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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』#496

2024-01-28 05:55:13 | 刑事ドラマ'80年代

昨年9月以来となる『太陽にほえろ!』レビューは、原昌之=ジプシー刑事(三田村邦彦)の登場編(#495)から1話挟んでのジプシー活躍編。

ただし実質の主人公は最若手のラガー刑事(渡辺 徹)で、京都で撮ってる『必殺仕事人』シリーズとの掛け持ち出演で忙しすぎる三田村さんは、ほぼ前半しか活躍しません。

が、熱血漢のラガーと組むことでジプシーのクールさが際立つし、さりげなく後輩をサポートする彼の優しさも垣間見える好編となりました。

ちょっと早すぎるんですけどね、優しさを見せるのが。登場編であれだけニヒル&クレイジーな一匹狼ぶりを見せつけてから、わずか2話目ですから。

今でこそテレビ業界における”大人の事情“ってヤツが想像できるけど、リアルタイムで観たときはズッコケましたよ。誰よりもズッコケたのは三田村邦彦さんかも知れないけどw




☆第496話『ジプシーとラガー』

(1982.2.19.OA/脚本=小川 英&尾西兼一/監督=鈴木一平)

4年前に現金輸送車を襲って九千万円を奪った二人組のうち、1人だけ捕まった木谷(吉永 慶)が刑期を終えて出所します。

木谷が見知らぬ男の誘いに乗って強盗に加担したのは、妻の郁代(高尾美有紀)が交通事故を起こして一億円以上の賠償責任を負い、切羽詰まってたから。

なのに金を主犯者に独り占めされた挙げ句、自分だけが捕まっちゃった木谷に、ラガーは「お人好しでドジなやつ」と同情するんだけど、ジプシーは「主犯に復讐するつもりじゃないか」と懐疑的。

いずれにせよ木谷が主犯者と接触する可能性が高いと睨んだボス(石原裕次郎)は、ジプシーとラガーに木谷をマークするよう命じます。



この時点における二人の距離感は、こんな感じ。



で、ギクシャクしつつも調べてみると、木谷が事件後すぐに離婚していたことが判明。

それは愛する郁代を世間に「犯罪者の妻」呼ばわりさせない為の優しさだと主張するラガーと、「(郁代が背負った)借金と縁を切る為に別れたんだ」と切り捨てるジプシー。

「木谷がそんな計算高い男だとは、ボクには思えません!」

「どう思おうと、それはキミの自由だ」

あくまで性善説を信じる熱血漢ラガーと……



今のところは登場編で見せたニヒルさをキープしてるジプシー。



なんにせよ男前すぎるコンビです。しかも揃って身長180cmクラスだから目立ってしょうがないw



そのせいか尾行はバレてしまい、ジプシーが署に“定時連絡”してるスキにラガーが襲撃され、木谷は行方をくらませちゃう。



やはり木谷は、ジプシーが言った通りの冷血漢なのか?

この辺りの展開で私は「あれ?」って思いました。かつてのスコッチ(沖 雅也)を凌ぐほどのロンリーウルフと謳われ、実際に登場編でさんざんスタンドプレーを見せつけたジプシー刑事が、律儀に定時連絡? しかもそのスキに容疑者を取り逃すって……

それはともかく捜査が進み、4年前に木谷を巻き込んだ主犯者が、南郷という金融会社の社長らしいと判るんだけど、その南郷の所有する自動車が爆発炎上し、運転席から木谷と思わしき焼死体が発見されるのでした。



車のオーナーである南郷も行方をくらませており、木谷を事故に見せかけて(口封じに)殺したと見て間違いなさそう。やっぱり木谷は、ラガーが想像した通りの「お人好しでドジなやつ」だった?

ところがジプシーのニヒルな捜査により、焼死体が南郷である可能性も浮上! それどころか、発見された証拠はジプシー説を裏づけるものばかり。



↑というワケでドック刑事(神田正輝)も加えた三田村・渡辺・神田の「ミワカントリオ」揃い踏み。3人とも文句のつけようがないハンサムぶりで、そりゃ当時のアイドルブームにおける人気沸騰も頷けます。それが沈みかけの太陽を押し上げてくれたんだから、ホントに感謝しかありません!

さて、主犯者の南郷が殺され、現金も消えたとなると、さすがのラガーも木谷=善人説を撤回するしかありません。



「間違いないって思ったんだけどなあ……」

「だったらなぜ、その説を捨てる?」

「でも、原さん」

「一度信じたことは、オレは叩きのめされるまで捨てない。それが出来ないんだったら、オレは初めから信じない」

「ムチャ言わないで下さい! これだけ逆の証拠が出揃ったら、どうしょうもないじゃないですか! もう、叩きのめされたのと同じじゃないですか!?」

「…………」



「違うって言うんですか? こうなってもまだ、死体はやっぱり木谷だったっていう可能性が、あるって言うんですか?」

「…………」

「そうかなあ……ま、いいや。どうせだから、もう一度信じてみよう!」



うっすらと微笑むジプシー。いい人ですw いや、いい人じゃないとダメなのは分かってるけど、それを見せるのが「早すぎる」んです。しつこいようだけど。

そんなジプシーのお陰で発奮したラガーは気づきます。証拠なんか、その気になれば捏造できる!と。



正解でした。ドック&ロッキー(木之元 亮)の協力を得て、ジプシーが京都で裏稼業してる間に証拠を徹底的に洗い直したラガーは、あの焼死体が“お人好しでドジな木谷”であることを見事に証明!



慌てて戻ってきたジプシーと共闘し、とんでもない悪人としか言いようのない南郷をカンザシで抹殺はせず、逮捕するのでした。



「原さん。オレは原さんの一言で考え直したんです。だから手錠は原さんが」



「オレに妙な気兼ねはやめるんだ。初めから推理の筋道は2つあった。キミの選んだ方が正しかった。それだけのことだ」



ナイスガイですw それでいいんです。いいんだけど、ただ、早すぎる! 何度でも言います。

今にして思えば、かつてスコッチが初登場した頃の『太陽にほえろ!』は人気絶頂期=無敵状態だったけど、そのあと存続の危機を経て、やっと盛り返してきたばかりの『太陽〜』にはきっと、何ヶ月もかけてキャラクターを掘り下げるだけの余裕が無かった。

つまり、ジプシー刑事が本当はナイスガイであることを早めにアピールし、視聴者離れを防ぐ必要があった。

だったら最初からそうすりゃ良かったじゃん!って話だけど、一方では「スコッチが抜けた穴(つまりロンリーウルフ枠)を埋めないと!」っていう焦りもあり、2つの思惑が錯綜した結果、わずか2週でこの笑顔……だったのかも知れません。

リアルタイムで観たときはギャップに戸惑うばかりだったけど、登場編を無かったことにして観直すと、これは地味ながら良いエピソードだと今は思います。



セクシーショットは、スナックのママ=かおる役でゲスト出演された、山科ゆりさん。日活ロマンポルノと並行して特撮ヒーロードラマ(トシさん=地井武男さんも出てた『電撃!! ストラダ5』)にもヒロイン役でレギュラー出演された、唯一無二の女優さん。

刑事ドラマにも『特別機動捜査隊』『特捜最前線』『大空港』『西部警察』『西部警察PART II』『新・女捜査官』など数多くゲスト出演されてます。


 

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『さすらい刑事旅情編』1―#14

2023-12-02 15:44:05 | 刑事ドラマ'80年代

’80年代の「女子大生ブーム」を牽引する存在だった川島なお美さんが、女子大生を登場させるのが大好きなこの番組に呼ばれたのは、そりゃもう必然でしょう。

オールナイトニッポン、お笑いマンガ道場、ヘアヌード写真集、世良公則さんとの不倫報道(これは知らんかった)、そして連ドラ版『失楽園』の全裸ラブシーン等、多彩な活躍で常に話題を提供し続けてくれた川島さん。

本作が放映された1989年にも、7年間レギュラーを務めた『お笑いマンガ道場』の卒業と同時にロケバスの転落事故に巻き込まれて骨折したり…… そして最後は癌を患い、54歳という若さで他界されました。

世間一般から見たイメージはどうだか知らないけど、なんかこう悲劇的というか被虐的というか、中森明菜さん等に通じる暗さが川島さんにもあったような気がします。

今回の役がまた、そんな川島さんのいじめられっ子イメージを存分に活かした感じで、まさにこれは彼女のために用意されたようなエピソードです。




☆第14話『特急さざなみ21号・女刑事にあてた遺書』(1989.1.25.OA/脚本=香取俊介/監督=天野利彦)

品田というテニス倶楽部のイケメン・インストラクターが、特急“さざなみ”の座席で遺体となって発見されます。当時のJRはニューヨークの地下鉄よりも恐ろしい!(最近はL.A.の方が物騒でしたっけ?)

で、品田の死因は青酸カリウムによる毒死(またかよ!)なんだけど、彼が鉄道警察隊の花井刑事(若村麻由美)に宛てた遺書を持ってたもんだから高杉警部(宇津井 健)が折り目正しく驚いた!



