。

Img_9112 10式戦車、最高の打撃力と防御力を備えつつ第三世代と呼ばれる最新鋭戦車のどれよりも軽量を目指す技術の結晶、第一機甲教育隊に配備された世界最新鋭の10式戦車、その量産型です。2両が現時点、本日お時点で配備されているとのことですが、このうち1両が観閲行進へ参加しました。そして訓練展示模擬戦では空包射撃を実施、一際甲高い咆哮を観衆に叩きつけました。

Img_9095 90式戦車、我が国が第三世代戦車という世界の趨勢、攻撃力と機動力重視、機動力を以て防御を補うとされた第二世代戦車に打撃力の技術進歩を踏まえ十分な防御力を加えた第三世代戦車は世界で重量増大化が進み、自動装填装置の採用により集中防御を踏まえた防御力と重量抑制の両立に打撃力の強化を兼ね備えた日本戦車の世界への模範解答というべきもの。

Img_9027 74式戦車。第1戦車大隊の車両で、戦後第二世代戦車に数えられ、鈍重と考えられた戦車体系において防御力を機動力に置き換えるという設計思想に依拠した第二世代戦車にあって、油圧懸架装置の採用による地形防御の重視を我が国が定める専守防衛政策と合致させ、照準へのコンピュータの利用などを高めた、日本型というべき戦車といえるでしょう。

Img_8985 さて、本年の駒門駐屯地祭、昨年は東日本大震災により中止、2009年は北朝鮮ミサイル事案により首都防空任務が取られることとなったので中止となりましたが、本年は実施、戦車部隊の威容や高射特科部隊の装備、施設機材や国際貢献への備えとしての装備品などが観閲行進で示されたところ。

Img_9014 本年の駒門駐屯地祭ですが、訓練展示模擬戦について、2010年の駒門駐屯地祭は国際教を中心に巡回中の軽装甲機動車が襲撃を受け、脅威を排除しつつ車両の回収にあたり、同時に武装勢力を無力化するという想定でしたが、本年は模擬戦を実施、このなかで10式戦車が74式戦車とともに空包射撃を実施したというのが特色でした。

Img_8934 駒門駐屯地へは、JR御殿場線の富士岡駅からシャトルバスを利用して移動しました。地図では近く、徒歩でも15分ほどなのですが、シャトルバスがありましたので利用です。裾野駅からも発着していた、ようですね。撮影はやはり来賓席が多くを占めているので、撮影位置の選定には難渋。観閲行進は理想的な位置から撮れましたが、訓練展示は前回と同じ場所から撮影、失敗でした、観閲行進と同じ場所から撮影が正解でしたね。しかし、寒かったですが天候には恵まれ、良い一日を過ごす事ができました。最後になりましたが現地でご一緒いただきました皆様、とんぺい殿、ありがとうございました。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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平成24年第一空挺団降下訓練始め 陸上自衛隊最精鋭部隊

2012-01-09 23:25:54 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆晴天成れど強風、しかし部隊は大空に

 平成24年第一空挺団降下訓練始めを撮影に、習志野へ行ってまいりました。

Img_2035 日曜に行われた第一空挺団降下訓練始めは、生憎の強風が吹き、この風では降下訓練は大丈夫なのか、という不安がありました。戦時であれば降下した直後に落下傘を離脱させれば大丈夫ですが、訓練でこれを行うと落下傘が狭い習志野訓練場を出て住宅街、そうでなくとも防衛大臣の視察席に到達する可能性があるのです。

Img_2358 しかし杞憂でした。第一空挺団は強風下でも降下訓練を行います、空挺隊員の技術と技量、これを気象条件と共に指揮官が慎重に判断しての結論。落下傘が接地したら、即座に片方の離脱具を引いて落下傘を平らにすることが強風に引き摺られない技術ですが、技術を反射神経に挙げるほど会得は簡単ではない模様でした。

Img_2424 空挺隊員、降下後に班ごとに集合。ご覧ください、89式小銃にはダットサイトが取り付けられていますが、MINIMI機銃にも照準眼鏡が取り付けられています。火力が少ないからこそ、弾薬は確実に命中させなければならない、そういう意味でしょうか。背負う背嚢が装備のすべて、増強火力はヘリから投下されましたが、風でかなり流されていた模様、難しい。

Img_2662 習志野訓練場の一般開放区画は高台から開けた演習区域を俯瞰で収めるため、撮影位置によっては支援に展開するヘリコプターの機動がよく見えます。狭い場所で行われる駐屯地祭の模擬戦よりは自由に飛行できますし、実弾を使用しないので最大限の展示が行えますから、迫力は一言凄い、に尽きます。

Img_9799_2 降下部隊に敵装甲車が迫る!、なんと装甲車は96式装輪装甲車2型でしかも増加装甲が取り付けられている、降下部隊の一名が06式小銃てき弾を装着した89式小銃で応戦しようとしているところが映り込んでいます。対戦車用に使える、ということなのですけれども、照準が難しいという小銃てき弾、命中するのでしょうかね。

