おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

今年も薪仕事の季節です。

2011-11-30 20:07:45 | 今日の庭

明日からもう12月、昨日と今日は、静岡では日中20度を超す暖かさでした。

明日からはまたぐっと冷え込んで、冬らしくなっていくのでしょうか。

 

毎年恒例の薪の準備、今年も、来年の薪を調達すべく、秋の終わりの一仕事です。

 

  

9月末の台風の時に折れてしまったセンダンの木が、やっと後処理が終了しました。

その際、市の担当のおじさんに頼んで、少しだけ切り落とした幹をもらいました。

処分後は、粉砕してチップにしてしまうそうなので、一番幹の太い部分を、我が家の薪用にもらい受けました。

 

さて、その後、掛川市の森林組合に頼んであった、広葉樹の伐採された木が出たとの連絡がありました。

以前は、浜松市の奥の引佐森林組合で頼んでいましたが、一昨年あたりから、薪用の木が出ないと言われ、

昨年から、掛川市の森林組合に、お願いしています。

片道一時間の距離を、11月20日、23日の2日間で4往復して、薪運びをしました。

今年は、シイの木が、丸ごと一本手に入りましたが、なんとも大きな木です。

どんな場所で、風に揺れて、シイの実をたくさんならせていた木でしょうか?

シイの木の命をいただいて、暖をとらせていただきます。

 

樹齢を、年輪の数で数えてみたら、30年以上の木でした。

重くて、ずっしり詰まっている木は、長くゆっくり薪ストーブの中で燃える、良い薪になります。

今年は、私も息子も用事が重なったため、夫がほぼ一人で奮闘する羽目に~

 

 

玉切りにした幹を、例年は、この2本の斧で、4分割に割っていくのですが、

今年のシイの木は、あまりに太く堅いのでなんとチェーンソーの出番となりました。

あまりの男仕事っぷりに、私はおやつの差し入れぐらいしかお役にたてませんでした。

今年の初ココアです。

それにしても、この切り株、森のテーブルといった風情で、いい感じです。

ふたつほど薪に割らないで、残してもらいました。

花台や、ちょっと一休憩の腰掛にいいですよね

 

  

割り終わった薪は、玄関周りの軒下で、こんな風に積み上げて干してあります。

チェーンソーで切った時の、木くずも2袋できました。

ガーデニングの冬場のマルチに使えるかな?

けっこう頑張ったのに、まだ南面の側溝に、こんなに残ってます。

何事も、やり出すと止まらなくなる夫・・・夜には、両腕と腰がかなり張っていましたが・・・

次の朝、いつもの腕時計(金属のベルトの物)が、はまらない~

手が、グローブみたいに腫れてました。

少しずつゆっくりやってほしいもんです。

 

ちなみに今回運んだ薪は、1年乾燥させて、来年使います。

今年使う薪は、去年用意して、北面の棚にスタンバイしています。

今年は、いつ火入れになるかな??

去年は、勤労感謝の日ぐらいでした。

  

のいばらの赤い実、ツルウメモドキの黄色の実、

そして、ヒメシャラの木が紅葉し出して、冬の準備中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


秋の絵本講座

2011-11-26 23:51:09 | お出かけ

もうすぐ12月・・・あっという間に11月が往きます。

ここ2,3日冷え込んできて、朝晩は灯油ファンヒーターをたいたり、寝床に湯たんぽを入れたりし始めました。

湯たんぽは、ここ何年かブームみたいですね。

私は、レンジでチンするタイプの物を、ボアやフリースの袋に入れて使っています。

お湯のタイプより、安全で手軽ですよ

足元が冷える女性は、足元ではなく、お腹の近くを温めるといいと聞いてやってみたら、

確かにぽかぽかと温まって、本を読みながら、眠りの世界に・・・

 

 

 

