スコッチ&ボン編に入ってから、ボン(宮内 淳)をあらためて新人刑事としてフィーチャーしようっていう、制作陣の意図を感じます。
テキサス(勝野 洋)がいた時は、あくまで新人刑事枠はテキサスのポジションであって、ボンは引き立て役でしかなかった。
そのテキサスがいなくなり、後釜のスコッチ(沖 雅也)は若いながら早くも中堅以上の貫禄で、やっとボンにも正式に新人刑事のポジションが回って来たワケです。
第223話『あせり』のレビューには「1年経ってもヒヨッコ扱いでボンが可哀想」みたいに書きましたけど、これはハリウッド映画で昨今流行りの「リブート」みたいなもんで、ボンの成長をもう1回最初から描き直す意図があってのこと、だったのかも知れません。
だから、スコッチ&ボン編の2クールと、ボン単独編の1クール合わせて約9ヶ月が言わば「ボン成長編」で、満を持して後輩のヒゲ男(ロッキー=木之元 亮)を迎えると。
そう考えれば、ボンは決して不遇な新人刑事だったワケじゃない。兄貴分のテキサスが愛され過ぎたせいで、注目されるのがちょっと遅れただけ。
これからがいよいよ、ボンの時代。宮内淳さんの人気も、この辺りからうなぎ登りになって行きます。
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