「キ、キミはあんな軽薄そうな男とチョメチョメを!?」



「私が誰とチョメチョメですって!?」



遺書を見て一番驚いたのは花井自身。確かに友人と何度かテニス倶楽部へ行き、インストラクターと知り合いにはなったけど、チョメチョメした覚えはまったく無い。そもそも遺書とチョメチョメは関係ない。

単なる自殺じゃないことは明白で、品田の周辺を調べてみたところ浮かんで来たのが、彼と結婚間近だった社長令嬢の相沢ユミ(川島なお美)。



だけどユミに婚約者を殺す動機は見当たらず、その次に浮上した容疑者が、ユミの父親が経営する会社の従業員で、かねてから彼女に想いを寄せてた中西(新井康弘)という若者。

案の定、中西は行方をくらませ、なぜかわざわざ房総半島の館山(特急“さざなみ”で行けます)くんだりまでユミを呼び出して、彼女を尾けてきた花井刑事らに身柄を確保されるのでした。



余談ですが、今回はゲストの川島なお美さんも、花井刑事役の若村麻由美さんも、そしてリーゼント刑事(三浦洋一)の妹=恵里役の相川恵里さんも、それぞれ茶色のジャケットを着用するシーンあり。



同じ場面で被らないようには配慮されてるけど、3人の女優さんが演出意図もなく同じ色を着るのはレアかも知れません。当時の流行りだったのか、スタイリストさんがよっぽど好きな色だったのか?

ファッションにはまるで興味ナッシングな私ゆえ普通に観たら気づかないけど、こうしてレビューする為に画面撮りしてると思わぬ発見があって面白いです。



さて、正直言ってどーでもいい真犯人の正体は中西じゃなく、大事な一人娘がチャラいモテ男の品田に嫁いで行くのがどうしても許せなかった、ユミの父親=相沢社長(内藤武敏)でした。

エピソード後半は自家用モーターボートを使ったセレブならではのアリバイ工作を、リーゼント刑事たちが崩していく凡庸な展開となりました。



自分の父親が、自分の婚約者を殺害した罪により、眼の前で逮捕されちゃうという究極の悲劇。いじめられっ子キャラの本領発揮です。



そして父親の股間に顔を埋めて泣きじゃくるユミを、ただ黙って見つめるしかない花井刑事。

殺された品田が花井宛ての遺書を持ってたのは、もちろん相沢社長による偽装。

品田のマンションに忍び込んだ際、スケコマシの習性で眼をつけたナオン(女性のこと。死語?)たちのデータを記したメモがあり、その中に彼女の名前と住所があり、まさか刑事とは思わず宛名に利用しただけ。

かなり強引かつ安易な話だし、主役の刑事がただの傍観者で終わってるのが何よりつまんない。

だから、宇津井健さんが大いに笑わせてくれる次のラストシーンが無ければ、私はレビューする気になれなかったと思います。



「背筋が伸びてる」のを通り越して「反り返ってる」ようにさえ見える、あまりに折り目正しい高杉警部の立ち姿だけで私は笑っちゃうw



「親というものは、余計な心配をするもんです。話し合えば何でもないことでも、なかなかそれが出来ない」

警部もつい最近、東京駅で恩師を見送りに来た我が娘を見かけて「あんな歳の離れた男とチョメチョメを!」って早とちりし、恥をかいたばかりなのでした。

「……私、父とお互い納得できるまで話し合うべきでした。私だけの気持ちで……父のこと少しも考えてなかった。今さら、もう遅いですね」

「遅くなんかないよ。キミはまだまだ若い。お父さんが罪を償って出てくるまで、しっかりと生きることだ」

で、私を大いに笑わせたというかズッコケさせたのが、ここからの展開。



ずっとユミに片想いしてた中西は、可愛がってくれた相沢社長への恩義もあって、その罪を被るためにわざと彼女を(はるばる房総半島まで)呼び出し、密会した。

あまりにストイックで義理堅く、スケコマシとは対極にいるようなナイスガイの中西。それだけでも「んなヤツはおらんやろ〜」って私は思うのに、高杉警部はこう仰るワケです。

「今のユミさんにとって、一番必要な人じゃないのかな?」

「…………」



えええぇ〜っ? いやいやいやいや! 夕景の美しさで何となく誤魔化されそうだけど、成立せんでしょそれは?

あんな絵に描いたような遊び人と(父親の反対を押しきって)結婚するつもりだった社長令嬢が、こんな実直にも程があるヒラ社員と結ばれて、満足できるワケがない!と私は思うんだけど……

しかも、権力を傘に着た警察官たちによる押しつけで! あんたら責任とる覚悟はあるんかい!?って話です。

品田は確かに女たらしだったけど、ユミを裏切るような事をする前に殺されちゃった。つまり彼女の中じゃステキな想い出のままで、それを父親に奪われたトラウマは一生もんですよね。

社長令嬢とヒラ社員みたいな格差婚は無くもないにせよ、この2人にとっては地獄にしかならんと私は思う。

こんなのちっとも美談じゃない。女性に対して甘い幻想を抱いてた若い頃ならともかく、何度も痛く切ない思いをしてきた今の私には、舞台上の役者たちが一斉にズッコケる喜劇にしか見えません。だからホントにこれは、気軽にレビューできる番組なんですw


