おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

台風15号が、やってきた。

2011-09-22 23:00:44 | 今日の庭

9月になって、最近は彼岸花も咲いてきて、少しずつ秋めいてきたな~と思っていたら、

  大雨の被害をもたらした、台風12号に続いて、

台風15号が、やってきました。

しかも、浜松市付近に上陸しました。

      

最初は、雨が強く降りましたが、

だんだん今まで体験したことのないような、強い風が吹き荒れ、

ヒュ~ヒュ~、キ~ン、ギュルギュル~みたいな普段聞きなれない異様な音に変わっていきました。

庭のアーチに誘引したツルバラの枝が、ゆるく麻ひもで縛ってあるだけなので、

どんどん下の方に、下がっていくのが窓から見えました。

  

暴風警報と公共交通機関の運休で、大学が休校になった息子と二人、

家の中から、外を眺めては、あっけにとられていました。

夜の台風と違って、昼の台風は、まざまざと雨風が観察できてしまうので、

より不安になりました。

玄関先に新しく設置した、夫のつり道具専用小屋が、無残にも2度倒れ、

息子と慌てて立て直しました。

自転車も、鉢植えも、傘立ても、軒下なのに、ぶっ飛びまくりです。

台風が、通り抜けた4時過ぎごろ、雨も止んできたので、外に出てみると、

なんと、近くの児童公園の大きなセンダンの木が、中心部から、まっぷたつに折れて、

道路にはみ出しておりました。

浜松に暮らして、25年位立ちますが、こんなに強い雨風の台風直撃は、初めてかも・・・

 

次の朝、おそるおそる庭を見回ると、

 

植えて、7年目の大きくなったオリーブの木が根元から、倒れているのを確認。

オリーブは、割と根が浅いのでしょうがないのかも・・・でもこんなの初めてで、がっかり

    

敷石を添えて、仮に起してみましたが、数分後には、倒れてしまいます。

明日の祝日は、力持ちの夫に協力してもらい、庭の復旧に当たります。

      

夏に長く伸びたツルバラの枝は、ほとんどアーチへの誘引が、外れてしまっています。

明日は、剪定しつつ、またの台風に備えて、誘引した枝を、

麻ひもで、いつもよりしっかり縛ってあげなくっちゃね。

この庭を作り出して、7年目で、一番大きな被害です。

そうそう、家の道路の前の緑地帯の横の側溝に詰まった、折れた枝や葉っぱの掃除も

我が家の分担かな~!!

ちょうど、側溝の区切りのゴミが溜まる個所が我が家の前に位置しているんです。

ほかの側溝の枝葉は、坂道と、風、大雨で下方に行ってしまい、意外に溜まらないのですが・・・

トホホ、がんばります。

 

浜松市や、静岡県一帯では、川の増水で、避難勧告が出たり、

停電したり、風で屋根が吹っ飛んだり、もっと甚大な被害が出ました。

このくらいの庭の被害で、めげてちゃいけませんね。

震災や、2度の大きな台風で、被災されたり、避難している方がたが、

少しでも早く、安全で、快適な生活に戻れますように。

 

 

 


夏の思い出 その2  ~昆虫館を見に行く。

2011-09-16 01:43:45 | お出かけ

今年の夏は、思いがけず東京に住む娘が、2度ほど長めに帰省したので、

一緒に出掛けたり、買い物、朝顔や庭の写真を撮ったり、ゆっくり料理したり、

のんびりと女同士の話で夜遅くまで盛り上がったり、

美味しい料理とお酒を飲みに出かけたり・・・

普段一緒にできない他愛無いことが楽しくて、すっかり満足してしまいました。

そんなこんなで、父も寂しがるし、皆の都合も合わず、あまり遠出しませんでした。

夏バテ気味もあったりしましたが、近場のお出かけで、昆虫館に出掛けてみました。

浜松市浜北区の、なゆた・浜北という文化施設で、開催されていました。

実は、父の昔の知り合いの方から招待状をいただいたので、父の代理で、出掛けてみました。

引退なさってから、日本だけでなく、外国にも昆虫採集に行かれている方で、

特にトンボにこだわっていらっしゃるみたいです。

 

