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多くの死傷者を出したユッケ事件の報道。
一口食べたユッケが原因で亡くなるとは、夢にも思わなかったでしょう。
私自身も含め、焼肉店でユッケを食べた経験のある人にとっては他人事とは思えない事件です。
ニュースを見ていてふと、金匱要略に牛肉について記載があることを思い出し、読み返してみました。
「禽獣、魚、蟲の禁忌ならびに治 第24」には肉や魚を食べる際の注意が記載されています。その中から、牛肉に関するものをいくつか紹介します。
・六蓄(豚、牛、羊、馬、鶏、犬)の肉で血がしたたっているものは食べてはいけない
・生肉を食べ、ミルクを腹一杯飲むとサナダムシがわく
・生肉を食べて中毒した場合の治療法
→地面を三尺掘り下げ、そこの土を三升取り、水五升で数回煮立て澄んだ液を一升飲む
・伝染病で死んだ牛を食べるとはげしい下痢をしたり塊ができる。下剤で下すのが良い
・牛肉を食べて中毒した場合→甘草の煎じ汁を飲む
・牛肉と豚肉をいっしょに食べるとサナダムシがわく
・およそ肝臓を軽々しく食べてはいけない
・肉の中に赤い斑点の有るものは食べてはいけない
この他にも豚、羊、鶏肉についての記載がありますので、興味の有る方は読んでみてください。