
庵野秀明 脚本&監督による特撮ヒーロー映画にしてシン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの最終作『シン・仮面ライダー』を観て来ました。
ネタばらしは一切しません。昭和の『仮面ライダー』を観て育った世代(特にシリーズ初期のテイストや、石ノ森章太郎さんの原作が好きな人)は絶対観に行くべし!とだけ言っておきます。
仮面ライダー1号=本郷猛に池松壮亮、ヒロイン=緑川ルリ子に浜辺美波、仮面ライダー2号=一文字隼人に柄本佑が扮するほか、森山未來、竹野内豊、斎藤工、長澤まさみ、西野七瀬etc…という豪華キャスト陣。
私が観てどう感じたかをここで語っても、意味が無い気がしてます。とにかく観に行って、ご自分で感じて下さいとしか言いようがない。
とりあえず、庵野監督のコメントを抜粋しておきます。
「僕の考えた『仮面ライダー』を作りたいではなく、『仮面ライダー』という作品に恩返しがしたかった」
「オリジナル作品を自作で超えるのではなく、オリジナルの魅力を社会に拡げ、オリジナルの面白さを再認識してもらうこと」
「子供の頃から抱いていた大人の夢を叶える作品を目指しています」
「ないないづくしの制作現場の状況下で、可能なかぎり作品のクオリティーが保たれる為の、最良の選択をするのが自分の仕事だと思っています」
「スタッフもキャストも自分も、やれることは全てやったと自負できる作品です」
本当に、全くその通りの作品になってると思うので、私から言い加えたいことが何も浮かばない。
ただ1つ、強烈に感じたのが、どんなに映像や演技が素晴らしくても、音楽の力にだけは勝てない!ってこと。
私が最も心を揺さぶられ、鳥肌が立って涙腺が緩んだのは、仮面ライダーが初めてサイクロン号をかっ飛ばす場面で、超カッコよくアレンジされたテーマ曲「レッツゴー!仮面ライダー」が流れる瞬間でした。
勿論、めちゃくちゃカッコいいビジュアルとの相乗効果なんだけど、もし、そこで流れるBGMが全くの新曲だったら、涙腺まで刺激されることは無かったはず。
子供時代にさんざん聴いた懐かしいメロディーだからこその感動。『シン・ウルトラマン』や『劇場版マジンガーZ/INFINITY』の出撃シーンでもそうでした。
あの場面を観られた(聴けた)だけで大阪まで出向いた甲斐があったし、その感動をまた味わう為にBlu-rayは必ず買うだろうと思います。あ、その前にサントラCDも。
だから、子供時代に昭和ライダーを観てなかった人が、この映画を観てどう感じるかは皆目見当がつきません。
『シン・ゴジラ』は単純に面白い!と思ったけど、本作と『シン・ウルトラマン』に関してはオリジナルに対する思い入れが強すぎて、評論めいたことを考える気になれない。だから、とにかく観てちょんまげ!としか言えません。
それと、浜辺美波さんが好きな人も絶対観に行くべし! ドラマとしては完全に彼女が主人公だし、これまた超カッコいいですから!
ほんと、それくらいしか言いたい事がありません。
あえて付け足すなら、有名作のリメイクやリブートを手掛けるクリエイターたちに、庵野さんの「オリジナル作品に恩返しがしたい」っていう姿勢を全面的に見習うべし!ってのは、声を大にして言いたいです。
おっしゃる通り、音楽本当に大切ですね。
この手の作品は音楽を聴きに行っていると言っても過言ではないですね。
ウルトラマンXの映画で初代ウルトラマンとウルトラマンティガが出てくるのですが、クライマックスでちゃんとバトルBGMがかかり、反射的に涙腺崩壊でしたw
シンウルトラマン然りですね、
シン仮面ライダーは
言いたいことはたくさんありますがとにかく泣きました笑
生きているうちにこんなものが見れて幸せです。
ベルトも買いました笑
あと数回行きますっw
熱いシーンもありましたが、シン・ゴジラとシン・ウルトラマンには無かった「切なさ」が今回の大きな特徴になったと思います。そこに「希望」をつないだラストシーンも良かったですよね!
泡、同意です。
あのシーンは辛かった…
ハチオーグのシーンでも
菊池俊輔さんの曲がかかってましたね。
そのあたりの
ショッカーの悪巧み的な部分も印象深いです。
様々な意見感想が見られる今作ですが
賛否、多様な見方を知るのも
オリジナルとの比較併せて、楽しいと思います。
「出来ることは全てやった」っていう庵野さんの言葉通りだと私は感じたので、なんの文句もありません。