井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

手稲山山麓の花たち3

2014年06月19日 | 日記


ニシキゴロモ。シソ科キランソウ属。
葉の色が美しいことから錦の衣に見立てて「錦ごろも」と名でけられたとされるが、少し名前負けしている。
花の上唇は小型で2裂、下唇は大型で3裂する。



サルメンエビネの蕾。ラン科エビネ属。
ラン科には常緑葉をもつものが多いが、日本のエビネ属は全てが常緑性。
サルメンエビネも緑葉で越冬する。その越冬葉はサイハイランにも似るがサルメンエビネの方がずっと大型になる。新しい葉の中から花序(蕾)を伸ばす。



サルメンエビネの花。
萼片や側花弁は黄緑色、唇弁は紫褐色を帯び、縁は縮れて中央に3個のとさか状突起がつく。
サルメンエビネは寒地性のエビネで夏の暑さを嫌うという。
コメント
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