おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

今年のリースと紅葉

2011-12-23 13:47:02 | 今日の庭

昨日は冬至、一年で夜が一番長い日。

昔は、この日から日が伸び始めることから、年の始まりと考えられていたそうです。

そんな風に考えると、明日に続く今日が、どんどん光に満ち溢れてくる気がしますよね。

 

明日は、クリスマスイブだというのに、今日は年賀状刷りに追われる我が家。

父の分400枚+我が家の分250枚、途中でプリンタートラブルがありませんように

 

さて、今年のクリスマスリース、ゆっくり作っている心の余裕がありませんでした。

 ツルウメモドキの黄色い実がきれいな頃、

             

ぐるりと丸めて、

こんなふうに整えてみました。何か所かワイヤーでまとめてあるだけで、

後はツルの動きを生かして、自然な形に仕上げます。

こちらは、以前に作った木の実だけのリース。

日が経つにつれて、黄色い実がはぜて、赤い中身がのぞいてカラフルになってきました。

キラキラした飾りは付けずに、中心にクリスマスツリーの飾りを付けました。

この飾りは、トールペイントの先生をしている絵本の友達が、昔作ってくれた贈り物。

このリースにぴったりでした。

 

今年は、震災や原発事故、水害や台風と、辛い出来事の多い一年でした。

そんな年だけど、今年の紅葉はとても美しい。

なにか自然からの強いメッセージを感じるのは、私だけでしょうか。

もちろん東北の紅葉も、今年も変わらず美しかったです。

 

たくさん撮り貯めた紅葉の写真です。

特別な場所に、観光には行けませんでしたが、日々の暮らしの中で、目にした美しい風景に心励まされました。

  

菊の花と、黄金シモツケの紅葉。  

 

    

大好きなナンキンハゼの紅葉。

ハート形のはっぱが、黄色から赤へ変わり、白い可愛い実がなります。

  

  

            

      

玄関先のヒメシャラの木、2~3年に一回しかこんなにきれいに紅葉しません。

暑い夏、台風で葉が散らない、急激に冷え込む冬、

いくつかの条件がそろわないと、温暖すぎる静岡では、紅葉はいま一つの木もあります。

 

      

                       

こちらは、ヤマボウシ。西日を浴びて、日が葉っぱを透かして、こんなに輝いています。

実はこのヤマボウシも7年目にして、一番きれいに色づきました。

 

   

アカバナトキワマンサクも、西日を背にして美しい。

 

    

 

              

桜の木の東側でどんどん大きくなる広葉樹の木は、この季節、

夕暮れ時間のちょっと手前、3~4時ぐらいに、西日をいっぱい浴びて、金色に輝きます。

「金に輝く時が来て・・・」と、見るたびにつぶやいてしまうのは、何かの詩の一節でしたか。

こんなはっぱと、どんぐりのなる木です。

 

    

 

  

           

こんなふうな寄せ植え、バスケット型と、リース型も作ってました。

時々、日向で休ませては、ちょっと日陰の玄関に、かわりばんこに飾っています。

 

 

   

 

 

 

 

          

 

 

 


思いがけないお客様  ~ミセス・オールドローズ?

2011-12-19 23:05:37 | 今日の庭

鉢植えのクリスマスローズが、蕾をどんどんもたげて、開花し始めています。

  

この鉢は、去年の冬、唯一クリスマスに咲いてくれる品種、ヘレボルス・ニゲルが、欲しくて求めたものです。

  

今年は、夏の暑さに耐え、急激な冷え込みで、11月頃より早めに蕾を株もとに準備し出していました。

純白のうつむいて咲く花が可憐です。

 

先日の出来事、12月5日だったと記憶しています。

ピンポーン、と玄関のインターホンが鳴りました。

出てみると、緊張した声で、バラの話が聞きたいという女性が訪ねていらっしゃいました。

最初はびっくりしましたが、我が家はあまり塀で囲っていない、オープン外構なので、

庭仕事をしていると、通りがかりの植物好きな方に、よく声をかけられるんです。

 