 


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『さすらい刑事旅情編』1―#05

2023-11-26 18:00:02 | 刑事ドラマ'80年代

というワケで『さすらい刑事旅情編』です。いまだ当ブログの人気記事トップ10に毎日、少なくとも2本、多いときは5本とか入ってたりします。

その人気の理由は不明のままですが、需要があるなら応えたいし、記事数を増やせばトップ10の全てが『さすらい刑事〜』で埋まっちゃう!なんて珍事も起こり得なくは無い(起こったら面白い!)ので、東映チャンネルさんが放映してくれてる間は(セクシーグラビアを発表されてる女優さんのゲスト回だけ)チェックし、ちょこちょこレビューしていこうと思ってます。 (『太陽にほえろ!』みたいに特別な思い入れが無いぶん、逆にやり易いんですよね)




☆第5話『寝台急行“銀河”に消えた女子大生』(1988.11.16.OA/脚本=篠崎 好/監督=中津川 勲)

またまた女子大生ですw と言ってもシーズン1の第5話なので、これが幾多ある女子大生シリーズの記念すべき1作目だろうと思います。

女子大生と来れば若手女優やグラビアアイドルたちの出番。すなわち本ブログで取り上げる確率が高くなるのは自然の摂理で、もし毎回のように女子大生が出てくる番組っていうイメージが皆さんに定着してるなら、私のせいですw (まぁそれにしてもホントよく出てくる)



で、たまたま近い席に着いたレギュラーの刑事が彼女たちと意気投合する、伝統的ワンパターンの出発点もたぶんコレ。

今回は独りで大阪に出張してた神田刑事(渡辺裕之)が、帰りに乗り込んだ東京行き寝台急行「銀河」車内で旅行帰りの女子大生トリオ(可愛かずみ、松永琴、岩本千春)と出逢い、即座に仲良くなっちゃう。これほど荒唐無稽な話はありませんw



ふつう、寝台車で、マフラーぶら下げた色黒マッチョの中年男が缶チューハイ片手に近づいて来たら、即座に車掌さん呼ぶかスタンガン構えますよねw

とはいえ、そこは作劇上の都合だから仕方ありません。舞台を整える段取りってヤツです。言うまでもなく、東京に着くまでの道中で女子大生の1人が何者かに毒殺されるワケです。



寝台車は満席で、被害者が発見された寝台にも客がいた筈なのに行方不明。そいつはいったい何者で、どこへ消えたのか? 皆が寝静まった寝台車で彼女にどうやって毒を飲ませたのか?

今回は西村京太郎風トラベルミステリーってことで、折り目正しい高杉警部(宇津井 健)率いる鉄道警察隊“東京丸の内分駐所”のメンバーたちがトリック殺人の謎解きに挑みます。



しかし、ゲストの可愛かずみさんも可愛いけど、花井刑事役の若村麻由美さんもまた初々しくて可愛い!

マフラーぶら下げたマッチョ刑事と出逢ったとき、可愛さんはこんな仕草で彼のハートを射抜いたワケですが……



花井刑事も負けじとこのポーズ!



『科捜研の女』シリーズ等でお見かけする最近の若村さんとはかけ離れたイメージで、これぞ人に歴史あり!

それはともかく、当然メインゲストの可愛さんに容疑が絞られていき、主役の刑事が苦しむのもまたお約束。



殺された女子大生の預金口座には、毎月「赤ずきん」という名義で一定額が振り込まれていた。その赤ずきんが、どうやら可愛さんの架空名義であることが判明します。

「赤ずきんちゃんは、狼に襲われました。私も……狼に襲われたんです」



レイプ絡みのストーリーもお馴染みのネタ。半年前、見ず知らずの若い男にレイプされた可愛さんは、それをネタにユスられていた。



そんな野蛮なことする若い男と言えば、’88年当時だと小沢仁志か小沢和義しかいません。今回は弟のほうでした。



「オレは頼まれてヤッただけだよ。女ってのはホント怖えよな♪」

「貴様あーっ!!」



こんな小沢和義は’70年代ならタコ殴りの刑に決まってるけど、ホント情けない時代になっちゃいました。逆に神田刑事が同僚のリーゼント野郎(三浦洋一)に殴られちゃう始末です。



小沢和義に可愛さんをレイプするよう依頼し、彼女から金をユスってたのは、毒殺されたあの女子大生。ロックオンしてた金持ちの商社マンが可愛さんと結婚することになり、モーレツに嫉妬したのが動機でした。

病弱な母親を早く安心させたい可愛さんは、その結婚をどうしても手放せなくてユスリに応じて来たワケです。

確かに女ってのは恐ろしい。レイプの差金とかユスリとか殺人とか、それより何より、お互いそんな関係なのを承知の上で、一緒に満面の笑顔で旅行してた神経があまりに怖すぎる!😱



