ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ケータイ刑事』シリーズ '02~'10

2019-05-11 00:00:21 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2002年から2010年まで制作され、BS-iを中心に地上波 (TBS) の深夜枠やCS等でも放映された、30分枠のドラマシリーズ。

警視総監を祖父に持つIQ180の女子高生が、特命刑事として携帯電話を武器に難事件を解決していく、一応ミステリー仕立ての刑事ドラマ。(スポンサーがdocomo社なんですねw)

私にとってこのドラマが素晴らしいのは、過去に我々世代が観てきた刑事ドラマのキャラクター達が、ヒロインの相棒役として登場してくれるから。

『太陽にほえろ!』の五代 潤(山下真司)に『華麗なる刑事』の高村一平(草刈正雄)、そして『噂の刑事トミーとマツ』の岡野富夫(国広富之)と松山 進(松崎しげる)らが、その後の姿を『ケータイ刑事』シリーズで見せてくれました。

特に最初の『銭形愛』では、第1話の冒頭で下川辰平さん扮する老警官が、五代刑事に新品のスニーカーをプレゼントするという、ファンなら涙なくして観られないオマージュ演出までありました。(下川さんは『太陽~』の長さん役であり、五代刑事のニックネームはスニーカーでした)

また、主演に抜擢された若手女優たちが、本作を機に次々とブレイクを果たした事から、『ケータイ刑事』シリーズは『太陽にほえろ!』と同様「新人の登竜門」みたいに云われるようにもなりました。

しかも初代ケータイ刑事=銭形愛を演じた宮崎あおいさんと、2代目=銭形舞を演じた堀北真希さんの2人が突出して出世した上、両者がライバル視されて不仲説も囁かれたりしたのが、まるで『太陽~』の初代新人刑事=マカロニを演じた萩原健一さんと2代目=ジーパンを演じた松田優作さんの関係とソックリなんですよねw

そして「謎は解けたよ、ワトソン君」の決め台詞で犯人の正体やトリックを見破ったヒロインが、水戸黄門の印籠よろしくケータイを掲げ、口上を述べながらストラップをびよ~ん!って武器にするw、明らかに『スケバン刑事』を意識した演出も定番でした。

シリーズが進むにつれパロディ的なお遊びがエスカレートし、ミュージカルや時代劇、サイレント、公開収録といった大胆な実験作まで飛び出して、劇場版も3作公開されるほどの人気シリーズとなりました。

私がよく観てたのは、やっぱり宮崎あおいバージョンと堀北真希バージョンで、どちらにも大いに萌えましたw 現在の彼女らにも萌えるけど、やっぱりハイティーン期の女子の輝きというのは、つくづく無敵だと思います。ロリコンと言われようが変態扱いされようが、これからも私は萌え続けるでしょうw

以下、TVシリーズ全作のタイトル&主要キャストを列挙します。この中に多部未華子さんの名前が含まれないのが残念……っていうか不思議なんだけど、ホントに錚々たるメンバーです。

『ケータイ刑事 銭形愛』(宮崎あおい、山下真司)

『ケータイ刑事 銭形舞』(堀北真希、山下真司)

『ケータイ刑事 銭形泪』(黒川芽似、山下真司、草刈正雄)

『ケータイ刑事 銭形零』(夏帆、草刈正雄、山下真司)

『ケータイ刑事 銭形雷』(小出早織、国広富之、草刈正雄)

『ケータイ刑事 銭形海』(大政 絢、草刈正雄、山下真司、松崎しげる)

『ケータイ刑事 銭形命』(岡本あずさ、松崎しげる)

『ケータイ刑事 銭形結』(岡本杏里、辰巳琢郎)

……以上、ヒロインは全員、同じ祖父を持つ姉妹だったり従兄弟だったりするんだけど、さすがにこれだけの人数になると設定に無理がありますねw
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『おみやさん』シリーズ '02... | トップ | 『ケータイ刑事/銭形愛』#01 »

コメントを投稿