おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

秋の終わりのコスモス

2010-11-27 00:40:40 | 心の風景
今夜はなかなか淋しい夜です。
怒って、怒鳴って、わめいて、毒を吐く・・・
そして沈黙の後、一人静かに、哀しい気分。

               
  

コスモスの花は、何も言わず、ただ風に揺れているね。
たまには、怒ったり、泣いたりしなさいよ!
コスモスってば。


おやすみなさい、眠れるかな。

秋のお客さんは茶色?! ~続き

2010-11-23 00:34:57 | 今日の庭
茶色のお客さん、2番手は・・・

     
夕方~夜半にかけてデッキ横の網戸を開ける度に、びっくりさせてくれるこの昆虫です。


     
もちろん庭仕事の合間にも、大きなぎょろり目に出会うと、ドキッとします。
秋は産卵準備のお腹の大きなメスのカマキリが、たくさんいて、
保護色なのか、茶色のものも多く見かけます。
そんなカマキリを見かけるようになると、晩秋かな~と季節の移ろいを感じます。
一昨日見たメスカマキリは、緑色でした。


そして、今年も出会えた我が家の主殿。

       

去年は、12月の冬眠直前に出くわしました。
今年は、10月3日、秋の初めにホトトギスの根元で、お見かけしました。
去年のカエルとは、少し色が違うようですが、
「やー、今年もお会いできましたね!」なんて思わず声をかけてしまいました。

               
               今頃たくさん餌を食べて、丸々太って、どこか良いねぐらを探して、
               無事に冬眠に入れましたかね~。
               来年もぜひお会いしたいものです。     
               どうか、また1年我が家の庭を守ってくださいな

秋のお客さんは、茶色?!

2010-11-22 23:41:12 | 今日の庭
今日は、朝から雨が強く降ったり止んだり
秋植えの苗を、先週はかなり植えたので、良いお湿りです。

さてさて、紅葉もすっかり進み、もう秋も終わりにさしかかりました。
今週末からは、ぐっと冷え込んできそうです。

10月から、11月にかけて、我が家の庭に毎年訪れてくれる茶色のお客さん。
まず最初は、昨年もアップしましたが・・・

     
虫の本で調べると、ホトトギスの好きなルリタテハの幼虫とありますが・・
図鑑の幼虫のトゲトゲは、もう少し黒っぽい様な??
どなたか詳しい方がいらしたらお教えください。
毎年、つぼみの膨らむ前に葉っぱを、ムシャムシャ食べてくれる茶色いお客さん一号です。

               
               何カ所かに増えたホトトギス、今年も10月から咲きだし、まだ少し咲き残っています。




シルホサ ~冬のクレマチス

2010-11-12 11:30:39 | 今日の庭
益子への旅日記で、庭の様子が、お伝えそびれています。
10月から、11月にかけて、涼しくなって、急に蚊もいなくなって、
暇を見つけては、庭仕事に精を出しています。
種まき、春野菜の植え付け、真夏に伸び過ぎたつる植物や、広葉樹の剪定・・
いくらでもやることは、見つかるので、スイッチが入りだすと、
時間や他の用事も、ついつい忘れて没頭してしまう日々。
でも、何よりも、いい気分転換、草木花と、対話しながら、
彼らがのびのび呼吸出来て、元気でいられるように・・・
そんなことだけしか考えない無心で、至福の時間です。
後で、手首や、足腰に痛みが来ても、心地よい疲れ、そしてぐっすり眠れるおまけつきです。


今年はシルホサが、たくさん咲いています。
シルホサは去年もアップしましたが、冬から春にかけて咲くクレマチスです。
ヨーロッパから、小アジアに自生する原種。
乳白色のふわふわとしたベル型の花を、節々にたくさんつけて、風に揺れる様は、花の首飾りのようです。

               

実は今年は、夏の終わりごろに、この西側のパーゴラに絡む、つるばらのポールズヒマラヤンムスクと、ハニーサックルのジャングル?!を、ばっさり剪定整理して、
いつも秋にその2種類のつるに埋もれている。シルホサを、一番手前に誘引してみたんです。
ただ、このクレマチスは不思議で、夏に一度落葉するので、細いワイヤーのようなつるが、
剪定の時、折れてしまったかと心配してました。

秋が短く急に寒くなった頃、葉がでて、可愛い蕾が付いて来た時は、
まさに、「やった~』という感じでした。

          
毎日、うっとり眺めてしまう雰囲気のある優しい花です。
最初は、クリームがかってますが、咲き進むと真っ白に。

          

