井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

冬の樹木ウォッチング(バッコヤナギ)

2013年02月03日 | 日記


バッコヤナギの冬芽。ヤナギ科ヤナギ属。
バッコヤナギの冬芽は紅褐色の卵形で光沢がある。
ヤナギの仲間の冬芽は1枚の芽鱗からなり、キャップ状になる。冬芽の形成で冬に向かう段階では芽鱗と中の芽とは一緒に成長していくが、冬から春に向かう段階では、芽鱗の成長はとまり、花芽の成長につれて芽鱗はキャップ(帽子)を脱ぐような形に押し上げられ脱落する。



バッコヤナギの小枝。
バッコヤナギの冬芽は互生につき、少しジグザグさせながら枝を上向きに伸ばしていく。



バッコヤナギの樹皮。
若木の樹皮は平滑で、成長するにつれて縦の裂け目が生じ、次第に裂け目を拡げる。
バッコヤナギの北方型の変種にエゾノバッコヤナギがあり、そのどちらなのかが問題になることがある。
両者は良く似ていて、決定的な違いは、小枝の皮をむいた時に隆起した線があるかどうかだという。「エゾ」の方は隆起線は殆どないということだが、アマチュアの場合両者の区別は必要ないのではないか。
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