毎年恒例の大人のための絵本づくり講座ー自分だけの絵本づくりに挑戦(全6回)に講師として参加してきました。

9月にスタートして、物語作りから、製本まで6回のシリーズは、なかなか根気のいる講座です。

年々世の中が忙しくなるのか受講者が減るのが残念です。

今年は6回中2回講師のお手伝いに参加(サークルの仲間で当番制でやっています。)しましたが、

受講者の皆さんは、ワイワイ楽しそうです。

毎年必ず男性が一人、そしてベビーカーの子連れでも参加したい頑張り屋のお母さんがいます。

最終回は、完成した絵本を見せ合いながら、プチ茶話会&交流会で楽しかったです。

ちょうど読売新聞の街角リポーター?の方の取材もあり、私も許可を得て写真を撮らせていただきました。

   

 

前列左より、『くまのももちゃん一年日記』、『おじいちゃんとおばあちゃん』、『しまねこしまちゃん』、

二列目、『フレンドリーほたる(この作品は原作者の許可のもと絵を描きました。まだ製作途中)』、

『きんいろ、きんいろ』、『ももかちゃん』、『千年ばあちゃん』、後列、『いかぞうくんの買い物』

受講者全員が最終回に参加できなくて残念でしたが、家族や焚き火への思いなど、

皆さん苦労しつつも工夫と個性にあふれた力作ぞろいでした。

誰もが、漠然とした思いや憧れから受講してくださるのですが、

物語、絵をダミー本に作り、実際清書して、きっちりした絵本に製本していく作業には、苦労します。

「なんで、こんな大変なこと始めちゃったんだろう???」と、皆さんおっしゃっていましたが、

最終回は自分だけの絵本を手にした達成感で、いいお顔でした

 

 

写真のコラージュ作品、『おじいちゃんとおばあちゃん』は、名古屋から浜松にお嫁入りした作者が

近くに住むおじいちゃんと、おばあちゃんを愛情深く観察した楽しくも貴重な記録です。

あんまり写真が楽しいので、ご本人の許可のもと、少し写真に撮らせていただきました。(ほんの一部ですが)

 

                                

 

     

                                

どうでしょうか。

作者の彼女は、自分でもマイペースと言ってましたが、じーじとばーば(浜松弁)の日々の暮らしを、

こんなにも好奇心を持って、愛情深く見守ってる観察?日記に、感動です。

皆さん、「画力がなくて・・・」とよくおっしゃるのですが、

プロではないからこそ描ける力や想いのこもった絵にたくさん出会えます。

いつも自分自身新鮮な感動をいただき、忘れかけた大切な気持ちを思い出させていただいています。

 

 

余談ですが・・・

  

差し入れで焼いて行った米粉のマフィン(犬と猫の形)も好評で、形がいびつなのもご愛嬌でした

愉快な秋の一日でした。

                                               

 

 

 

 

 

 


明るい色

2011-11-16 14:52:15 | 今日の庭

寒くなってきました。

先日、島田市ばらの丘公園に出かけました。

10月29日は、暑いくらいの秋晴れの日でした。

何本かバラ苗を購入してきました。

たくさんの秋バラが、これでもかと、咲き競っていましたが・・・

とりあえず、たくさんの写真アップは次回とします。

  

アムステルダムというバラです。

私の好みにしては、強く派手な色でしょうか??

3本苗を購入して、淡いピンクと、色変わりの黄色~アプリコットのバラを選んだので、

1本だけは、我が家にない鮮やかな色を・・・と決めました。

小さな苗なので、鉢植えにしたら、このバラの花は、なんと一週間も咲き続けました。

花弁が厚く、とてもしっかりした一重のバラです。

チューリップ王国、オランダの首都の名前も、合っていますね。

最初はこんな感じのきれいな花芯で、

だんだん花弁が、波打ってフリルみたいになるんですね。

あんまりきれいなので、じっくり見て、変化を楽しみました。

なかなか忙しく、歯痛や頭痛に悩まされた日々でしたが、

明るい色のバラを眺めては・・・・・

「明るいほうへ」って、自分を励ましてみました。


Kさんの庭

2011-11-09 20:05:47 | 今日の庭

昨日は、立冬。

急に冷え込んできました。

お隣のKさんの庭の和花を、久しぶりに写真に撮らせていただきました。

先週までは、暖かな日差しの中で咲いていたヒネム、緋合歓の木です。

我が家の窓から見えるのですが、夏から秋に咲き続ける低木です。

別名「花火の木」といわれ、花火のような鮮やかな緋色で、夏は咲きます。

普通の合歓の木は、とても大きな木になるので、小さな庭には向きませんが、

この木は鉢植えでも育てられる低木です。

秋の日差しにふわふわとした花が美しい。

 

山に自生するシュウメイギク。

八重で、小さいけど華やかです。

 

  

ムラサキシキブの実。

なんて表現すればいいのでしょうか?

