ミツガシワの群落。ミツガシワ科ミツガシワ属。
以前はリンドウ科に含められてきたが今はミツガシワ科と独立させる。
地下茎が横に這ってその先から3小葉をつける茎と花茎とを立ち上げる。
ミツガシワという名前の由来は紋所の「三つ柏」に似るということがが、この場合の「柏」は北海道にはない
「樫(かし)」のことだという。
ミツガシワの花1.
ミツガシワの花はサウラソウと同じ「2型花」。
雌しべが長くて雄しべが短い「長花柱花」と逆に雌しべが短い「短花柱花」とがある。
この写真は「短花柱花」。
ミツガシワの花2.
こちらは「長花柱花」。花冠の内側に白い毛が密生しているのがミツガシワの花の特徴となっているが、その働きについては不明。
氷河期に南下してきた花で東北から北海道かけて多いという。