おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

晩夏   ~ヒグラシの鳴き声に・・・

2011-08-22 18:39:56 | 今日の庭

たくさん雨が降って、日本中がすっかり涼しくなっています。

またまたブログを自主夏休みにしてしまいました。

しかも、このブログを編集しているノートパソコンの調子が悪く、なかなか再開できずにいました。

そろそろ、買い換えの季節なのでしょうか~?!

処暑のころ、やっと夏バテした体を少しだけ休めることができている方も多いのでは?

ただ、豪雨や雷、竜巻と、なかなか激しい夏の終わりです。

セミの音が、ヒグラシに変わっただけでなく、今、秋の虫の音色も聞こえ始め、

しみじみと、胸の底に秋の訪れを感じています。

この心の底が、もの悲しくも、さびしうれしいみたいな感覚は、

日本人に生まれた幸せな趣なんでしょうね。

 

雨の日の玄関先のサルスベリや、夏の木々の葉っぱたちです。

 

アサガオの花も、夏を惜しむかのように、だんだん小ぶりになってきています。

雨の中、ゴーヤと揺れています。

 

   

先ほどの玄関先の葉っぱたち、真夏の風景です。

サルスベリは鳥が種を運んで、3年目、淡いピンクの花が天高く伸びています。

 

  

こちらは、夏の東の角の庭です。

白く咲いてるのは、冬に移植したノリウツギ(少し最初は緑がかった色に咲くライムライトです)。

青いのはセージの仲間。

夏の暑さでちぢこまっていたのですが、最近ぐんぐん元気になってくるのが分かります。

秋の花、コスモスやシュウメイギクの蕾が、もうスタンバイしているのが見えますか?

         

シュウメイギクの蕾、ツユクサ、ミズヒキ、フウチソウとシュウカイドウ、

そして娘にもらった風鈴ひとつ・・・いつもの晩夏の風景です。

 

  

アサガオとゴーヤの緑のカーテンにも、フウセンカズラの可愛い実が仲間入りしました。

このつる植物は、何度見ても、花も実も葉っぱも、

ほんとによく出来てるな~と感心する造形美です。惚れ惚れする可愛さってあるんですね。 

 

 

ハート形の葉っぱが、急に黄色く紅葉してるのが、ハナズオウです。

いつものバラの実が、黄色く色づいてくると、晩夏~秋の始まりのしるしです。

今日は、8月22日、父の誕生日でした。

89歳、来年は卒寿、90歳です。

私には未知の世界です。もちろん父本人にとっても。

できれば、心静かに、日々の事に心も体も患うことなかれ・・・と祈るのみです。

あと、出来れば、なるべく笑わせてあげたいです。

 

 

 

 

 


朝顔日記

2011-08-09 23:55:11 | 今日の庭

今朝の朝顔です。

色んな種類が咲きそろい、楽しい緑のカーテンは、朝からにぎやかです。

 

    

今、デッキはこんな風です。

朝顔は、左側は、大輪の暁シリーズ。右側は、メリーゴーランドという小ぶりの朝顔です。

暁シリーズは、朝早起きですが、花弁がとても薄く、午前中の早めの時間にしぼんでしまいます。

でも、大輪で、和の朝顔という趣です。

苗を買ってきて植えたものです。

暁の露です。今朝初めて咲きました。

      

     アゲハ蝶もやってきます。

 

メリーゴーランドの方は、西洋朝顔でしょうか。

種をまいたのが、6月14日でしたが、最初に咲いたのは、8月1日です。

たった一か月半で咲いてくれるんですね。

一番最初に咲いたのは、藍色が強いパキッとした朝顔でした。

  

次に、濃いピンク、

最近淡いピンクが咲きだして、とても可愛いです。

今朝はハチが来てました。

新しい品種と、種の袋にありました。

暑さや、夏の強い日差しにも負けず、午後までずっとしおれません。

図案やイラストで朝顔を描くときのようなシンプルな形が、気に入っています。

蕾が、3個まとめてつくので、後から後から咲くのですね。

      

最初はまばらで、朝顔もポツリポツリとしか咲かなかった緑のカーテンですが・・・

  今ではこんな風に

すっかり夏の風景として日々の暮らしに溶け込んでいます。

そうそう、ゴーヤは一本大きくしすぎたら、次がなかなかなりません。

やっと、ゴーヤチャンプルーにして食べたら、

今朝ゴーヤの赤ちゃんが、なり始めているのを3つ発見しました。

朝顔に押されているのかな??

