インポッシブル・アーキテクチャー

　職場の人に「あんたの身体、やばいで。今のうちになんとかせな」と言われる。やっぱりですか？
　今日のおやつ。ミニチョコ1切れ。豆乳ころころドーナツ5個、パルム1個。食べだしたら止まらないのよ～。
　今日の運動。Wii　1時間。11000歩。

　国立国際美術館がコロナウイルスの関係で明日より閉館する。「インポッシブル・アーキテクチャー」は今日でおしまいなので、慌てて行ってきた。
インポッシブル・アーキテクチャー　建築家たちの夢　2020年1月7日－2月28日　国立国際美術館

未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約で実施できなかった建築など未完の建築を図面、模型、資料、CGで。未完成の建築というくくりがおもしろい。


右　マーク・フォスター・ケージ＜グッゲンハイム・ヘルシンキ美術館＞CG映像
左　ヤーコフ・チェルニホフ　書籍『建築ファンタジー101のカラー・コンポジション、101の建築小図』より挿図

●ウラジミール・タトリン＜第三インターナショナル記念塔＞　一番心に残る。無骨な鉄骨の建物。中には、1年で一周する1階、1ヵ月で一周する2階、1日で一周する3階と発想がおもしろい。
●ジュゼッペ・テラーニ＜ダンテウム＞　ダンテの神曲にちなんだ部屋。CGと模型がリンクしてわかりやすい。
●安藤忠雄＜中之島プロジェクトⅡ－アーバンエッグ（計画案）＞　中之島公会堂の中に卵のような施設がある。レトロな建物の中に宇宙船のような建物が入るという対比がおもしろい。
●会田誠＜シン日本橋＞　巨大な太鼓橋を登る人たちがありんこのよう。欄干につかまって登るのが楽だよねと思って見る。結構好き。
●山口晃＜新東都名所 東海道中 「日本橋 改」＞　浮世絵ぽいけど現代の建物
●ピエール＝ジャン・ジルー＜見えない都市＃パート1＃メタボリズム＞　黒川紀章の＜東京計画1961-Helix計画＞を元にしたCG映像。CGで俄然わかりやすくなるので、プレゼンなどではCGの出来が重要になるのではと思った。
●黒川紀章＜東京計画1961-Helix計画＞　二重らせんの建物。形も面白いが、建物自体も丈夫な感じがする。
●ザハ・ハディド・アーキテクツ＜新国立競技場＞　近未来的なデザイン。お金がかかりすぎると中止になったけれども、話し合えばなんとかなったのではと今になって思う。別の政治的な力が働き、情報や口コミを操作して中止に追いこんだ？東京オリンピックの開催が危ぶまれるのは、ザハさんの怨念？（そんなことはない）

コレクション現代日本の美意識も同時開催。国立国際美術館の所蔵品はおもしろいから好き。（いやいや、単なる現代美術好きだからだろ）
●湯原和夫＜無題＞　二つに曲げた紙の真ん中を破いた作品。おもしろい。
●下道基行＜torii＞　ジャングルの中にある鳥居、ベンチになっている鳥居、絶景にぽつんとある鳥居などの写真
●今村源　スチールの天板を切り、立たせてある。どうやら私は彼の作品が好きみたい。
●宮本隆司　廃墟を思わす写真がいい。
●中西夏之＜コンパクト・オブジェ＞　気色悪いけれども、見てしまう。