シロモウズイカ。ゴマノハグサ科モウズイカ属。
白い花をつけるモウズイカだがシロバナモウズイカとは明らかに違う。
苫小牧・ウトナイ湖畔にあるアロニア植栽地で2012年に初めて確認されたモウズイカの新種。
「北海道外来植物便覧」の著者・五十嵐博さんらが発見してシロモウズイカと命名した。
勿論、普通の図鑑には載っていない
ちなみに、五十嵐博さんは2015年に「北海道外来植物便覧」をだしていて、それには恐らく載せていると考えられる。
シロモウズイカの花序。
葉は長楕円形~卵形で花が房状につくのでシロバナモウズイカとははっきりした違いがある。
シロバナモウズイカははっきりした総状花序で花柄も花序軸もみえるが、シロモウズイカの花序はビロードモウズイカに似て穂状花序的。葉もどちらかと言えばビロードモウズイカに似る。
アロニアと一緒に入り込んできたと考えられており、英名を直訳してシロモウズイカと命名したという。
シロモウズイカの花。
毛蕊花で雄しべに毛がつく点はシロバナモウズイカと共通だが、毛のつき方が違う、シロバナモウズイカでは雄しべの基部にまとまってつくが、シロモウズイカでは花糸に壜ブラシのように毛がつく。
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