 

 

 

 

 

 


夏のバラ  ~その2

2011-08-04 12:51:09 | 今日の庭

夏のバラの話の続きです。

    

少しピンボケ気味な写真ですが、ウィンチェスター・カテドラルです。

このバラは、メアリーローズという濃いピンクのバラの枝変わり品種なので、

時々淡くピンクが、さして美しいです。

水彩画のように、淡い風景が、後ろに茂っている銀灰緑色のオリーブの木と合っています。

本来の純白のこのバラも、薄い紙細工のように繊細です。

 

  

フェリシアです。

つるバラの先生である村田ばら園のカタログの説明に、

「でしゃばり過ぎず、といって地味でもない、自然と庭に溶け込む得がたい品種です。

ソフトピンクの中輪の花は、季節により杏色を帯び、甘く上品な香り。

年を経るごとにその素晴らしさが、実感として深まっていきます。」とあります。 

まったく同感です。

男も女もこんな風に年を取れたら・・・と思います。

日差しの強い東側の駐車場寄りで、一年中繰り返し咲いてくれる丈夫なバラです。

 

  

偉大な芸術家、ウイリアム・モリスにちなんだ名前のバラです。

アプリコットを帯びたサーモンピンクで、ロゼッタ咲きの花弁は、

咲き進むと色あせて、いい感じで淡くなります。

写真のように、蕾から、開きかけの蕾、開花した花が、並んで咲いている様子が、

風情があり、絵になる気がします。

我が家のバラの中では、一番ゴージャスなバラかも。

 

 

コンテ・ドゥ・シャンパーニュです。

このバラも、クリーム色の花が、咲き進むとアイボリーに変化し、

ふわりふわりと我が家の庭の真ん中あたりで、明るい色合いで、咲いています。

たくさん咲いて、移り行く色合いで、仲間と一緒に輝くバラですね。

可憐な花に似合わず、棘は一番痛いバラです

 

小さなミニバラ、完璧に可憐な形ですね。

 

スキャボロ・フェアーも、玄関の軒先で、今も繰り返したくさん咲いてくれています。

暑い夏のバラは、どれも春夏に比べると、花の色が淡いです。

夏バテ気味なのか、太陽の日差しから身を守るため、薄い色の花にして、

武装しているのかな~なんて、毎年考えてしまいます。

これから、秋の開花に向けて、水やり、肥料、咲かせすぎないための剪定です。

やっぱりきれいで、華やかで、変化に富んだバラの花を、育てて眺めていると、元気が出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 


初夏から夏のバラ ~その1

2011-08-04 08:20:25 | 今日の庭

ここ何日か朝晩涼しい日が続いています。

珍しく昼間も30度越えない日が続くと、庭の花たちが俄然張り切りだすというか、

元気になるのが分かります。

人間と同じなんですね。

台風6号の後、新潟と福岡の豪雨、そして久しぶりに静岡県に大きな地震。

東北の肉牛の全頭調査、稲藁や、腐葉土にもセシウム、お茶に引き続き主食のお米の調査・・・

自然災害や、人災の前に私たち庶民はなかなか無力。

それでも日々は過ぎ、季節の草木花は、何もとらわれなく、めぐっていく。

こんな気分の中、華やかなバラを、自分でも気付かぬうちに5月末からアップしそびれていました。

 

バラは、こんな暑い中も頑張って咲いていたんですよ。

      

春に一番早く咲くラ・レーヌ・グイクトリアの、2番花が、6月末に咲いていました。

このオールドローズは、最初一季咲きかと思っていましたが、

5年目ぐらいから株が充実すると返り咲くようになりました。

ただ、春の一番花に比べると、小ぶりなのと、花弁の巻きが弱いのか、

すぐにさらさらと散ってしまいます。そんな可憐な姿も、私はけっこう好きですが・・・

 

アンブリッジローズです。

この薔薇は、春にはカイガラムシやうどんこ病で元気がなく、大きく切り戻して、治療中でした。

丈夫なので、すぐにぐんぐん伸びて、繰り返し咲いてくれています。

上品な色と香りに、夕暮れ時出会うと、ハッと息をのむ美しさです。

  同じバラなのに、暑さや季節で少しずつ風情が違います。

 

こちらのパット・オースチンも、よせばいいのに・・・というくらい休みなく咲き続けています。

アプリコットオレンジの花色は、元気をくれますが、働きすぎで、休ませてあげようと、剪定しても、

次々と花芽が出て、「大丈夫、へっちゃらさ~」っていって笑ってくれる花です。

  人間の友達でも、こういうパワフルな人っていますよね。

「すごいな~、素敵だな~。」と思いつつも、休憩大好きな私は、いつも無事を祈ってしまいます。

夏の暑さは苦手な品種なのに、とある朝、こんなに鮮やかなオレンジ色でした。

この薔薇を、見てきた中で、一番強い赤みを帯びたオレンジに、

なんだか強い意志を感じてしまい、感服