花が終わった後は、羽毛のような銀白色に輝く果球が、イヤリングみたいに風に揺れます

益子への旅 ~その2 フォレストイン益子とムーンボウ

2010-11-09 15:16:25 | お出かけ
美しい夕暮れを堪能して、いわむらかずお絵本の丘美術館を後にして、
益子の街に向かいます。
日は、あっという間に暮れて、益子の街に着いた時には、とっぷりと暮れて、真っ暗でした。
里山の夜は、余分な灯りや電飾もなく、ほんとに夜になった感じ。
観光バス運転士としては、不慣れなYくん(以前は長距離運送業に勤務)は、
時々道に迷いつつも、何とか本日の宿泊先に到着!!お疲れ様

県立自然公園内、「益子の森」内にある宿泊施設、「フォレストイン益子」が、今夜のお宿です。
馬車道駅や、ちひろ美術館の設計で知られる内藤廣氏による設計は、
なかなか洗練されていて、アーチ状に広がる客室は、とても個性的です。

       
左の写真が、内側にフロント棟が見えます。右は外側に緑が広がっています。


               
               フロント付近です。左手に見えるのは、天体観測施設。



       
左は客室の、ナンバープレート、焼き物で出来ていて、あまりの可愛さに、思わずパチリ!
右は、栃木県マロニエ建築賞受賞のプレート、建物に張り付いてました。


さてさて、部屋割をする間もなく、予約した夕食の時間です。
この宿泊施設は、余分なサービスをなくすことで、一人5000円程度で、泊まれます。
食事は、別に併設のレストラン、「リス・ブラン」でいただきます。
益子と周辺地域の野菜たっぷりの食材を使ったフレンチです。
ディナーコース、「益子の郷」、あまりに美味しく、目にも美味しかったので、写真ですがどうぞ

       
かぼちゃのスープなんですが、スープを注ぐ前に、ニョッキ(おだんご)、グリル、生のかぼちゃを、見せてくれます。
いろんなかぼちゃの食感が楽しめて、GOOD!でした。

       
前菜と、メイン料理です。
メインは、イモ豚のグリルですが、煮たか蒸した後、焼いてあるので、脂身の部位も、柔らかくさっぱりしていました。


               
               デザートは、これまたレモン系などで、酸っぱめで美味しかったです。

あまりの美味しさと、楽しいおしゃべりで、すっかり盛り上がって、
シャンパンや赤ワインで、ほろ酔いの我々一行は、外に出てびっくり!?



               
空を見上げると、こんな感じ・・・
生まれて初めて見ましたが、これは何???
食後に、予約していた天体観測のガイドさんによると、
「ムーンボウ」という名前の現象らしい。
コンパクトデジカメなので、暗さもあって、幻想的な本物の感じが、うまく伝わらず残念ですが・・・
天空の、月を中心に描かれた孤、中心が月以外は暗く、外側の同心円が、幻想的に白く光っていました。
しばらく、10人の仲間と静かに空を見上げ、
厳かな自然の摂理に、しばし、時を共有・・・う~ん幸せな時間ですね。
皆、20年近く付き合って来て、いろいろあるけど、これから先も続いていきますように・・・
月のパワー、みんなもらえたかな?
その後、天体望遠鏡で、この夜、どんな星よりも明るく光っていた木星を観測したり、
天体ガイドさんお二人の星にまつわる楽しいお話を聞きました。
25年前のふたご座流星の写真もいただきました。
栃木の人たちは、おっとりした栃木弁もあって、より暖かく感じられるのでした。

家に戻ってから、ムーンボウについて、色々調べてみました。
「ムーンボウ」、MOONBOW、月虹、ルナレインボー等 ~月の光によって出来る虹。

結論から言うと、私達が見た現象は、ムーンボウという人もいるけど、
正しくは、月のハロ(暈、かさ)、光環というらしい。
月を中心に内側に描かれた孤は、月の高度が高い時の幻月環だそうです。

本物の、ムーンボウは、ハワイのマウイ島辺りで、たくさん見られるらしい。
ハワイでは、見たものに幸せが訪れる、最高の祝福の証しといわれている。
満月、日没前の雨、温かい風、雲のない星空、そして夜、この5つの条件がすべてそろった時のみ現れるらしい。
映画『ホノカアボーイ』でも、主人公の青年が探していたって・・・
もしも、チャンスがあったら、お目にかかってみたいもんです