あいにくその方は不在の日で、お会いできませんでしたが、会場の係りの方が、

この標本が、一押しということで、説明してくださいました。

ベッコウトンボは、トンボで有名な桶が谷沼のある磐田市のトンボで、

今現在は、採集してはいけないらしいです。

濃い色のトンボは、アカスジベッコウトンボといって、偶然捕まえたら、

国内で3匹しか採集記録のない貴重なトンボとのことでした。

動物行動学者の故、日高敏隆先生の本によると、

トンボは4枚の翅を、全部別々に動かすことができるヘリコプターで、

幼虫のヤゴも、折りたたみ式のあごを持ったジェット機である。

そして、親も子も、じつに洗練された狩人だとありました。

トンボもなかなか奥が深い1億年前から地球に生きる昆虫なのですね。

私は、ブローチのデザインになるくらいのきれいな形が、すごいな~といつも感心してしまいます。

ぜひ次回は、採集されているご本人にお会いして、

トンボの魅力についてお聞きしてみたいものです。

     

                  

たくさんの、昆虫標本。

外国に行かれると、さすがに蝶も採集されるのかな?

興味のある方は、ミニサイズの写真の上をクリックして、拡大してお楽しみください。

 

      

こちらは多分別の方の標本。

青い蝶は、あまりに有名ですが、エメラルドブルーの蝶、黄色と黒も日本にはいない配色。

すごい色合いですね。

 

  

こちらは本物の、生きてるオオカブト、ヘラクレスだか、アトラスみたいな名前の有名なやつです。

クワガタもたくさんいました。

 

大人になった少年たちと、今現在の少年たち、

どちらもカブトや、クワガタに夢中でほほえましい夏休みの風景です。

チョウチョ、トンボ、カブトムシ、クワガタ、玉虫、等など

4歳違いの兄と捕まえた夏が思い出されます。

兄も当時昆虫標本を作っていましたね~。

私は、標本のコレクションには、あまり執着はないのですが、

やはり男子の方が、コレクターになる理由があるのでしょうか??

いまだに何だか不思議というか、謎なんです。

最近、生物学者の池田清彦先生が、

お人柄や好奇心の在り方、ユーモアのある話し方等が大好きなんですが、

彼も、カミキリムシのコレクターみたいですから。

夢中になって、虫取り網を、いくつになっても振り回せる・・・というのは、男子の特権なのかもです。

う~ん、いろいろ思い当ることが、浮かんできましたよ。

 


夏の思い出 その1  ~夏の芸術祭に出かける。

2011-09-15 16:45:49 | お出かけ

十五夜が過ぎて、9月が半分終わりました。

東日本大震災から半年。

そして、台風12号がもたらした甚大な被害に呆然としていました。

自然と寄り添って、時には闘いながらも共存してきた日本人にとって、

予期するにはあまりに過酷な試練が続きます。

被災された住民の皆さんが、一日も早く今までの生活を取り戻せますように。

美しいお月さま、きっと同じ夜空の下で、皆祈っていることだと思います。

 

夏休みに撮りためた写真、まだ少しだけセミが鳴いて、夏の残りの気配があるうちに、

滑り込みでアップします。

 

去る8月6日の夕暮れ時、浜松の街中で行われた、夏の芸術祭に出掛けました。

東日本大震災の復興支援のイベントで、主に、浜松の中心街を午後から歩行者天国に区切り

行われました。

息子が所属する演劇集団浜松キッドが、殺陣のパフォーマンスで、参加しておりましたので、

その見物が目的でした。

    

                          

夕暮れ時、ピンぼけ写真が多くて申し訳ありません。

就職活動が、一段落して、やっとの練習で、息が合うところまでは行ってませんが、

まあなんとか、大通りの路上パフォーマンス終了いたしました。

ほんとは、死ぬ役なのに、死にぞこなったらしい・・・

 

 

こちらは、インドネシア留学生会のお嬢さんたちによる美しい舞いです。

夕暮れの時間にとてもマッチしていて、きれいなチョウチョ?クジャク?のようでした。

ちょっとはにかんでいて、よけい可愛らしかったですよ。

ファイヤーパフォーマンスを見て、あたりが暗くなったころ、お隣のエリアに立ち寄ると、

 

氷工房にはしさんによる氷の彫刻の、パフォーマンスで、

浜松にちなんだバイクが、彫られているところでした。

出来上がった作品には、子供たちも座らせてもらえて、大騒ぎでした。

 

同じ氷工房さんが、氷の中にお花を彫って、きれいな色で彩色すると、

華やかな浴衣の女の子たちは、もう夢中でした

作る工程が、私は見れなかったんですが、何故かお花は、氷の中に咲いていて、

女の子たちは、手で触れて、確かめて、大興奮でした。

ちょっとピンボケな写真ですが、女の子たちの浴衣や、ちっちゃな手が一緒になって、

幻想的な夏の思い出の、写真になりました。

 

