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「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

益子への旅 ~その2 フォレストイン益子とムーンボウ

2010-11-09 15:16:25 | お出かけ
美しい夕暮れを堪能して、いわむらかずお絵本の丘美術館を後にして、
益子の街に向かいます。
日は、あっという間に暮れて、益子の街に着いた時には、とっぷりと暮れて、真っ暗でした。
里山の夜は、余分な灯りや電飾もなく、ほんとに夜になった感じ。
観光バス運転士としては、不慣れなYくん(以前は長距離運送業に勤務)は、
時々道に迷いつつも、何とか本日の宿泊先に到着!!お疲れ様

県立自然公園内、「益子の森」内にある宿泊施設、「フォレストイン益子」が、今夜のお宿です。
馬車道駅や、ちひろ美術館の設計で知られる内藤廣氏による設計は、
なかなか洗練されていて、アーチ状に広がる客室は、とても個性的です。

       
左の写真が、内側にフロント棟が見えます。右は外側に緑が広がっています。


               
               フロント付近です。左手に見えるのは、天体観測施設。



       
左は客室の、ナンバープレート、焼き物で出来ていて、あまりの可愛さに、思わずパチリ!
右は、栃木県マロニエ建築賞受賞のプレート、建物に張り付いてました。


さてさて、部屋割をする間もなく、予約した夕食の時間です。
この宿泊施設は、余分なサービスをなくすことで、一人5000円程度で、泊まれます。
食事は、別に併設のレストラン、「リス・ブラン」でいただきます。
益子と周辺地域の野菜たっぷりの食材を使ったフレンチです。
ディナーコース、「益子の郷」、あまりに美味しく、目にも美味しかったので、写真ですがどうぞ

       
かぼちゃのスープなんですが、スープを注ぐ前に、ニョッキ(おだんご)、グリル、生のかぼちゃを、見せてくれます。
いろんなかぼちゃの食感が楽しめて、GOOD!でした。

       
前菜と、メイン料理です。
メインは、イモ豚のグリルですが、煮たか蒸した後、焼いてあるので、脂身の部位も、柔らかくさっぱりしていました。


               
               デザートは、これまたレモン系などで、酸っぱめで美味しかったです。

あまりの美味しさと、楽しいおしゃべりで、すっかり盛り上がって、
シャンパンや赤ワインで、ほろ酔いの我々一行は、外に出てびっくり!?



               
空を見上げると、こんな感じ・・・
生まれて初めて見ましたが、これは何???
食後に、予約していた天体観測のガイドさんによると、
「ムーンボウ」という名前の現象らしい。
コンパクトデジカメなので、暗さもあって、幻想的な本物の感じが、うまく伝わらず残念ですが・・・
天空の、月を中心に描かれた孤、中心が月以外は暗く、外側の同心円が、幻想的に白く光っていました。
しばらく、10人の仲間と静かに空を見上げ、
厳かな自然の摂理に、しばし、時を共有・・・う~ん幸せな時間ですね。
皆、20年近く付き合って来て、いろいろあるけど、これから先も続いていきますように・・・
月のパワー、みんなもらえたかな?
その後、天体望遠鏡で、この夜、どんな星よりも明るく光っていた木星を観測したり、
天体ガイドさんお二人の星にまつわる楽しいお話を聞きました。
25年前のふたご座流星の写真もいただきました。
栃木の人たちは、おっとりした栃木弁もあって、より暖かく感じられるのでした。

家に戻ってから、ムーンボウについて、色々調べてみました。
「ムーンボウ」、MOONBOW、月虹、ルナレインボー等 ~月の光によって出来る虹。

結論から言うと、私達が見た現象は、ムーンボウという人もいるけど、
正しくは、月のハロ(暈、かさ)、光環というらしい。
月を中心に内側に描かれた孤は、月の高度が高い時の幻月環だそうです。

本物の、ムーンボウは、ハワイのマウイ島辺りで、たくさん見られるらしい。
ハワイでは、見たものに幸せが訪れる、最高の祝福の証しといわれている。
満月、日没前の雨、温かい風、雲のない星空、そして夜、この5つの条件がすべてそろった時のみ現れるらしい。
映画『ホノカアボーイ』でも、主人公の青年が探していたって・・・
もしも、チャンスがあったら、お目にかかってみたいもんです



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