ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

洋食屋 神戸デュシャン

2022-08-06 23:09:54 | グルメ
 夕方に神戸市立博物館へ「美の巨匠たち」を見に行く。鑑賞後、食事へ。「美の巨匠たち」の半券があれば、10%OFFで、「デュシャン」という名前が「マルセル・デュシャン」を連想させることから、神戸デュシャンへ。


ライトがお洒落。椅子が座りやすい。落ち着くしつらえ。

一番人気のメインが選べる神戸デュシャンコース3500円を注文。メインを名物の煮込みハンバーグ・シチュー仕立てにし、330円+で神戸牛のハンバーグにグレードアップ。

スープは、カボチャの冷製スープ。

サラダは、炙り鱧のサラダ


神戸牛の煮込みハンバーグ シチュー仕立て

デミグラスソースが美味しい

パンは、甘い系。

北坂卵プリン

柔らか系。カラメルソースが美味しい。

結構、おなかいっぱいになった。

お会計の時に、デュシャンの名前の由来を聞くと、やはりマルセル・デュシャンから取ったそう。
レジ横にウルトラマンに出てくるダダの人形が置いてある。ダダの名前はダダイズムのダダから由来、ダダイズムといえばマルセル・デュシャン!ということでダダの人形が飾ってあるのだとか。デュシャンと言う名前の洋食屋でご飯を食べ、ダダの人形の意味を知り、嬉しい!

<洋食屋 神戸デュシャン>
神戸市中央区八幡通4-1-27 D’グラフォート神戸三宮タワー1F
(ジョーシンの近く)
Tel : 050-3155-1092
Lunch : 11:00~15:00(L.O. 14:30)
Dinner : 17:00~21:00(L.O. 20:00) 営業時間の変動あり



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『ぬけまいる』

2022-08-04 21:07:49 | 
『ぬけまいる』 朝井まかて 講談社
 一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。小間物屋の女主人・お蝶。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、界隈で知らぬ者の無かった江戸娘三人組も早や三十路前。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛!
 私の推し・Snow Manの舘さまが修作役でドラマに出ていたというので、読んでみた。
 お金をだまし取られたり、道中でお金を稼いだり、変な宿に泊まって事件に巻き込まれたりといろいろあるが、三人がたくましく、気持ちがいい。ちょっと欠点があるのも、かわいらしい。もめたりすることもあるけれども、幼馴染の絆は固い。痛快だった。
 舘さまの修作、見てみたいな。舘さまは、時代劇をやりたいと言っていたものね。
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『パラダイス・ガーデンの喪失』『鵜頭川村事件』

2022-08-03 22:27:49 | 
『パラダイス・ガーデンの喪失』 若竹七海 光文社
 海に臨む庭園での老女の自殺、所轄署のクラスター騒ぎ、老人ホームを巡る不穏な噂、幼稚園児身代金誘拐――総勢15名以上の住民の物語がパッチワークのように交錯する。
 章の表題がパッチワークのパターン。話は、まさしくパッチワークのよう。ごちゃごちゃした柄がパターンで一つの絵を作り出し、それがつなぎ合わされて、さらに大きな作品になる。一見、関係のない話が思いもよらないところにつながっていき、思いがけない絵を描き出す。おもしろかった。
 二村貴美子警部補が、いい味を出している。全体的に明るく、ユーモアもある。

『鵜頭川村事件』 櫛木理宇 文藝春秋
 一九七九年・六月。亡き妻・節子の田舎である鵜頭川村へ、三年ぶりに墓参りにやってきた岩森明と娘の愛子。突如、山間の村は豪雨に見舞われ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立。そして、一人の若者の死体が発見される。村の有力者・矢萩吉朗の息子で問題児の大助が犯人だと若者たちは息巻くが、矢萩家に誰も反抗できず、事件はうやむやとなる。抱えていた家同士の対立が顕在化し出し、若者たちは自警団を結成する。動き始めた狂気がさらなる狂気を生み、村は騒乱に巻き込まれていく―父と幼い娘は閉ざされた村での暴動と狂乱から逃れられるのか。
 家父長制度や村の閉塞感。雨もあり、陰気で不穏。タガがはずれたような暴走が怖いし。

 2冊とも「どうなるんだ?犯人は誰だ?」と読み進めたが、陰と陽と真反対だった。
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