Img_2653 仮設敵の89しい装甲戦闘車に対して87式対戦車誘導弾が構えられる。空挺部隊は降着してから戦闘加入まで一定の時間を要するので、その分同時に多数を空輸しなければならない、そのためには輸送機が足りない、というのは、まあ、予想がつきますね。対戦車ミサイルが足止めを図る、が最低射程距離内に入ってしまっているのではないか、と思いつつ、こういう場合では84㍉無反動砲がものをいうのでしょうね。

Img_9769 弾着の再現はなかなかの規模でして破裂音がそこここに響きます、こうして戦闘により負傷者が発生、二機のUH-1に支援されつつ救急ヘリコプターとして展開したUH-1に収容されました。このUH-1も強風でかなり煽られている様子があり、機甲部隊に比べて空中機動部隊はどうしても気象の影響を受けてしまうのか、という一幕も。

Img_2716 仮設敵の74式戦車。ところで、この後ろのあたりの安全柵沿いに見学している方々が多数、入間基地航空祭や明野駐屯地祭を思い出す風景ですが、この柵のあたりから撮影すれば、仮設敵側からの視界が得られますから、対空挺演習的な風景で空挺部隊に対抗する機械化部隊、という情景がみられるのかな、と。金曜日あたりに行うという予行をここから見たら面白いかもしれません。

Img_9675 敵戦車部隊の攻撃もAH-64D戦闘ヘリコプターにより撃退されました。機体は霞ケ浦の航空学校所属、数が揃えば戦域情報管理に物凄い力を発揮するAH-64Dなのですが、数が揃えられずやはり思った通り、危惧した通り調達中断の可能性が濃厚に、一個飛行隊所要12機なのだから、教育所要と出来ればの中央即応集団と12旅団所要を含めても78機で足りるのですが、ね。

Img_2810 EC-225要人輸送ヘリコプター、AS-332は何度か撮ったのですが、この機体を真面目に撮れたのは今回が初めてかもしれません。個人的には25名を同時空輸可能な本機は、UH-1JやUH-60JAよりも方面航空隊の多用途ヘリコプターとして向いているのでは、とおもったりする機体です。速報というよりは、思いついたままの選んだ写真を掲載しましたが、こういうように晴天には恵まれ、撮影することが出来ました。

北大路機関:はるな

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姫路レンジャー展示!精強挺身隊員による姫路駐屯地祭もう一つの訓練展示

2011-11-05 03:56:51 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆FH-70だけじゃない!姫路駐屯地祭第二名物

 姫路駐屯地創設60周年記念行事はいよいよ明日です。そこで、今回は午後から行われ、姫路の隠れた名物であるレンジャー展示の様子を紹介したいと思います。

Img_7698整列したレンジャー。これから始まるのがレンジャー展示、午前中に行われた式典、観閲行進に続いて行われる訓練展示とはまた別の展示です。しかし、これ、レンジャーの技術展示は全国でも行われている駐屯地は多々あるようなのですけれども、姫路の展示が最も充実しているとのことなんです。

Img_7751 ロープ機動の妙技を展示する様子。レンジャーは一定期間の訓練を経て付与される資格で、自衛隊では部隊戦闘を前提として訓練体系が構築されているのですが、集団ではなく個々人の戦闘技術を高めることで挺身行動を可能とさせるのがレンジャーの目的とのこと。

Img_7754この高さは最も人間が恐怖を感じる高さだそうです。あまり意味がないように見えるこの高さなのですけれども、挺身行動に必要な胆力を練成するためには、こうした訓練が必要とのこと。もちろん、レンジャーはロープ訓練などほんの一端なのですが。今はどうか知りませんが、丸太と壁と堤に壕と鉄条網に鉄棒を溶接した200メートル障害物の短時間突破からはじまるのだとか。

Img_7790
 まずそういうものは挨拶のようなもので、他のあいさつは20km武装走。こういったものを延々と繰り返して基礎体力を練成するとのこと。いや、レンジャー訓練に参加する時点で一定の体力基準を満たしていなければならないのですが、そのうえで訓練に必要な体力を培うのだとか。

Img_7834 お前去年より大きくなってないかー?との班長からの問いに対して、今年は天候が良かったですからー、と応じる。ここの掛け合いが、関西だなー、と思う一コマ。レンジャー訓練は基礎体力に応用した体力を練成したのちに、特殊な小銃戦闘術、爆破技術、襲撃と情報収集、徒手を含めた近接戦闘訓練や隠密処理といった戦闘技術を練成します。

Img_7866 レンジャー訓練は、続いて通信と潜伏、航空機や船舶を用いての専有訓練、山間部や密林や市街地を背景に戦闘訓練を行い、加えて野外での食糧調達を行う自活、負傷時に自力対処する衛生訓練、捕虜となった場合の尋問対処術、宴会芸を中心に民間協力者を得るパルチザン訓練などが行われます。最後に山間部を100kmほど歩いて仕上げとなるそうです。姫路から京都まで、かな。

Img_7875 訓練展示。レンジャー展示はロープ技術を中心とした技術展示から始まり、続いて訓練展示模擬戦が行われます。訓練展示模擬戦dスカラ、当然仮設敵の登場。あきらかに悪そうなやつらが進出してきました。いや、悪そうって素行以外の根本的な何かが悪そうでは?と思われるかもしれませんが、これをスルーするのも心得。

Img_7927 敵遊撃隊、ゲリラでしょうか、我が国へ浸透してきました。その昔、サーカス団は国境を自由に移動できるという特性を生かして、隠密や諜報活動に従事していたという事例があります。こういうピエロのような外見であっても油断はできない、ということですね。

Img_7896
 見てください!、この只者ではないという眼光。G-13に対抗しているようです。ここまで仮設敵とわかる仮設敵は、姫路駐屯地を含む第三師団管区でないとみられないのではないかな。ちなみにレンジャー訓練では写真のようなピエロへの変装訓練は、・・・多分やってません。よくわからねえや。

Img_7905 そして手にしているのはカスタムしたM-4A1カービン,いやあ、見るからに頭の悪そうなカスタムだよねー、といつもお世話になっている方が当方へ相槌をうってきます。HA/HA/HA、帰宅して当方はソッコーで自分のM-4A1を普通状態に戻したのは言うまでもないですな。

Img_7927_2 ゲリラは分かりやすい破壊活動には出ない場合があります。スイス政府発行の民間防衛などを読みますと、平和団体等の一見友好的な団体を組織し、実態と異なる隣国への誤った友好印象を受け付け、また軍隊の弱体化を図る行動を平和という美称で行い、弱体化したのちに侵攻します。

Img_7934 住民宣撫工作、手っ取り早いのは物品による住民支持獲得でしょう。このゲリラの定石に沿って、今回のゲリラも子供たちにお菓子をばら撒きます。ばら撒きにより支持を得るという単純な方法ですが、意外と日本のような先進国であっても安易なばら撒きに支持してしまう場合もあるやもしれません。ゴホンゴホン。

Img_7939 今回、ゲリラは日本国内で流通している、そこら辺のコンビニや姫路駅のキオスクでも入手できるようなお菓子を使うことで油断させていたようでした。そういえば、銃器も京都のYAMAMOTOあたりで売ってそうなもの、AK-74とかPKとか明らかな東側装備を持っていないあたりも油断させるものですね。次世代電動高いしなー。

Img_7948 子供たちが捕まってしまいました。お菓子をくれるといって、知らないオジさんについて行ってはいけません。大阪府では、不審者情報として”歩きの男が女子小学生に対しておはようなどと声をかける事案”、”下校中の女子児童へバイバイと声をかける事案”、児童が自転車に乗った男性に声をかける事案”、”児童が見知らぬ男とすれ違う際にニヤっと微笑まれる事案”等が起きています。こんなんで通報されるんやでー。

Img_7955たすけてー!、ゲリラによる拉致事案です。上記事案で通報される我が国ですが、侵入後巧く隠れたのでしょう、ゲリラの動きです。第三師団管区の駐屯地では音楽演奏でプリキュアが演奏されるのですが、今回は来てくれません。カノン町から姫路は多分遠いし、ね。それに姫路にあるのはカノン砲ではなく榴弾砲。しかし、音楽演奏は今後変化があるのでしょうか、入間基地航空祭でもそうですが、今自衛隊では、ほむほむ人気が高まっています。今後は音楽演奏に反映されるかな、もう無関係ですね。

Img_7924 レンジャーは全てを見ていた!。ところでいま絶賛放映中でBDがBOXで出るだけというあのFateZEROですが、冬木市、築城基地のF-15が出ることから長崎だと思ってたんだけれども、あの橋梁の形見るとモデルは神戸なのかな、橋梁の形状、長崎のあれとは違いますよね。イタリアのトリノはどうみても明治村だったけど。現実にキャスターのサーバントがオイタすれば裏でレンジャーが出るわけでしょうか。

Img_7976 そういうようなことを考えている刹那にロープ降下したレンジャー隊員が背後から忍び寄り、一挙に制圧します。G-13的な眉毛でしたが、俺の後ろに立つんじゃあない!、という訓練は不十分だったのか、はたまたレンジャーの隠密処理訓練が徹底していたのか、その中間部分なのか。一人排除、無力化しました。

Img_7987 仕留めたゲリラは、そのまま引きずられていきます。ご近所の方から聞いたのですが、姫路のこのあたりのゴミの日は月曜日だったとのこと。ふーん、と思ったのですが、ゴミ置き場のほうに引き摺られていったので、ううむ、レンジャーは時には非情にならなければならないのか、非情のライセンスですね。

Img_7998 こうして一人屠られました。レンジャーはこうした近接戦闘訓練を徹底して受けています。こうして一人ひとりと見張りを無力化することにより、徐々にゲリラの包囲網を狭めてゆくのです。相手はM-4をもっていますが、我が89式も故障知らずのAR-18に範をとった堅牢な軍用銃、装備が互角である以上、あとは個々人の技量となるのですか。

Img_8024 正義の味方レンジャーマン登場!、というわけでは全く全然ないのですけれども、強そうな一枚に仕上がりました。形勢が有利へ傾いた瞬間が攻撃の好機です。戦力の逐次投入というようなことは行わず、持てる人員と資材のすべてを投入してレンジャーは一挙に勝利をものにします。