まあ、これで真犯人が可愛さんなのは決まったようなもんだけど、証拠がない。

そこで都合よく現れたのが、あの寝台車にたまたま乗り合わせて犯行を目撃し、今になって可愛さんに口止め料を要求してきたフリーター。

そんな卑劣なことを思いつくフリーター役が似合うのは、’88年当時だとこの男しかいません。



出た、ひかる一平! 可愛さんがポルノ映画でデビューしながらアイドルとして大活躍されてるのに対し、自分は『金八先生』の生徒役でチヤホヤされたのに今は何だかパッとしない、その対照的な境遇が許せなかったんでしょう。

もちろん、そんな一平が女子大生の用意できる金額に納得するワケがありません。


なまじ可愛くてお乳が大きかったりすると、同性には嫉妬されるし異性にはこうしてカモられちゃう。こういうのを見ると「フツーが一番」って思います。



しかし刑事が悪党を殴ることすら許されなくなった時代。一平がそのまま可愛さんを犯せるワケもなく、あっさりリーゼントに逮捕されてジ・エンド。

一平を殺すつもりで忍ばせてた果物ナイフで、可愛さんは自殺しようとしますが……



「親より先に死ぬのは最大の親不孝だぞ! お母さんがどれだけ悲しむんだ!?」



「やり直せばいいんだよ。とりあえず今夜は、俺とファイト一発だ!」



「……えっ?」

最後に少しだけ私なりの創作を加えたけど、容姿に恵まれたからって良いことばかりじゃないっていう、これは人生訓話ですよね。作者にそんなつもりは無かったかも知れないけど、私はそう解釈しました。

ロマンポルノから一般作品に進出し、成功された女優さんは美保純さんを筆頭に少なからずおられるけど、前述のとおり“アイドル”としてメジャーになった可愛かずみさんは稀有な存在かと思います。

あのスレンダーボディにぼよよん過ぎるおっぱいが天然なのかどうか知る由もないけど、こんなに可愛い子が!?っていう当時の衝撃は忘れられません。

刑事ドラマは他に『誇りの報酬』『ジャングル』『さすらい刑事旅情編 II』『ララバイ刑事』『はぐれ刑事純情派VII』『風の刑事・東京発!』『はみだし刑事情熱系』等にゲスト出演されてます。


 

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『爆走!ドーベルマン刑事』#01

2023-11-19 19:50:03 | 刑事ドラマ'80年代

1980年は、テレビ史上で最も刑事ドラマが熱かった年かも知れません。良く言えば百花繚乱、悪く言えば粗製乱造。

’72年から続く『太陽にほえろ!』を筆頭に『Gメン'75』『特捜最前線』『西部警察』『噂の刑事トミーとマツ』『大空港』『鉄道公安官』『走れ!熱血刑事』『大激闘/マッドポリス'80』『87分署シリーズ/裸の町』『非情のライセンス』『あいつと俺』『警視―K』と、その9割近くがアクション系の作品という激戦ぶり。

そんな時代を勝ち抜くため創り手たちが重視したのは、旬のスターをキャスティングするのは勿論、いかに他作品とは違った個性を打ち出すか?っていう命題だったに違いありません。

そこでテレビ朝日&東映コンビが4月にスタートさせたのが、全22話の痛快アクションドラマ『爆走!ドーベルマン刑事(デカ)』。

放映枠は月曜夜8時台、ライバル局のTBSが『水戸黄門』や『江戸を斬る』といった時代劇シリーズで安定した視聴率を稼ぐ、これまた激戦区。

その枠で勝負するなら、時代劇をあまり観ない若年層にターゲットを絞ろうって事で白羽の矢が立ったのが、ちょっと前に週刊「少年ジャンプ」で人気を博した原作=武論尊、描画=平松伸二による劇画『ドーベルマン刑事』なのでした。




☆第1話『黒バイ部隊出動す!』(1980.4.7.OA/脚本=四十物光男&田波靖男/監督=小西通雄)

ところがどうでしょう、実際に放送されたのは黒沢年男率いるライダー軍団が3頭のドーベルマン……ではなくシェパード犬と一緒にアスファルトジャングルを駆け廻るという、主人公の名前以外に原作との共通点が1つも見当たらない、まさに珍品中の珍品と呼べる番組。

’77年に公開された深作欣二監督&千葉真一主演による劇場版『ドーベルマン刑事』はストーリーこそ原作無視だったけど、劇画に負けないバイオレンス描写で一応の面目は保ってました。

けど、こちらは夜8時台の若年層向けテレビ番組ですから、設定から何から全て再構築する以外にすべが無かったんでしょう。

そうして生まれたテレビ版のオリジナル設定、警視庁・晴海分署「黒バイ部隊」の隊長を務める主人公=加納錠治に扮したのが、『兄弟刑事』『大空港』の黒沢年男(現・黒沢年雄)。



