ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「遥かなるルネサンス」

2017-06-29 21:39:08 | 美術鑑賞
「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」 2017年4月22日-7月17日 神戸市立博物館




●リヴォルノ港の景観を表したテーブル天板 石で風景を描くのがスゴイ。海を表すラピスラズリがきれい。
●ビア・デ・メディチの肖像
かわいい。背景の青が幼女の気品を表している。
●ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス13世 教皇が手にする紙には「日本」を表す言葉が。
●伊東マンショの肖像
怜悧で希望に満ちている表情。
●巡礼者のフィアスコ レースのように見える文様が美しいガラス。「レトルト―リ」という技法らしい。
●ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガの冑・鎧 細かい文様がすばらしい。
●伊東マンショからヴィンチェンツォ・ゴンザーガ公子に宛てた書状 日本語で書かれている。「伊藤鈍満所」と書いてあったと思う。
●ヘラクレスが彫刻された盾 美しいレリーフが全面にほどこされており、実用的ではないだろうな。服の文様の細かいこと!
●舟形杯 薄い。透けるくらい薄い。

 今でいうと中学生の子が、3年かけてヨーロッパに行く。行く先々で歓待されるが、日本に帰ると・・・。能力がすばらしいから使節に選ばれたのだろうし、西洋を見聞してより知識を広めただろうに。後の彼らの運命を考えると悲しい。
コメント
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