つやつやした和の紫色は、日本画や着物の柄に描きたくなる神々しさすら漂います。

 

白いミズヒキソウ。

赤いのはよく見かけますが、白ミズヒキは、うっすらと薄桃色で、ほんとに可愛らしい。

 

  

フウセントウワタと、月下美人の蕾。

今年は、忙しくしている晩に、開花を見逃してしまいました。・・・残念

 

亡き母と一つ違いのKさん、今年は少しだけ秋のはじめに体調を崩されたので、心配です。

お一人暮らしが長いので、とても若々しく活動的で、お友達も多い方です。

年をとっても元気に生きる秘訣が彼女の暮しにはいっぱいです。

いつも感心して、いろんな生活の知恵を教わっています。

ここに越してきて7年目、植物好きで気が合って、何だか亡き母に代わって頼っている。

趣味があっても、年齢が近くても、良い友人になれるチャンスは限られています。

ほんとに幸せなご縁だな~と、いつも感謝しています。

 


10月の庭 その2  ~ホトトギス、ツリバナ、シルホサ

2011-11-04 08:57:11 | 今日の庭

おはようございます。

11月に入りました。

今年も、あと2か月・・・あまり焦らずやっていきたいな~どうでしょう??

さて、10月の庭便りの続きから。

秋の影絵劇場・・・この可憐なシルエットを庭側から、写すと・・・

  

小さな一輪のミニバラ。秋は、こんな風な静かな風景があちらこちらに。

 

夏の終わりに、夫が、ザクザクと切ってしまったホトトギスの花。

弱剪定になったみたいで、花付きが例年より多いのが笑えます。

ズームで撮ると、なんとも派手で、緻密な造形美です。

ただ、日陰で群れて咲いていると、とても渋く地味に見えるのですが。

  

大好きなツリバナの実。

秋の初めにはぜ始めて、毎日紅葉していく葉っぱと、赤を深めていきます。

植えてある場所が、玄関わきのエアコンの室外機の脇という狭い場所なので、

あまり剪定いらずで、コンパクトに成長しています。

 

はぜた実からぶらさがるオレンジ色の種もユーモラスで、鳥がついばんで運んでいます。

今日は、もう後5個くらいしか、ぶらさがってなくて、さみしいけれど、秋の終わりの風物詩です。

春の小さな薄緑の花を待つ冬もまた楽しです。

 

  

冬に咲くクレマチス、シルホサです。

夏にいったん枯れたように葉を落とすので、バラのツルや、ハニーサックルのつるから、

守って誘引してあげるのが私の仕事です。

最初は、涙型の小さな蕾がぶら下がって、気づくと一輪咲いている・・・というのが秋のお楽しみです。

  

去年は、イヤリングの様と、書いた気がしますが、今年はこんなに長く伸びて、

ロングネックレスのようです。

高価なネックレスは、要らないけど、シンプルな濃紺のワンピースに似合いそうです。

 

ヒメツルソバも、たくさん地面を覆って、ピンクの花と紅葉しかけた葉っぱが秋らしい。

   

ホットリップというセージ、千日小坊、シュウカイドウ、イネ科の風草?だったかな。

 いつもの花たちが秋を彩ってくれています。

   

クローバー、カラミンサ、レモンの木、バラ(ザ・フェアリー)と、ブルーベリーの紅葉です。

 

  

ユーリオプス・デージーの、まじりっけのないパキッとした黄色。

秋のさびしい風景の中では、ひと際明るく力強い花です。

南アフリカ原産のこの花は一年中こぼれ種で増え続け、たくましさナンバー1の花。

 

遅めに蒔いたビオラやニゲラ(黒種草)も、芽を出してきました。