『駄犬道中おかげ参り』

　昨日は、小学校の時のお友達と六甲道の「近どう」さんで食事。おいしい食事と楽しいおしゃべりで幸せなひとときだった。

つゆだま　おにぎりを揚げたようなものにお出汁をかけていただく。しめにピッタリ。
ローストビーフやウナギとナスの煮物もおいしかった。

　今日は、ＮＨＫ「歌謡チャリティーコンサート」ですばるくんの歌を聞く。石川さゆりさんと「ウイスキーはお好きでしょ」をデュエット。大先輩石川さゆりさんを立てて歌うすばるくん。でも最後に一人で「それでいいの今は」と歌った時は、「いい！」と思って、ぞわっときた。忌野清志郎さんの「スローバラード」は、熱唱。ＮＨＫだし大先輩に囲まれていたので、かわいくておとなしい、お利口すばるくんだった。

『駄犬道中おかげ参り』　土橋章宏　小学館
　博徒である辰五郎は、深川の賭場で大勝負に負け多額の借金を背負った夜、お伊勢講のくじに当たり長屋代表として伊勢参りの旅へと出発した。旅の途中で出会った代参犬の翁丸、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、訳ありな美女・沙夜と家族のふりをして旅を続けるなか、ダメ男・辰五郎の心にもいつしか変化が現れて……。『超高速! 参勤交代』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した作家が描く愉快痛快珍道中。
　代参犬（伊勢参りがしたくてもできない主人に代わり、伊勢に参拝しお札をもらって帰った犬）というのがあったなんて知らなかった。昔の人は、信心深かったのだろうな。まあまあ、おもしろかったが、てんこ盛りすぎて、私は作者のノリについていけなかった。とくに、続きを匂わすようなラストは「えぇ～?」と脱力してしまった。高田郁さんの「あきない世傳 金と銀」のラストだったら「次が気になる～」と思うのだが。