おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

晩夏 ~黒いトンボとサルスベリ

2010-08-24 09:49:58 | 今日の庭
昨日は二十四節気の処暑、暑さが収まるという意味ですが、
まだまだ今週は暑そうです。
それでも、先週ぐらいから、セミの声が、ツクツクホウシやヒグラシの、
静かで、もの悲しげな声に変って来ました。
赤トンボも見かけだしました。


最近水撒きの後、黒いトンボが、毎日のようにやってきます。
       
最初は、真っ黒なので、黒いアゲハチョウかと思いました。
図鑑で調べると、ハグロトンボか、アオハダトンボでした。
体は金属緑色でとてもシックな色合いです。
水のきれいな小川に生息する川トンボの仲間でした。
今年は、トンボが色んな種類がやってきます。
もしかして、猛暑好き?!




玄関周りの、北東の庭は、野趣に富んだ庭になっています。
去年突然、植えてもいないのに現れた、サルスベリは淡いピンクで、気に入っています。
               
               青い空を背負って、のびのびさわさわ揺れています。

       
その横には、鉢植えの鉢底を突き破って、すっかり地植え化してしまった、観葉植物が。
すぐ名前を忘れてしまいますが、シダのように繊細なのに、ジャングルっぽい葉っぱです。
丈夫で、冬はまるぼうずになって、葉を落としますが、寒さにも強いみたいです。
右の写真は、これまた植えてもいないのにどんどん増えるヤマユリ。
楚々としているのに、力強い花です。

ヒメシャラの根元には、ミズヒキとシュウメイギクが秋を待っています。

今、蕾がこのぐらい膨らんできています。



               
               父が退院しました。
               何とか、自分で食べれるところまで回復しました。
               少しほっとしつつも、介護度はかなり上がってしまうので、
               父にとっても、私達家族にとっても、新しいステージに入ったかな・・
               という感じ。
               入退院の、いろいろで、このブログも自主夏休みにしてしまいました。
               また、ゆっくり始めてみます。
               遊びにいらしてください。
               このバラは7月初旬のバラと、ヒュウガミズキの葉っぱで、活けたもの。



風鈴に涼む。

2010-08-06 10:52:02 | 心の風景
今日も暑いですね。
昨日は、3日かけてやっと西側のつるばらと、ハニーサックル、そして冬咲きのクレマチスの3種のつるのジャングル化したパーゴラを剪定し終わりました。
つるばら、ポールズヒマラヤンムスクは、桜のように可憐なバラなのに、そのつるの棘の痛さは、我が家のバラのなかでも、最強です。
ハニーサックルも可愛い花なのに凄い成長力のつる。
忙しさにかまけて放置したら、えらいことになって、見て見ぬふり・・・してました。
もー半分やけっぱちみたいにざくざく強剪定してたら、すっかり楽しくなってきました
もちろん自分の背より高い三脚の上でザクザク、チョキチョキ、時には、のこぎりでゴシゴシ。
途中、そのツルの茂みをねぐらにしていたカナブンに攻撃され、カナブンの茶色いおしっこだらけになりました。
カナブン恐るべし~
アオバハゴロモという小さな虫もぶんぶん顔に襲撃して来て参りました。
そんな虫達との格闘の後・・・
すっかり、すっきりして、今は休眠中の冬咲きクレマチス、シルホサの細くて華奢なつるを、
もう少し皆さんにお目見え出来る位置に、麻ひもで誘引してみました。
大事な晩秋から冬に備えての仕込みです。



そんな訳で大満足の庭仕事でしたが、今日はすこしぐったり。
暑い中頑張りすぎちゃいましたかね~

軒につるした風鈴を、ぼーっと眺めて風を探しています。
       
このガラスの風鈴は、一昨年娘が帰省した時のおみやげ。
川崎大師の風鈴市に出掛けたらしい。
ガラスに涼やかな淡い色付けで、可愛らしいですね。
小樽大正硝子館と、短冊に書いてありました。
チリリーン、カララーンと夏の音。

ついつい涼しいものに目がいく、夏真っ盛り、
フウセンカズラのツル、葉っぱ、白い花、みんなみんな涼しい風情で出来あがってます。
風船みたい緑の実も、パンダみたいな種の顔も、ほんとにうまく出来てます。
亡き母の大好きだった草花です。

明日7日は、もう立秋。
若かりし頃、自然に敏感な友人が、
「夏が頂点に達するのを感じた時には、もう既に次の季節は始まっている・・・」なんて、
かっこいいこといってましたが、
この歳になって、いくつも日本の四季を超えてくると、
素直に、「なるほど、深いな~。」と、しみじみ感じます。
歳をとるのも悪くないですね