黒バイ部隊随一のイケメンで元・白バイ隊員の矢部雄二に、『おやこ刑事』の名高達郎(現・名高達男)。



本作の直後、名高さんは『ザ・ハングマン』シリーズでも黒沢さんと共演することになります。

続いて第2のイケメン枠を担う若手隊員=酒井一郎に、『刑事くん(第5部)』『鉄道公安官』『大都会 PART III』の星正人。



二枚目半キャラの若手隊員=加山晴彦に、アイドルグループ「ずうとるび」で人気を博した新井康弘。



黒バイ部隊の紅一点で警察犬たちの世話係も務める白鳥冴子に、『熱中時代 刑事編』の神保美喜。



空手アクション担当の平田京介に、『仮面ライダー』『ロボット刑事』の矢吹二朗(別名義は千葉治郎で、JAC総師=千葉真一さんの実弟)。



黒バイ部隊の創設者である晴海分署の署長=西谷正道に、『東京バイパス指令』『Gメン’75』の夏木陽介。



庶務・経理担当で黒バイ部隊のお目付け役=森 鉄之助に、元 ザ・ドリフターズの荒井 注。



そして黒バイ部隊に協力する本庁・特命刑事課の美しき女豹=五十嵐 薫に、『燃える捜査網』『大非常線』『夜明けの刑事』『明日の刑事』『噂の刑事トミーとマツ』の、志穂美悦子。



さらに警察犬のアレックス、シーザー、バロンが黒バイ部隊にこき使われ……いや、率先して常に全力疾走の大活躍!



この番組の刑事たちは犬をバイクで追い回すだけでラクそうだけど、『太陽にほえろ!』のテキサス(勝野 洋)やボン(宮内 淳)は一緒に走ってましたよね、シェパードと。今思えばクレイジーとしか言いようありませんw

そもそも犬をこんなに走らせるだけで現在なら動物虐待とか言われちゃいそうです。

兎にも角にもこの疾走感&スピード感こそが『爆走!ドーベルマン刑事』最大の売りであり、魅力でもあります。走るのは犬とバイクであって人間はサボってるけど、スタントマンたちはきっと命懸け。



↑なにせこういうバイクアクションが毎回登場しますから、スタントマン冥利に尽きるってもんでしょう。バイク好きの視聴者にとっても“美味しい”ドラマだったかも?

初回のストーリーは、未婚のヤングママが何者かに赤ちゃんを拉致されるシーンで幕を開けます。そのママに扮したゲストは前年から『鉄道公安官』『Gメン’75』『太陽にほえろ!』『特捜最前線』『噂の刑事トミーとマツ』等と刑事ドラマに出まくってる、谷川みゆきさん。



そして、みゆきさんと毎晩チョメチョメして子供を産ませながら、ビビって父親になることから逃げてるアホ青年を演じたゲストが、当時いよいよ主演級スターに羽ばたく寸前だったJACの若きエース、真田広之さん。



黒バイ部隊が赤ちゃんの行方を探してるワケだけど、そのアホ青年がなぜか捜査に協力してくれない。

そこで国際的な「逃がし屋」組織を捜査してた本庁の五十嵐刑事が合流してきます。



ということは、赤ちゃん誘拐事件に逃がし屋組織が絡んでる。そして赤ちゃんの父親であるアホ青年は、映像業界でスタントマンを務めるほどの凄腕ライダー。

そう、組織は刑務所に護送される予定の大物犯罪者(今井健二)を海外へ逃がすため、赤ちゃんを人質に取ってアホ青年に協力させようとしてる。



アホなもんで組織の言いなりに動く青年のバイクを黒バイ部隊が追跡し、放置された赤ちゃんの行方を警察犬たちと白鳥刑事が捜索します。早く見つけないと赤ちゃんが死んじまう!



バカ正直に大物犯罪者を港まで運んだアホ青年は、当然ながら口封じに殺されそうになります。



が、悪いことは出来ません。あまりに卑劣なやり方で海外逃亡を謀った犯罪者たちは、まず黒ずくめのアフロ男に鬼の形相で追い駆けられ……



ナナハンの黒バイにも追い回されて撥ね飛ばされ……



あまりに動きが速すぎて静止画だと何をやってるのか判んない、悦ちゃんの女必殺拳を300発ほど浴びて……



サニー千葉の弟には絞首され……



後のハングマンには腕をへし折られ……



最後はやっぱり黒ずくめアフロにタコ殴りされた挙げ句に踏みつけられ……



鬼の形相で恫喝されて、赤ちゃんの居所を吐いちゃうのでした。

これが真の意味での“刑事ドラマ”です。謎解きだの人情だの言ってる間に弱者の幸せが奪われちゃう。目には目を! 暴力で人を傷つけた輩には百万倍の暴力を!