浜松市は、外国人の住民も多く暮らす街なので、

各国の踊りや、音楽、そして、美味しい世界の料理の出店など、

週末二日間、72団体(延べ1100人)の繰り広げるアート&パフォーマンスイベントは、

子供から、お年寄りまで楽しそうでした。

最後に聴いた、ラテン原人さんたちの演奏に合わせて、

SALSA  FUEGOさん?たちのダンスがあり、お仲間や、一般の聴衆の人たちも、

のりのりで踊っていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 


9月、シュウメイギクが咲きだしました。

2011-09-03 17:16:13 | 今日の庭

9月になりました。

せっかくの新しい季節のスタートは、台風12号直撃からです。

ゆっくりと時速10キロ前後の進み方に、各地で被害と、この週末は、皆お家で待機ですね。

現在四国や、関西に上陸中、大きな被害にならないよう祈るばかりです。

私の暮らす浜松市は、静岡県西部のため、今のところ中東部に比べ、

大雨による被害は少ないようです。

ただ、風がかなり強く、デッキの背の高い植木鉢が、倒れています。

レモンや赤いバラが、倒れてますが、台風が落ち着くまで、そのまま寝かせてあります。

元に戻しても、また倒れて、繰り返すことで、どんどん枝が折れますから~。

ずぼら台風備え術ですね

 

さて、9月に入り、シュウメイギクが咲きだしました。

純白の花が、秋の訪れを告げています。

キンポウゲ科の秋明菊は、半日陰のやや湿った場所が好きなので、東の角の日当たりの良いとこに植えてしまったこの品種は、夏の猛暑で、部分的に夏枯れしそうになりました。

枯れて腐った葉っぱを取り除き、こまめに水やりして、持ち直したので、ほんとにうれしい白い花です。

ピンクのシュウメイギクは、玄関先の半日陰で、ゆっくり蕾が準備中のようです。

 

    

シュウメイギクの隣では、コリウスが、きれいな葉っぱを広げています。

カラーリーフとして、初夏に植えて、高温を好む葉っぱを、夏に楽しもうと思ったんですが、

暑さが弱まった、最近の方がきれいにぐんぐん伸びてきました。

コリウスの隣のダンシング コレオプシス(フルーツパンチ)は、長い名前の新品種です。

渋いけど、可愛らしい花の形が、気に入っています。

背が高くなって、暴れる花ですが、小さいコスモスみたいな風情が好きです。

この夏植えた中では、一押しです。

花がらを、こまめに摘んで、晩秋まで楽しめるとよいのですが・・・

 

こちらは、玄関前の寄せ植えの鉢。

白い小さな花は、ユーフォルビア ダイアモンドフロストです。

最近寄せ植えで見かける純白の小さな苞が、ちょうちょみたいです。

メキシコ原産のトウダイグサ科なので、暑さや乾燥に強いようです。

5枚の花弁が可愛いピンクと白は、ニチニチソウ(日々草)です。

    

最近は、品種改良が進んで、色んな品種がありますね。

寄せ植えに使ったピンクはほんのりピンクという新品種。

マダガスカル原産、キョウチクトウ科なんですね。

  

つる植物のイポメアも一株植えておくと、信じられないほど伸びてくれて、楽しい植物です。

ヒルガオ科イポメア属ですが、サツマイモの仲間で、球根は、サツマイモそっくりです。

左の斑入りは、ピンク、シロ、緑の色合いが絶妙で、毎年植えてしまいます。

トリカラーという品種。

右は、スイートハート レッドという品種で、完璧なハート形の葉っぱです

白いユーフォルビアの隣は、プレミエラ ルビーという新品種。

淡い花、地味な花好きな私にしては、パキッとした赤です。

アカネ科のオトメリア属の花ですが、白もあります。

花の形と、深みのある赤が、どんぴしゃり(古い?!)な花だと思います。

夏の間中繰り返し咲き続けてくれました。

    

                          

秋の初めの花がちらほら咲き始めました。

左端は、フウセントウワタ。

下の段右は、近所で咲きだしたフヨウ。

最後の写真は、玄関先のフウセンカズラの実と、ナツユキカズラの白い花。

さ~この秋はどんな季節になるでしょう。

夏バテから立ち直り(おおげさ)、新しいことを始めてみたいものです。