Img_8013 更に敵ゲリラが潜伏する建造物へ、一人一人と人員が展開してゆきます。手にするのはM-1911,昔自衛隊が使っていたやつですね。45口径拳銃、今年で制式化から100周年なのですけれども、基本設計が優れていればまだまだ使えることを示すものです。質感がゲリラのM-4A1と似ている気はするのですが、ね。

Img_8053 こうして、突入したレンジャーによりゲリラは全て制圧され、人質は全員救出されました。どうでもいいけど、家電量販店とかでエアソフトガン取扱い終了しつつある店舗は投げ売りやってて安いですよー。東京マルイのUZIが新品で9800円、ほかにはSG-552が新品で16800円とかね。オイラも戦闘の隊員さんが持ってるようなM-1911の新しいの、どうしようかなー。

Img_8062_2 レンジャーは、少人数戦闘による挺身戦闘を重視した能力を有しています。更には航空打撃の誘導や情報収取、監視任務等を加味すれば特殊部隊としての能力を獲得し得るのですが、レンジャー部隊というものを有せず、部隊そのものの遊撃能力を高め、以て対遊撃能力を付与させるという意味ではこの方法もありなのでしょうか。

Img_8090_2 こうしてゲリラの脅威は去った、しかし、我が国への今日はまだ続いている、戦えレンジャー!、・・・、とかとりあえず戦隊モノのエンディングのようなことを書いてみます。訓練展示模擬戦が終了した時点で、このように参加したレンジャーの隊員が整列してみてくれました。

Img_8167 訓練展示は模擬戦が終了したのちに格闘展示となります。近接戦闘において徒手や短剣戦闘は最後の武器、この戦闘技術を会得することにより、全ての距離の置ける戦闘への対処能力を有するようになるわけです。これら動作は普通科隊員では普通に行うのですが、レンジャーではもう少し進んだ内容なのでしょうかね。

Img_8134 格闘展示では、私たちの日常生活に及ぶ危険へも応用出来る展示がいくつもあります。これは女性が痴漢に襲われた場合の対処法、卑猥な言葉とともに抱き着こうとする変態さんへは、何すんのよ痴漢!、と平手打ち。ああ、なるほど。そう思っていると、なにやら少し離れた場所から呟きが・・・、我々の業界ではご褒美です、と。お巡りさんこっちです!。

Img_8149 こちらは背の低い隊員が長身の敵に対処する方法、このように鉄帽を掴まれると全ての攻撃が届かなくなるのですが、こういう場合は屈むことで相手の視界から消え去り、反撃の好機をつかむことが出来るわけ、なるほど、新喜劇でお馴染みの対処法は陸上自衛隊においても応用されている模様。

Img_8108 そういう展示だけでは当然なく、しっかりとした近接戦闘の展示も行われています。まあ、姫路は関西ですからね。山陽電鉄で阪神電鉄まで乗り入れられるほど関西です。もうすぐ近鉄がトワイライトエクスプレスによく似た塗装の団体電車で乗り入れるほど関西なんですからね。

Img_8180 おしまい!、早い話が状況終了です。笑いあり感動あり、戦闘あり格闘あり、盛りだくさんのレンジャー展示でした。昨年はレンジャー展示は1400時開始、終了は1450時です。1330から姫路白鷺太鼓の演奏が行われている場所が会場。盛りだくさんの内容に、一見をお勧めできる、それが姫路レンジャー展示です。

北大路機関:はるな

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明野航空祭2011 : 航空学校創設59周年・明野駐屯地創設56周年記念

2011-10-31 23:17:23 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆最新鋭エンストロム480初公開!

 日曜日の明野航空祭2011、撮影した写真のうち、EOS-7DとEOS-50Dの写真は整理中ですが、取り急ぎG-12にて撮影した写真を掲載します。

Img_5189 明野駐屯地創設56周年、航空学校創設59周年記念行事、その明野航空祭は雨天が心配される三重県にて日曜日に開催されました。航空学校は陸上自衛隊の航空部隊に関して要員養成、搭乗員養成、新装備評価試験と戦術研究を行う機関で、写真のようなAH-1S対戦車ヘリコプター、AH-64D戦闘ヘリコプターなども配備されています。

Img_5179 今年度の目玉は最新鋭練習ヘリコプターエンストロムTH-480B,とにかく安かったということで機体そのものは0.9億円、所要器材を搭載しても2億円前後という非常な安さとともに、どうみても軍用機に見えない塗装と華奢な外観、観測ヘリコプターとしても運用できない練習用に特化した割り切りなど、見学者から熱い視線を集め、一方あまり詳しくない方々は隣の民間軽飛行機が影響して自衛隊機と気づかれないなど、低視認性(?)が発揮されていました。

Img_5208 記念式典は、来場者について招待客はやや少なくなったような印象、そして駐車場が拡大された分、一般見学が難しくなっているような印象、心なしか整列している隊員が少ないように見えたのは撮影位置が違っているからでしょうか。とはいえ、当方にとって二年ぶりの明野航空祭をしっかりと撮影です。

