ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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「黄金時代の茶道具」

2015-05-13 18:15:30 | 美術鑑賞
「大阪の陣400年記念事業」特別展 黄金時代の茶道具-17世紀の唐物
2015/4/4~6/28 大阪市立東洋陶磁美術館

平常展「安宅コレクション 中国陶磁・韓国陶磁など」
・青磁の輪花鉢、洗。縁の薄いことに驚きます。よくこんなに薄く作れたものです。
・青磁印花宝相華唐草文碗、青磁陽刻牡丹唐草文盆。浮き彫りがきれいです。
特別展が終わった後も2階の平常展を忘れずに見てください。国宝の飛青磁花生があります。端正な形で、色も美しいです。

特別展「黄金時代の茶道具」
・青磁香炉 銘千鳥 私が一番気に入ったものです。フタのつまみの千鳥が愛らしいこと!秀吉のところに盗賊が入った時に、千鳥が鳴いて知らせたという逸話があるそうです。家康も愛用したとか。千鳥の後ろを振り返った姿が、なんともかわいらしいです。
・尼崎天目台。お茶のお稽古で「お台は?」と聞かれると、「尼崎台です」と答えていました。これが、その尼崎台!中に朱の漆書きがあります。ムカデのように見えることから、尼崎台は別名ムカデ台というらしいです。ぜひ、中をのぞきこんで見てください。
前述のものと純金台子皆具は、5/17までの展示です。
・国宝 油滴天目。形が美しく、品があります。
・青磁下蕪花生 銘鎹。ヒビの補強のために鎹(かすがい)があります。陶磁に金属の鎹!青磁に金属の鎹がいいアクセントになっています。川端康成の愛蔵品だったそうです。
・井戸香炉 銘此の世。箱に利休の墨書きがあります。利休の字です。
・青井戸茶碗 銘柴田。織田信長から柴田勝家が拝領したものだそうです。私の好みです。

鼻煙壺のコレクションもいいです。かわいいやら、美しいやら。

よかったです。

コメント
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