









☆第18話『つかみそこねた夢』
(1972.11.17.OA/脚本=永原秀一/監督=竹林 進)
ヨットでの日本脱出を夢見る若者たちが、その費用稼ぎに金庫破りを繰り返す。七曲署・藤堂チームは彼らに目星をつけるも証拠が掴めず、マカロニ(萩原健一)が潜入捜査に挑みます。
違法捜査だと言うのに、ボス(石原裕次郎)や山さん(露口 茂)が「適任者は1人しかいませんな」とか言いながら、半笑いでマカロニを送り出すノリの軽さw これも番組黎明期ならでは。
マカロニはフーテン達に混じっても全く違和感が無いのに対して、応援に駆けつけたゴリさん(竜 雷太)は一瞬で刑事だと見破られます。変装があまりにダサかったせいでしょうw
かように潜入捜査物にしては緊張感が無く、マカロニ以外の刑事がほとんど活躍しない(シンコと長さんは欠場)という異色作。
正体がバレてガチガチに縛られたマカロニが、漏らしたオシッコを潤滑油にして縄抜けするというw、創り手のやる気を疑うような展開もあったりします。
そんな異色作……を通り越して番外編とも言えるエピソードに、犯人グループの紅一点として登場されたのが、当時19歳の竹下景子さん。まだデビューしたてで無名だった時期の出演で、役名のある役を演じるのは恐らく初めてだったんじゃないでしょうか?
ブレイク後は「お嫁さんにしたい女優No.1」の座に長らく君臨し、巨泉さんの『クイズダービー』における「三択の女王」としても強い印象を残し、現在もバイプレーヤーとしてご活躍されてます。
『太陽にほえろ!』は後にテキサス(勝野 洋)&ボン(宮内 淳)時代の第187話『愛』にもゲスト出演されており、勝野さんとはドラマ『姿三四郎』や映画『ブルークリスマス』でもゴールデンカップルとして共演する事になります。
ほんとに清純そのもので、私も好きだった女優さんの1人です。知的なイメージも強いので、本作におけるフーテン娘(ただし正体は社長令嬢)みたいな役柄はレアかも知れません。
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