ヤブガラシの花序。ブドウ科ヤブガラシ属。
ヤブガラシは扁平な集散花序をつけ小さな花を多くつける。小花は一斉に開花せず、花期をずらす。
雄性期の花。
ヤブガラシの花は両性花であるが、雄しべと雌しべの熟す時期(機能する時期)をずらして自家受粉を回避する、「雌雄異熟の花」。こちらは雄性期の花。
ヤブガラシの花は開花後2時間ほどで花弁も雄しべも落としてしまうので、雄性期の花h朝のうちに終わってしまう。
雌性期の花。
花粉を出し終えた雄しべは花弁とともに早い時期に落としてしまう。花盤(花床)はオレンジ色からピンク色に変わり、柱頭を伸ばして雌性期の花となる。花盤から出す蜜は、雄しべ、雌しべの機能する時期に合わせて量を多くするという。