あの頃、西部署の団長(渡 哲也)も、マッドポリスのキャップ(渡瀬恒彦)も、殺人課のミスター(菅原文太)も、四機捜の“加納”主任(杉 良太郎)も、そして走る熱血お祭りサンバ男(松平 健)でさえも、卑劣な悪党には容赦ない体罰を徹底的に与えてました。そりゃもうしつこいほどに!

現実にはそんなこと、誰にも出来やしません。だからせめてフィクションの世界で憂さを晴らしてもらう。それが刑事物だったりチャンバラ物の役目だった筈なんです。



閑話休題。意外と少ないかも知れない、志穂美悦子&真田広之のツーショット。



そして意外と背がちっちゃい真田さん。それでも長年ハリウッドで活躍されてるんだから、やっぱり凄い。こんなアホな役はもう二度と演らない事でしょうw



黒バイ部隊&警察犬たちの活躍により、赤ちゃんは無事に救出され……



目が覚めた青年はアホを卒業し、ようやく父親になる覚悟を決めるのでした。



いや〜凄い。まさに理屈抜き! どういう経緯で黒バイ部隊が生まれ、なんで警察犬が常駐してるのか、説明はいっさい無し! そして何より、原作の要素が1ミリたりとも残ってない!

そんな事どーでもいい、とにかく痛快でスピーディなアクションを見せる為の番組なんだよ!っていう潔さ。

だから、ここであらためて語るべきことも見当たりません。面白い!の一言です。こんな事やってる番組、ほかにありませんから。

10年以上前にCATVで観た時は「やたら芝居が熱いなあ」「テンション高いなあ」ぐらいしか思わなかったのに、ひたすら謎解きしかしない無個性な刑事ドラマ群(の団子レース)を何年も何年も何年も見せられてきた現在は、とっても眩しく感じられます。

比較論を始めると愚痴にしかならんのでやめときますが、つくづく「ええ時代やったなあ」って結論にならざるを得ません。

セクシーショットは白鳥刑事役の神保美喜さんです。


 


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『もっとあぶない刑事』最終回

2023-10-22 21:35:14 | 刑事ドラマ'80年代

松田優作&中村雅俊の主演による東宝作品『俺たちの勲章』の続編、というより“リブート”的な内容だった中村雅俊&根津甚八『誇りの報酬』のあとを受け、1986年10月に日本テレビ系列の日曜夜9時枠でスタートしたのが、舘ひろし&柴田恭兵を主演に迎えてセントラル・アーツ社が制作したTVシリーズ『あぶない刑事(デカ)』。

すでに’80年代ならではの遊び感覚を備えた『誇りの報酬』に“オシャレさ”を付加し、それが舘ひろし&柴田恭兵のみならず浅野温子、仲村トオルという当時“トレンディー”だった俳優陣の個性とも見事にマッチして、2016年公開の完結編『さらばあぶない刑事』まで7本もの劇場版が製作される大ヒットシリーズとなりました。(またまた復活するとの噂もあり)

で、今回レビューするのは放映枠を金曜夜8時台に移して1988年10月からスタートしたTVシリーズ第2弾『もっとあぶない刑事』の第25話=最終回。

日テレの金曜夜8時と言えば『太陽にほえろ!』や『ジャングル』、そして後の『刑事貴族』シリーズへと繋がる伝統の刑事ドラマ枠。そういう意味でも最後はちゃんと締めて欲しかったのですが……

この最終回は酷い。第1シリーズには大いにハマった私だけど、劇場版2本を挟んで制作されたこの第2シリーズは内容が空虚すぎて初回から乗り切れず、途中で脱落したもんで最終回を観たのは今回が初めて。

呆れました。これはマジで酷い! 人気にアグラをかいて視聴者を完全にナメてる、と言わざるを得ない内容です。元凶はおそらく、石原裕次郎さん亡き後に石原プロモーションをさんざん迷走させた、あの“専務ーK”だろうと思いますが……

そのK専務の操り人形だった舘ひろし氏や、忖度して逆らえなかった日テレとセントラル・アーツにも責任はあるでしょう。

あんまり酷いからレビューは簡単に済ませます。なので今回は早めにアップ出来ると思いますw




☆第25話(最終回)『一気』(1989.3.31.OA/脚本=大川俊道/監督=長谷部安春)

『ベイシティ刑事』の最終回にも登場した本牧のレストランバー「ゴールデンカップ」に二人組の強盗が押し入り、港署・捜査課の“あぶない”コンビ=ユージ(柴田恭兵)&トオル(仲村トオル)が駆けつけます。

で、途中から唐突に現れたタカ(舘ひろし)が強盗の片割れを仕留めるんだけど、ユージ&トオルはもう片方に逃げられた上、覆面パトカーを奪われるという大失態までやらかしちゃう。



「モ……モラルが無いよな、近頃の犯罪者は💦」

このテのドジは“あぶない”コンビにとって日常茶飯事なワケだけど、ちょっと待ってくれ。何かが違う。

「お二人さん、また派手にやらかしたんだって?」



それを知った少年課の狂女=カオル(浅野温子)が冷やかしたり騒いだりするのも見慣れた光景……の筈なのに、めちゃくちゃ違和感がある!