Img_5234 祝賀飛行、つまりは観閲飛行ですが28機のヘリコプターが参加しました。明野駐屯地には航空学校所管航空機が配備されているほか、中部方面隊直轄の中部方面航空隊第五対戦車ヘリコプター隊、第10師団隷下の第10飛行隊などが駐屯しています。ただ、第五対戦車ヘリコプター隊のコブラ大編隊を期待していたのですけれども、同隊所属のコブラは三機しか参加していませんでした。

Img_5272 28機の大編隊。しかし改めてみると迫力はなかなかで、編隊がおぼろげに見え始めるとそこここで空を指さし、編隊が間近に迫ると歓声や拍手と様々、頭上に至れば一眼、コンデジ、フィルム、携帯、DSと皆さんあらゆる記録器材で記録に収めていました。戦闘にUH-1,そしてOH-6四機編隊と戦闘ヘリ対戦車ヘリ観測ヘリ多用途ヘリと五機が続き、OH-1三機編隊、OH-6とUH-1の六機編隊、AH-1S三機編隊と多用途ヘリに観測ヘリと戦闘ヘリに輸送ヘリの六機編隊という構成でした。

Img_5280 今年度の明野駐屯地祭は浜松k地より飛来した第一航空団のT-4二機による飛行展示や、明野レインボーによる機動飛行や編隊飛行が行われました一方、第33普通科連隊の車両はいろいろと来ていたのですけれども、訓練展示模擬戦が実施されないのは少しだけ残念、とプログラムを見て思っていたのは機動飛行が開始されるまで。機動飛行ではヘリコプターの全ての実力についてその一端を長時間展示してくれたわけです。

Img_5294 天気ですが、全ての飛行展示が終了するまで、それは一滴二滴と飛んでくることはありましたけれども、雨天とはならず、曇りを維持できているという状況でしたのは幸い。全ての展示が終了しますと結構な降り方になってしまいましたが、来場者はそこまで大きくならないのが陸自航空行事ですので、格納庫の展示を散策するなどの雨宿りはできました。

Img_5355 AH-1S戦闘ヘリコプター。木更津の第四対戦車ヘリコプター隊に対抗してホブラの展示を期待した方も少なからずいらしたようですが、まあ、あれはご当地もの、しかも一年一回ものでしょう。多分、空挺降下訓練始めでも展示されないとおもいます。エンストロムは展示飛行が無かったのは残念ですが、初めて撮影することが出来、満足が多い一日でした。

北大路機関:はるな

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中部方面隊創設51周年・伊丹駐屯地開庁60周年記念行事:速報

2011-10-17 23:09:58 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆伊丹駐屯地祭2011

最近のコンパクトデジカメの性能は凄いなあ、というのが何度も思う印象。超望遠が絶対必要、という状況を除けば、EOS7D&G-12という体制が確立しつつあります。

Img_4340 荒川龍一郎中部方面総監が部隊を視閲する。中部方面隊創設51周年、伊丹駐屯地開庁60周年記念行事へ足を運んでまいりました。まだEOS-7Dの写真は整理中の段階ですので、本日はコンパクトデジカメG-12で撮影しました写真の方を紹介。前日まで雨が、いや京都市内では当日の三時までかなりの雨量がりましたので、雨天行事かな、と危惧し、超望遠などは置いて行ったのですが、快晴になりました。

Img_4365 中部方面総監、先の火箱総監も陸幕長を務められましたが、前東北方面総監の君塚陸将は、折木総監時代に中部方面隊幕僚長を務めておられた、とのこと。折木総監が統幕長を務めている今年三月に、君塚幕僚長が東北方面総監を務めている東日本を、ということになります。一貫した人事体系、というものの端的な表れでして、こもともと総監と幕僚長という関係だったからこそ、スムーズに行った、なるほどなあ、と感心してしまいました。

Img_4391 中部方面隊には51周年という始まりの年であると共に伊丹駐屯地は60周年という節目の年。式典には中部方面隊隷下の第三師団、第十師団、第十三旅団、第十四旅団より各一個普通科連隊が代表部隊を参加させたほか、師団旅団、方面隊直轄部隊より人員900名、車両140両、航空機13機が参加、式典、観閲行進、訓練展示、装備品展示と行われました。

Img_4407 第33普通科連隊の観閲行進。伊丹駐屯地祭、河原町から阪急で450円という近場にあるのと、先週の第七師団創設記念行事の開門時間ということもあり、時間を完全に間違えて開門0800と思い込み、0731時には阪急伊丹駅に進出していたのですが、シャトルバス待ちの案内も無し、そこでしまった0900時からだったか、と気づきました次第。それならば、塚口でゆっくりコーヒーでも楽しめばよかったと反省しましたね。

Img_4397_2 第十四偵察隊。軽装甲機動車の装備により普通科部隊、偵察部隊の変化は特筆に値するものですが、偵察は斥候と異なり一定の戦闘を以て的勢力の水準を解明するものですから、今後陸上自衛隊の装甲化が進むことを踏まえれば105mm砲を搭載する機動戦闘車の配備が望ましい、一方で25m機関砲を搭載する87式偵察警戒車のような車両は、装甲戦闘車の不足を補完する形で普通科中隊の対戦車小隊に対戦車ミサイルの補完として装備があってもいいのかな、と思ったりします。

