ささやかな幸せ

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「拝啓ルノワール先生」

2017-03-24 21:30:57 | 美術鑑賞
 チケット屋さんで「拝啓ルノワール先生」の前売り券を買う。するとチケット屋さんが「ルノワール展ではないですよ。大丈夫ですか?」と聞く。「梅原龍三郎ですよね。わかっていますよ」と答える。間違える人が多いのかな。

「拝啓ルノワール先生 -梅原龍三郎が出会った西洋美術」あべのハルカス美術館 2017.1/24-3/26

左 ルノワール「パリスの審判」
右 梅原龍三郎「パリスの審判」
私は、ルノワールがあまり好きではないので、力強いタッチの梅原龍三郎の方が好き。

 梅原龍三郎は、渡仏した時にルノワールに教えを乞う。それをきっかけに二人は親交があったという。二人の親交を知らなかったし、ルノワールが教示するイメージがなかったので驚いた。梅原龍三郎、ルノワールだけでなく、セザンヌ、ピカソ、ルオー、モネなど同時代の作家の作品も何点か展示されている。昨日見た「ウォルター・クレインの本の仕事」でもクレイン、コールデコット、グリーナウェイなど才能のある人が一時代に集中したことに驚いたが、今回もピカソ、ルノワール、セザンヌ、モネなど一時代に天才が集中することに驚く。
●勝利のビーナス ルノワール ルノワールが彫刻もしていたとは知らなかった。見にくいが、パリスの審判を描いた台座の絵にも注目。
●バラの花束 ルノワール こんなルノワールなら大好き。
●マッソー夫人 ルノワール 山本美月ちゃんに似ている肖像画。きれい。
●紫禁城 梅原 雲が丸丸しているのがおもしろい
●青楓煙景 梅原 青空にピンクの雲が印象的。私が一番好きな作品。
●霧島 梅原 近くで見ると気が重くなるような暗い作品だが、離れて見ると黎明のような明るい光が浮かび上がってくる
●北京裸婦 梅原 肌のグリーンが肌の白さや透明感を教調している。
 私のもう一つの注目ポイントは額。梅原の「自画像」、ルノワールの「バラ」、ルオーの「聖書の風景」「青髭」、ルノワールと梅原の「パリスの審判」などの額は変わっていて、おもしろかった。
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