井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・ツタウルシ2

2021年12月02日 | 日記

ツタウルシの芽吹き。ウルシ科ウルシ属。
ツタウルシの芽吹きは鮮やかな赤色。
ツタウルシのかぶれ成分はウルシオール+ラッコールでウルシの仲間でも最強(最悪)と言われる。
特に芽吹き時には強力なので要注意。
ツタウルシの葉。
ウルシの仲間(ウルシ属)の葉は多くが奇数羽状複葉であるが、ツタウルシの葉は3出複葉。
小葉は卵形~楕円形で、頂小葉は左右対称形であるが側小葉は非対象形。小葉の縁は普通全縁(鋸歯がない)。
ツタウルシの幼木の葉。
幼木の葉の小葉には多くの場合粗い鋸歯がつく。幼木の葉には先祖返りが見られるといい、大昔のツタウルシの葉には鋸歯があったものと考えられる。
この鋸歯のある幼木の葉が「ツタ」(ブドウ科ツタ属)の葉に似ているというので「蔦ウルシ」の名がついたという。
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