そりゃそうです。派手にやらかしたのはユージ&トオルであって、タカはほとんど絡んでない。なのに、なんでタカが冷やかされるのか?



「どうする?」

「いやあ、パトカー盗られちゃってっからなあ」

いやいやユージさん、あんたはそうでもタカさん関係ないですやん!

そう、本来こういう騒動はタカ&ユージが起こすもんであって、トオルの役目はそれに巻き込まれて迷惑がることだったはず。

そもそも港署の“あぶない”コンビはタカ&ユージの専売特許でしょう?

なのに、奪われた覆面パトカーが接触事故を起こし、それで初めて顛末を知った近藤課長(中条静夫)が言うワケです。

「ロクでもないコンビだな、あの二人は!💢」

いやいやいやいや、違うでしょう? ロクでもなきゃいけないのはタカ&ユージであって、トオルは馬鹿だけど決して“あぶない刑事”じゃない。そうでないとバランスが大きく崩れちゃう。もう手遅れだけど。

これは恐らく……いや間違いなく、本来はタカ&ユージがパトカーを奪われる設定だったのを、無理やりユージ&トオルに置き換えた結果でしょう。



以降のシーンも、タカが登場するのは刑事部屋とか病院とか、ほとんどセット内で撮影できる場面だけ。

番組ファンの間じゃ常識的な話でしょうが、当時すでに石原プロモーションがテレビ朝日の新番組『ゴリラ/警視庁捜査第8班』の撮影を始めており、舘ひろしはそっちを優先して『もっとあぶない刑事』の終盤は登場シーンが激減しちゃう!

そのへんの事情は以前から知ってたけど、まさか最終回までこんな事になってるとは! 今更ながら呆れるしかありません。

さすがは、後に自社制作の『代表取締役刑事』を優先して東宝の『刑事貴族』を途中で降りた舘ひろしです。

いや、おそらく本人はそんな不義理はしたくなかっただろうに、上から“ゴリ押し”でそうさせたのが石原プロの専務ーK(当時の最高権力者)だろうと私は思うワケです。

お陰で、最終回なのに残りのシーンもこのありさま。



トオル君には何の罪もない。けど、『あぶない刑事』におけるキミのポジションはそこじゃない。

そりゃあ、何十本もやってりゃ途中でそんなエピソードもあっていいとは思う。けど、初回と最終回だけはダメでしょう? それも2つしか無いTVシリーズの大ラスですよ? いくら次の劇場版が控えてるからって。テレビを馬鹿にしとんかい!?って話です。



ストーリーは、ゴールデンカップを襲った強盗二人組が図らずも相当ヤバいものを盗んでしまい、覆面パトカーを奪って逃げたヤツが殺し屋に狙われ、ユージが命懸けでそいつを護る。

どんな事情があろうと犯罪者にだけは肩入れ出来ない私ですから、このテの話にもとうてい感情移入できません。



で、ユージが満身創痍になって戦ったにも関わらず、結局そいつは殺されちゃう。

一方、冒頭でタカが仕留めた犯人も、軽傷だった筈なのに病院で息を引き取っちゃう。そこにも刺客の手が回ったらしく、黒幕はどうやら県警本部内にいるらしい。またかよ!?💨



「結局、強盗が二人と殺し屋が一人死んだ。ただそれだけの事だ」

「誰かがどっかで笑ってんだろうな」

「だが、そいつは重大なミスを冒した」



「俺たちを生かしておいた事だろ?」



「必ず後悔させてやろうぜ。いつか、必ずな」

いやいや、あんた。ハズキルーペのあんた。今回ずっと病院のベンチに座ってただけやん!



で、最後は取ってつけたようにタカ&ユージのアクションをちょっとだけ見せて、続きは映画館でね!って言わんばかりにジ・エンド。

おフザケが過ぎたこの第2シリーズの中じゃ比較的ハードな展開(いわば挫折の美学ごっこ)に僅かなスペシャル感があるものの、主役コンビの片方しか活躍しない最終回なんて聞いたことがない。相変わらず木の実ナナも出てこんし!

もう一度言う。テレビをナメとんかい!? わたしゃ生粋のテレビっ子なもんで、ちょっと許しがたいもんがありますよホントに。


 


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