ゲンノショウコの芽出し2。フウロソウ科フウロソウ属。
芽出し1と比べると小さくて柔らかい感じ。越冬芽から生じた根生葉ではなく、種子から生じた実生と考えられる。
ゲンノショウコの花。
ゲンノショウコは葉腋から出る長い花柄の先に2個の花をつける。近縁の仲間には1個しか花をつけないものがあり「一花(イチゲ)フウロ」と呼ばれる。2個の花の開花時期は普通すこしずれる。
学名(属名)はGeranium(ゲラニウム)。園芸種が多く作られ、ゲラニウムの名は園芸家にはよく親しまれている。園芸の世界では、何の仲間をはっきりさせるために下手な和名をつけず、学名で流通させる。
ゲンノショウコ、雄性期の花。
ゲンノショウコの花は両性花であるが、雄しべと雌しべの熟す時期(機能する時期)をずらして自家受粉を回避する。「雌雄異熟(しゆういじゅく)」という。
ゲンノショウコは咲き始めに雄しべが熟して花粉をだし、雌しべはこのとき柱頭を堅く閉じて雌しべとして熟していない。雄しべが先に熟す花を「雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)」いう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます