サルナシの葉柄基部。マタタビ科マタタビ属。
普通の樹木では葉柄基部に芽をもち春に向けて膨らませていく。中に芽を見せない種がある。プラタナスやウリノキなどは葉柄の中に芽を隠し、「葉柄内芽(ようへいないが)」という。葉柄内芽の場合は葉を落とすと冬芽が顔をだすが、サルナシの場合は葉が落ちても冬芽を見せず、基部の膨らんだ部分(葉枕)の中に冬芽を隠す(葉枕内隠芽:ようちんないいんが)。
サルナシの蕾。
サルナシは若枝の上部の葉腋に集散花序をつける。
雌雄異株で、雄花序には3~7個の花をつけ、雌花序には雌花、両性花を1~3個つける。
この株は花の数が少ないので雄株ということになる。
サルナシの雄花。
サルナシの雄花、萼、花弁は夫々5個。雄しべの葯は黒紫色で雌しべは退化していて見えない。
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