井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

春植物キバナノアマナ2

2018年05月03日 | 日記


キバナノアマナの果実。ユリ科キバナノアマナ属。
果実は蒴果、花被片は花後も残ることが多い。その点で花被片は花弁というより萼片的存在。
芽出しから普通2カ月以内に地上部を枯らして休眠状態に入る。典型的な春植物。



キバナノアマナの果実と種子。
春植物の多くはアリ散布。カタクリやエンレイソウ、エゾエンゴサク、フクジュソウなど皆アリ散布だが、キバナノアマナはアリ散布植物とされていない。



キバナノアマナの実生。
実生は細い針状、翌年から徐々に葉の幅や長さ、鱗茎の大きさを増していく。
実生から開花まで最低でも数年はかかる。
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