Img_4418 第三特科隊のFH-70榴弾砲。FH-70は、非常に高性能な榴弾砲として欧州で開発が進められたものの効果になりすぎ、結局欧州で普及せずNATO加盟国でも未だに旧式化したM-1榴弾砲、陸自がFH-70の前に使っている野砲を改修して運用している国もあるほど。牽引しいということで安価な火砲と勘違いされるのですが、半自動装てんや瞬発射撃能力で秀でたものがあり、後継として来年度より開発が本格化する火力戦闘車にも相当の性能が求められることになるでしょう。そもそも自走榴弾砲よりも戦略機動性と長期運用での生存性が重視された背景のある装備ですから、変な話99式自走榴弾砲の砲塔システムを重装輪回収車の車体に、というコンセプトでもいいのかな、と。

Img_442403式中距離地対空誘導弾の観閲行進。”有効”射程が従来のホークミサイルよりも延伸した、というこの装備は管区が非常に広く京阪神中京地区を抱える一方で一個群しか方面高射部隊を持たない中部方面隊にとり、需要な装備、これを見たくて遠方から、という方もいらしたほどです。そういえば、来年度予算に特殊トラックとして本装備の車両部分を汎用化したものが二両三億円で要求されていました。少々高いですが、開発開始となる火力戦闘車含め将来装備の重要な部分を担う装備となるやも。

Img_4481 第四施設団の92式地雷原処理車。本車と75式装甲ドーザは最前線で運用する戦闘工兵用の装備で、本来は師団施設大隊や旅団施設中隊に配備し、方面隊は建設工兵に特化するべき、と思うのですけれども、昨今は師団と旅団からこれら装備が方面隊に移管されているとのこと。連隊戦闘団を編成した場合の施設中隊や施設小隊への装備の難しさは認めるのですが、それならば全ての師団施設大隊や旅団施設中隊に行き渡るような戦闘工兵用の障害除去用装備の開発と配備が必要と考えるところです。

Img_4440 中部方面情報隊の行進。中部方面移動監視隊、中部方面無人偵察機隊、観閲行進に参加しているのは移動監視レーダ装置。とにかく海岸線が長く、そして対岸に安全保障上の脅威を抱える中部方面隊ではこの種の装備は必要不可欠。無人偵察機は二機程度といわれ小ぶりな部隊という印象もあるのですが先日東千歳駐屯地祭に足を運んだ際に駐車場よりかなりの数の第一電子隊所属車両が置かれていまして、職種は違いますが中部方面情報隊も指揮官は1佐が充てられているようですし、今後増勢される可能性も高い部隊かもしれません。

Img_449274式戦車の観閲行進。耐用年数から考えるに平成20年代末期には全て用途廃止となり最新鋭の10式戦車に置き換えられる予定ですが、富士教導団戦車教導隊にも中隊が配置されていない現状、延命改修を行わなければならない羽目に陥るのでは、と少々不安ながら一方で戦車らしい形状には親近感を抱きつつ去就を見守っている装備です。将来装輪装甲車体系や機動戦闘車、火力戦闘車の配備が進めば正面装備の面で大きく様変わりするのでしょうね。

Img_4501祝賀飛行、航空学校からAH-64D戦闘ヘリコプター二機が加わり、海上自衛隊舞鶴航空基地からもSH-60が飛行に加わりました。こののちの模擬戦では、第十師団vs第三師団、という表現のような状況の展開となったのですが、昨年度の失敗から今年度は手堅い位置から撮影、結果はご想像にお任せします。続いて昨日掲載のイージス艦ちょうかい一般公開へ足を運んだ、という次第です。

北大路機関:はるな

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第七師団創設56周年記念行事 東千歳駐屯地祭2011 速報

2011-10-09 22:27:44 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■機甲師団の創隊記念行事

本日陸上自衛地第七師団創設記念行事を見学に東千歳駐屯地へ行ってまいりました。毎度のことですが、一眼レフの写真が整理できておりませんので、コンパクトデジタルカメラG-12の写真により取り急ぎ掲載です。

Img_32831 第七師団といえば、本年が機甲師団改編30周年。しかし、2006年の駐屯地祭にて豪雨があり、撮影機材の防滴対策が当時未発達だった東宝は大打撃を受ける事となりました。撮影機材の故障こそありませんでしたが、レンズの曇りにより撮影継続がほぼ不可能となり、満足な写真が撮れなかったわけです。こうした事情もありまして、第七師団の行事写真を紹介する際に悪天候写真が多いのはそういう理由だったりします。

Img_3288 あの年を契機に、当方は最大限の防護措置をとり、そのおかげで豪雨のさなかに撮影した豊川駐屯地祭、浜松基地航空祭ではその時点でもっとも納得のいく撮影が出来、加えて機材の故障もなく、さらに富士総合火力演習予行における夜間演習でも豪雨の最中導入したばかりのカメラを含め機材保全と撮影を両立させました。

Img_3321 正直なところ、東千歳駐屯地祭は数ある陸上自衛隊駐屯地記念行事の中で、迫力は最大級を超えて、最大、といって過言ではないでしょう。富士学校祭よりも迫力では数段上です。特に戦車の迫力は、一列二列ではなく一挙に五列で観閲行進するのですから、ここに勝る行事というのは思いつきません。

