シウリザクラの花。バラ科サクラ属。
サクラ属は大世帯でサクラ、ウワミズザクラ、バクチノキ、スモモ、モモの5亜属に分けられる。
シウリザクラはウワミズザクラ亜属で花はウワミズザクラにそっくり。
シウリザクラの開葉はそれ程遅くないが開花は開葉よりずっと遅くなる。
シウリザクラの葉。
シウリザクラの葉、基部はハート形(心形)で蜜腺は葉柄上部につく。
花がそっくりなウワミズザクラでは、葉の基部は円形で蜜腺は葉柄ではなく葉身基部につく。
葉をチェックすることで良く似た両者を見分けることが出来る。
シウリザクラの葉の巻くオトシブミ。
オトシブミは葉が柔らかいうちに巻いて中に卵を産みつけ、「ゆりかご」をつくる。
ゆりかごをつくるときに粘液を使わないという言い方もされるが、このシウリザクラの葉では何らかの粘液が使われているようである。