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シウリザクラの冬芽。バラ科サクラ属。
シウリザクラの冬芽は円錐形で先がとがり、赤味を帯びた褐色、割と特徴のある冬芽で見分けやすい。
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シウリザクラの花序。
同じサクラ属ながら、エゾヤマザクラとは様子が大分違う。エゾヤマザクラは散形花序で花数は2~3個、シウリザクラは総状花序(ビン・ブラシに似る)で花数は50個を超える。
エゾヤマザクラは開葉とほぼ同時に開花するが、シウリザクラの場合は開葉してから開花まで3週間ほどかかる。
ちなみに、エゾヤマザクラなどはサクラ亜属で、シウリザクラはウワミズザクラ亜属でグループが異なる。
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シウリザクラの果実。
果実は核果、赤から黒く熟す。熟度に応じて色を変えるのは熟した果実を
鳥に食べて欲しいからだという。また「2色効果」といって、果実の色に変化があることで鳥たちに存在をアピールするという見方もある。
アイヌたちは「苦い木(シウリ・ニ)」と呼び、それがシウリザクラの語源になったという。
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