Img_3360 第七師団は機甲師団ということで、起動打撃による衝撃力を用いた前線の強行突破による敵主力の殲滅と戦線の崩壊を意図していますので、特にあらゆる装備が機械化されているというのも驚きです。そしてその多くが本土では中々見ることのできない装備、というのも特筆すべきでしょう。

Img_3395 機械化は徹底しており、戦車部隊はもちろん、普通科部隊も完全機械化、迫撃砲まで自走化されていますし、対戦車中隊はそもそも装甲戦闘車に対舟艇対戦車誘導弾が装備されているので配置はなく、特科ももちろん全てが自走榴弾砲、高射特科には自走高射機関砲と誘導弾が配備されているのです。

Img_3520 ここまでは想像がつくのですが、施設大隊や通信大隊まで装甲化されている、というのは驚きなのではないでしょうか。それはもう数両単位で本部管理中隊に配備、というのは本土でも事例は挙げられるのですが、通信中継車両や施設小隊の車両まで装甲化、偵察隊には戦車が配備され、連隊の情報小隊には偵察警戒車、これはもう重装備のひとことに尽きるのではないでしょうか。

Img_3686 加えて、第一電子隊という陸上自衛隊唯一といえるだろう電子戦部隊がいますし、第一高射特科団本部があり、さらには北部方面混成団の本部も駐屯地の表札には挙げられていて、式典に参加しました。駐屯地はとにかく広大で、一般開放されている地区だけでも見えるものはそれはそれは、という状態になっていました。

Img_3777 観閲行進の迫力は写真でしか表現できないのですけれども、模擬戦も規模がすごく、それはもう実弾を使用しない点を除けば迫力は富士総合火力演習と比較してもなかなかのもでして、一進一退とともに戦車部隊の攻撃前進、そして機械化部隊の速度を活かした展示とともに、空包の連続発射、地雷原処理装置の発射や富士総合火力演習と同じ煙幕の展開、凄かった。

Img_3910 今年は文字通りの快晴に恵まれまして、第二航空団からは練習機による祝賀飛行も実施、こうしたなかで毎回速報を掲載する際に用いているコンパクトデジタルカメラにもこれまでにない用法を実際に試す事が出来まして、行事とともに写真以外に得たものも多かったです。さいっごになりましたが、本日現地でお世話になりました皆様、開門前に正門付近でいろいろお聞かせいただきました首都圏からの方、道内にお住まいで海外の航空祭にも多くの経験をお聞かせいただきました方、そして何よりも隊員の皆様にこの場を借りてお礼申しあげます、ありがとうございました。

北大路機関:はるな

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第10師団創設49周年記念行事/守山駐屯地祭、本日実施!

2011-10-02 23:02:47 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆名古屋市の師団司令部

 本日、守山駐屯地祭に行ってまいりました。コンパクトデジカメの写真にて取り急ぎ速報です。

Img_2818
 守山駐屯地正門。本年は東日本大震災災害派遣と台風十五号災害への対応から関心が集まっていたのでしょうか、開門前に足を運んだのですが守山自衛隊前駅を出てすぐの信号のところまで、歩道両側が行列となっており、富士学校祭ほどではありませんでしたが、第11旅団祭よりも多く、東北方面隊記念行事の仙台駅シャトルバス乗り場の二倍ほど並んでいました。

Img_2829
 守山駐屯地祭には隊員850名が整列、観閲行進及び式典には117両の車両が参加しました。本年の守山駐屯地祭は災害派遣続く4月に派遣先の船岡駐屯地にて実質的な野戦任官という状況下、師団長を引き継いだ宮嵜泰樹陸将の初めての師団行事、ということになります。

Img_2834
 行事は式典、観閲行進、訓練展示模擬戦、装備品展示と一通りが実施され、遙か遠くまでを見通せそうな秋空とともにやや肌寒い中、行事は例年の規模で進められています。今年はどの撮影位置で撮影するか、マスコミ取材の方々の動きを見ながら、2006年に撮影した場所と同じ位置から新師団司令部の建物とともにとの構図で撮影することとしました。

Img_2851
 守山駐屯地は観閲行進を両行の位置から撮影でkる場所は、訓練展示の撮影が難しいことがありしかし駐屯地のグラウンドは決して広くはないことから取捨選択を念入りに行う必要があります。師団行事は連隊旗並ぶ観閲行進こそ真骨頂と真信じる当方ですが、訓練展示も中望遠であればそこそこ撮影できる位置を確保でき、現地で知り合った銀塩一眼レフ+赤鉢巻レンズ×3という気合いの入った御仁とともに一定の写真をカメラに収めることができたのは幸い。

Img_2863
 今回、毎度ご一緒させていただいている方は親不知治療激痛、山刈、寝坊と止むを得ない事情により来ることができなかった方も多いのですが、その後、合流することができた方々とともに見学することができました。帰路、瀬戸線でいつもお世話になっているS様と偶然お会いでき、貴重なお話なども聞かせていただいたのも有難かったです。最後になりましたが、現地でご一緒いただきました皆様ありがとうございました。

北大路機関:はるな

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東北方面隊創設51周年記念行事、本日霞目飛行場において実施!

