オオタチツボスミレ。スミレ科スミレ属。
タチツボスミレより大型で地上茎をもち、花も葉も地上茎の途中につける。
葉は円心形で基部は深い心形、先端はちょこんと尖る。
地下茎を伸ばし、しばしば大きな群落をつくる。
オオタチツボスミレの果実。
スミレの果実は蒴果で、熟すと果皮は3片に裂開し、各片は舟状になって種子を乗せ、外側から絞るようにして種子をはじき飛ばす。風や動物などに頼らず、自らの力で種子散布をする。自動散布と呼ばれる。
白花のオオタチツボスミレ。
オオタチツボスミレの花は紫色だが、全体が白いものがあり、「シロバナオオタチツボスミレ」と呼び、品種扱いされる。