彼女は、すぐ近くに家を新築し、庭の外構工事前で、バラの苗をたくさん購入したんだけど、

何事も初めてで、色々と聞きたいとのことでした。

私の今までの経験の中で、役に立ちそうなことを、いろいろお話してみました。

我が家の庭の前を通って、バラや植物の状態に興味を持ってくださっての来訪でしたので、

とても嬉しくて、初対面にもかかわらず、話が弾んでしまいました。

彼女は、原種に近いオールドローズに興味があるらしく、

我が家はイングリッシュローズ(オールドローズとモダンローズの交配から生まれた)も多いし、

果たして私の話はお役にたてたかな~?なんて、彼女が帰った後で思っていると・・・

 

夕方、またピンポーンの音がして

小さな花瓶に、ありったけのバラの種類を届けてくださいました。

二度びっくり!!

彼女のバラたちは、まだ小さな株ばかりなのに、惜しげもなくバラの蕾を贈られて感激でした。

 

しかも、マスキングテープで丁寧にバラの名前が・・・

あんまり可愛らしいので、写真に収めてみました。

11種類もありました。

 

 

私の知らないオールドローズがいっぱいでした。

一つ一つが可憐で、ほわっとした感じ、あまり強く主張しすぎないバラ・・・といった感じでしょうか。

小さな株のうちは、花茎も短めなので、丁寧に水切りしてみたら、

 

次の日になると、こんなに大きく開く品種もありました。

レディー・ヒリンドンと、エンジェル・キャンプティーでいいのかな?

彼女のことは、かってにミセス・オールドローズさんとお呼びすることにしました。

彼女が招待してくださったお宅は、まだ訪ねていませんが、

なかなか私にはない行動力や馬力のありそうな方、仲良くなって、色々と教わりたいです。

こんな出会いってありそうで、なかなかありませんものね。

  

きれいな花びらや、バラのネームタグは、大事にします。

ほんとうにありがとう

 

 

 


12月半分過ぎる。

2011-12-17 01:16:33 | 心の風景

12月が、瞬く間に過ぎていきます。

さすが師走、恐るべしです。

そして、今日からは冬将軍到来で、各地で初雪の便り。

寒いです。

 

最近、辛い知らせが二つありました。

夫が昔からお世話になった先輩と、最近親しくしている後輩の二人が、

集中治療室で、必死の治療を受けているという知らせです。

長野に住む先輩は60代、岡山に住む後輩は40代と二人ともまだ若く、働き盛りの元気な方たちです。

忙しくも賑やかな季節ですが、お二人の回復を祈りつつ、周りのご家族の気持ちを思うと祈りの12月になっていました。

祈ることしかできないのですが、夫は週末岡山までお見舞いに出かけるつもりです。

毎年、ふじりんごと、ピオーネぶどうを送ってくださる二人です。

今年も長野の奥様からは、辛い時期なのに、変わらずりんごを送っていただき、大切に噛みしめて食べています。

赤いリンゴが、悲しく感じるのは初めてです。

 

毎日、朝日に向かって祈っています。

 

 

       

                                 

先日、お使い物を買いに久しぶりにリープリングに出掛けると、クリスマスの飾りがきれいでした。

華やかな季節であることを思い出しました。

やはりクリスマスの風景は、いいですよね。

緑と赤のクリスマスカラーも好きですが、こんな白いガラス球のオーナメントも静かな聖夜をイメージさせていいですね。

職人魂を投入したこんな飴細工もありました。

くよくよせずに、元気を出して、日々のことをもくもくと・・・。

女子の元気のもと、赤いケーキを食べました。

上から時計回りに、イチゴタルト、ナポレオン、マロンロールケーキです。

店の外に出ると、こんなランタンが灯されていました。

このランタンは、実は焼き菓子の入っていた容器です。

我が家の庭木にも一つ吊るしてみたいテラコッタのランタンです。