2011-09-25 18:39:14 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■東日本大震災から約半年を迎えた東北方面隊

 本日、仙台で実施されました東北方面隊創設51周年記念行事へ展開しました。一眼レフのデータはまだ手つかずですので、コンパクトデジカメで撮影した写真のみ取り急ぎ掲載します。

Img_2556  東北方面隊は昨年の50周年記念行事とともに新しい新年を迎えた本年、近代史にもまれに見るマグニチュード9.0という巨大地震と最大39メートルともいわれる巨大津波により大きな被害を受け、自衛隊は創設以来最大の災害派遣任務を担うこととなり、東北方面隊は統合任務部隊司令部が設置、その矢面に立つこととなりました。

Img_2550  あの東日本大震災から半年と少し、本年は実施できないのではないかと言われた東北方面隊創設記念行事において、陸幕長へ昇進された君塚総監を引き継いだ渡辺新総監はどう訓示するのか、空前の災害に立ち向かった隊員たちの素顔は、などなど日本人としてどうしても見ておきたいものがあったため、足を運んだしだい。

Img_2560  東北方面隊創設記念行事へ展開するのは今回が三回目ですが、参加部隊が東日本大震災災害派遣で担った任務の一つ一つを部隊紹介で挙げられ、中には任務継続中の部隊もあり、改めて震災というものを考えさせられました。しかし、隊員20000、車両6500、航空機50の東北方面隊は地震を乗り越え、新しい一歩を進もうとしていること、案内、警備の隊員一人一人から感じることができたのもまた事実。

Img_2506  他方、これは蛇足ですが、大阪湾から仙台は少し遠かった・・・。大阪湾展示訓練は今年は競争倍率た非常に高い、ということを聞いていましたので、乗艦することはできないだろう、と金曜日の一般公開のみを考えていたのですけれども、御縁あって海上自衛隊の能力の一端を垣間見ることができたのは昨日の記事のとおり。

Img_2479  本年、大阪湾展示訓練は出港時刻が例年よりもかなり遅く、この時間ならばダイヤ改正で遅くなったと指摘される京阪で淀屋橋経由でも十分余裕を持っていける、ということはよかったのですが大阪港展示訓練ではなく大阪湾展示訓練、帰港時刻も例年より数時間遅くなっているわけでした。

Img_2463  大阪から仙台、かなり距離がありましてしかも大阪から夜行バスに乗ったのでは仙台到着が遅くなりすぎ、さりとて伊丹からの旅客機も適当な時間はありませんし、寝台特急も大阪と仙台を結ぶものはありません。そこで、かなりきわどい方法ですがなんとか1800の大阪港接岸から仙台へ間に合った、というお話もあったりします。

Img_2569  さて、今年度の東北方面隊創設記念行事ですが、観閲行進、訓練展示は行われませんでした。しかし、昨年作曲された方面隊50周年記念曲”七色の王国”が演奏され、音楽隊とともに74式戦車、FH-70榴弾砲、96式装輪装甲車が空包射撃を実施、UH-1が編隊飛行を行いました。戦車と大砲の射撃、これが復興の軌道へのる蕪矢となることを当方は心から願っています。

北大路機関:はるな

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富士総合火力演習2011、東日本大震災を乗り越えて本日実施

2011-08-28 23:15:11 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆G-12の写真を取り急ぎ掲載

 先ほど、東富士演習場から戻りました。一眼レフの写真はまだ整理していませんがコンデジ写真のみ取り急ぎ掲載。

Img_1203  90式戦車、装備品展示に向かい途中の写真。やはり良い場面は一眼レフで撮影、如何に技術が進歩しようともコンデジと一眼カメラが一眼レフを置き換えるのは当面先の事のように思います。しかし、SDカードを使えるという事は便利でして速報性という観点からこちらの写真を採用しました。

Img_1223  74式戦車、90式戦車、10式戦車。富士総合火力演習ならではの三戦車揃い踏み。あと十年としないうちに74式戦車は現役から退くことになりますので、この情景は貴重です。ほんの十年前に61式戦車と74式戦車、90式戦車の並びがみれなくなった、というところですからね。

Img_1232  天候ですが、射撃予行の際には富士山が見えていたのですけれども、開始と同時国には雲が垂れこみ、しかしF-2支援戦闘機による航空支援から、なるほど技術は進んだものだなあ、という一幕を以て総合火力演習の蕪矢として状況開始となりました。空挺降下などは影響が出ましたが、迫力の展示。

Img_1251  AH-64D戦闘ヘリコプターは30㍉機関砲を射撃、AH-1Sと異なり機関砲弾の薬莢受けがないとなると、なるほど運用は難しいのか、というところもありました。そんな迫力の展示でしたが駐車場への誘導に何かあったのか、状況開始となっても見学者入場が完了しなかった、という一幕。

Img_1255  10式戦車、まだ戦車教導隊へ配備が開始されていないとのことですので、機動展示なども含め実弾射撃が富士総合火力演習で展示されるのはもう少し先の事になりそうですけれども、世界で最も進んだ新型戦車、という事もあり装備品展示に登場しただけではありましたが、多くの注目を集めていました。

北大路機関:はるな

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