おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

6年ぶりの絵本展

2013-09-09 22:42:57 | 本と映画

この何日かの間に、少しずつ暑さが弱まって、朝夕は過ごしやすくなってきました。

秋の植物や、庭のバラも、そんな気配を感じとって、動き出しています。

 

ブログをお休みしていた夏に、私の所属するサークルの6年ぶりの絵本展がありました。

 こちらは会場入り口のご案内です。

前回の絵本展があった2007年の3月10日に母が亡くなり、

息子の高校編入のドタバタの中、3月23日から6日間絵本展をやっていた記憶がうっすらしかありません。

怒涛の2007年3月でした。

 

結成23年目の手作り絵本サークルの絵本展は、今回で11回目です。

主な展示は、2000年に自費出版した浜松の昔話版画絵本3冊を、読み聞かせ用に大型絵本(縦80センチ×横120センチ)に

製本したもののお披露目と原画展。

そして、前回展以降に若くして亡くなった二人のメンバーを偲んで、二人の作品も並べました。

もう一つは、メンバー10人のオリジナル絵本や、手作り絵本講座の受講生の作品のコーナーです。

 

今回の絵本展の会場は、地ビールレストラン、マイン・シュロスでした。

  昼間はこんな感じの街中の交通の便の良いギャラリーをお借りしました。

中庭に面したウィンドーには、前作の3冊の切り絵絵本の原画と大型絵本。

同じ白黒なので、今回の版画絵本と見分けがつきにくいですが・・・。

浜松の昔話シリーズは6冊あります。

大型絵本は、この6冊を加えて、11冊になりました。

子供たちへの読み聞かせや、読み聞かせ集団や老人施設への貸し出しなどで、地域の皆さんに親しんで使ってもらっています。

大型絵本は、絵を拡大した後、トレースして、皆でわいわい共同作業でポスターカラーで塗って仕上げています。

これが、なかなか楽しいストレス解消にもなる作業です。

大きな和紙に、一心に絵の具を塗るのはいいもんです。

 

大型絵本『おこんじょろうぎつね』と、登場人物の人形たち。

    会場の展示の様子。

近くのデイケアセンターの車いすのお年寄りや、メンバーの知人、故人を偲んできてくださった方などたくさんご来場いただきました。

若くして亡くなった二人のメンバーの追悼コーナーです。

こちらも亡くなったKさん作のエプロンシアター『ねずみのすもう』と、『てぶくろ』です。

 

私は事前のチラシの係でしたが、会期中は会場のお花担当で、こんなふうに庭の花を活けてみました。

猛暑の夏でしたが、絵本展直前にバラが咲きだしたりして、意外にも庭の花の状態の良いものを摘んでみたら、好評でした

 

ただ、会場はエアコンが効いているのは、展示時間だけなので、夜は熱帯夜でうだるよう。

なので会期の中間点で、枯れたものだけ差し替えようとしましたが・・・

アレンジのオアシスって、一回茎を挿すと、抜いた後うまく活けれないんですよね~。

 

そこで、

お花屋さんごっこ??が楽しくなりすぎて、もう一回あたらしく活けたものと差し替えました。

    

アジサイの咲き終わったドライ化したものや、バラの実、今年はカラーリーフも種類を植えたのが役に立ちました。

いかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 


がらねこ

2013-01-16 20:46:03 | 本と映画

新しい年が始まったというのに、何だかドタバタ落ち着きません。

ちょっと、いらいらしやすくて、疲れやすい日々が続いています。

寒い日が続くと、朝焼けも色鮮やか。

 

  

新しいカレンダーは、絵本作家のレオ・レオニーさんのもの。

去年の安曇野の旅で、絵本館で求めてきました。

大好きな動物たちや、楽しいコラージュに、わくわくします。

 

きれいな朝日や、楽しいカレンダーにも、いまひとつ元気が出ない日には、私の癒しの場所、本屋さんへGO!です。

ふふふふ、こんないい本見つけちゃいました

どちらかという犬派の私ですが、最近は飼うことを躊躇していたら、

猫派のブログのお知り合いに影響されて、猫にも興味深々です。

猫の自由さ、野性味にも憧れますが、

古くから、多くの画家が愛した猫たちは、絵になるし、風景に溶け込むな~って思っていました。

特に私が気になるのは、猫たちの色や柄の不思議と面白さなんですが・・・

この本、『がらねこ』、平凡社ねこ組編(ねこ組って?!)は、そんな私の夢をかなえてくれる本でした。

書店の写真集のコーナーで、ぜひぜひお手に取って見てみてくださいな(のせ猫という本の近くにありますよ!)

まずは、日本にいる猫の、色と柄の分類から始まります。

三毛猫さんの、性格診断も載ってたりして・・・

黒白ねこさんは、穏やかで協調性があり、フレンドリーとありますね。

黒白の入り方で、左は犬のように見えるねこさん。

皆さんいいお顔です。

スペシャル柄コーナーには、こんなマロさまも・・・

やっぱり今年も、私個人の偏見に満ちたツボをわしづかみにしてくれた、面白本をご紹介していきますね。

小さな本ですが、大きな元気をくれる本ですよ。

表紙のねこさんは、素敵な柄としか言いようがありません

 

 


映画、エンディングノートを観に行く

2012-01-17 13:08:40 | 本と映画

寒い日が続いています。

今朝は目覚めると、昨夜からの雨が雪に変わって、庭の植物や車に少しだけ積もっていました。

しばらくして雪は止んで、今はお日様の光が眩しいくらいです。

 

一昨日の日曜日、街の小さな映画館、シネマイーラに、映画を観に出掛けました。

昨年から娘が観て、薦めてくれて、気になって何だか観に行かねばと、決めていた映画です。

 

エンディングノート・・・・・やっぱり観に行ってよかった。

いろんな思いが溢れて、饒舌にしゃべるのではなく、

「とにかく、観てみて。」と、ぽつりと伝えたい映画でした。

 

一緒に観に行った夫と、しばしお茶を飲みながら、いろんな話をしました。

私たち家族を通り過ぎた出来事や、家族の死、嬉しいことも悲しいことも、

この映画を観ながら、旅に出るように思い出しながら、観ていた感じでした。

 

特に私自身の母の死の前後に残る後悔の気持ちを、

何だかやっと整理することができたようです。

泣きながら、笑い、涙も乾かぬうちにまた笑わされてしまう不思議な力を持った映画でした。

主人公砂田知昭さんのユーモアや明るさと、

撮影を冷静に遂行する娘である砂田麻美監督、

二人の力や声にぐっと、連れて行かれるんです。

 

最後に流れるハナレグミさんの主題歌、「天国さん」も、とてもいい。

 

多くを語ってしまいそうになるのを抑えて、このへんで。

感想は、皆さんの人生に委ねられている・・・。

もし、お近くの単館系映画館で、上映していたら、出かけてみてほしいです。