おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

ばらの便り

2010-05-28 01:09:56 | 今日の庭
高知から戻ると、急に何だか忙しくなってしまいました。
バラや、木々、そして草花が、そわそわと動きだし、気もそぞろな季節の到来・・
写真だけは、撮り貯めておきましたので、
遅くなりましたが、この三週間のバラの便りをアップしていきます。

今夜は、この3枚で、予告編


朝日の中の、コンテ・ド・シャンパーニュ。
淡いクリームイエロー、淡いアプリコット、そして柔らかなオフホワイトへと
移り変わる色合いが、とても美しい。
棘は、けっこう鋭く、庭師泣かせです。



5月中旬の西側のバラ。
赤、オレンジのバラのアーチの向こうに様々なバラが咲きだしています。
我が家の中では、派手なエリアです。
ほんとは、黄色のグラハム・トーマスが、アーチの右手に咲きそろうともっと明るい色合いなのですが、
今年は元気がありません。




5月20日を過ぎると、東側は、白っぽいピンクや、淡いアプリコットがかった白のバラが、目立ってきます。
やっと、本来の白と緑の庭が、戻って実はほっとする私。
バラと一緒に咲きだすのが、バイカウツギ(エトワール?でしたっけ)です。
とても控え目な甘い香りです。

夜も更けてきたので、今夜はここまで。
週末には、もっと詳しくバラを紹介します。
おやすみなさい。

オオデマリも、今年はおしまい

2010-05-18 01:52:36 | 今日の庭
連休前のオオデマリは、       

こんなふうに、緑から、薄黄緑、そして白くなるに従って、ふわりふわりと手毬が大きくなっていく。

さてさて、そんなオオデマリも、連休の高知への旅から戻ると満開を少し超えていました。

だんだん葉っぱがのびてくるんですね。

そして、5月中旬あたりから、はらはらと散りだしました。
例年バラが、もっと咲き進んでいるのですが、今年は、10日ぐらい遅め、しかもいっせいに咲きだしています。

                               きれいなちょうちょも飛んできました。
               アオスジアゲハです。 

高知市内巡り  ~高知城、出会った動物たち

2010-05-17 22:02:44 | お出かけ
さて、夕暮れの牧野植物園を後にして、高知市の中心部へ戻ります。
旅の始めの頃は、龍馬像で有名な桂浜ぐらい行こうと思ってたのですが、
先に高知入りしていた兄家族が、親戚のおじさんに連れられて行ったところ、
あまりの混雑ぶりに、行かないほうが良さそう・・・と言われて、
ま~土佐で、きれいな海、のどかな海は、満喫したし、
植物園で、今日の元気も使い果たしたし、行かないことにしました。
龍馬の土佐にやって来たのに、あまりそれらしきところに行かず、申し訳ないです
龍馬のことは、小さい頃から思い入れたっぷりの父に色々聞かされて、今さら・・みたいな感じもあるので。

高知港の端にかかる青柳橋?を渡り、街中に。夕暮れ時もまだもやがかかっています。

       
宿泊するホテルが、はりまや橋近くのため、この辺をうろうろ。
はりまや橋そのものは、何ということもない感じ。昔は、この辺を中心ににぎわっていたのでしょうか?
今も、大きな交差点で、交通の起点のようです。
土産物屋で、おみやげも荷物を減らそうと発送してしまいました。
右の、からくり時計は、龍馬や、かんざしを買う坊さん、よさこい節など、
いろんな名物が次々飛び出して良く出来ていました。
ちょうど6時の鐘と音楽が鳴り響いてました。

               
               はりまや橋付近の街並みは、とてもきれいで雰囲気がありました。
               はりまや橋公園っていうんですね。


翌朝は、早起きして、ホテルから徒歩圏内の、高知城まで行ってみました。
       
高知城に続く道の街路樹は、なんとクスノキです。
クスノキは、一年中落葉している、手入れが大変な(落ち葉掃除)常緑樹なので、
きれいに手入れされてましたが、びっくりです。

右は高知追手前高校です。旧高知一中で、父の母校みたいなので、写真に納めてみました。
大きな時計台が、シンボルみたいで、
病院に行く時父のズボンのポケットに入っている日本手ぬぐいに、この時計台の絵がついています。(大事にしているようです。)

クスノキと時計台、絵になりますね。

               
               歩道には、オナガドリと、クジラが。


高知城にやってまいりました。

       
左は、高知城を築いた山内一豊像。
右は、内助の功で有名な一豊の妻の像。

       
板垣退助も高知の偉人です。
右は、板垣象の左上方にみえる高知城のセンダンの木。樹齢268年。
センダンは、高知市の木です。
実は、昼過ぎに高知駅から帰路に就くので、時間切れで、板垣像より上の階段へは、登れませんでした。

       
年月を重ねた「野ヅラ積み」という山の自然石を使った石垣は、南海大地震をも耐えた立派なもの。
コケやユキノシタなど、様々な小さな植物が、息づいていました。

高知城を後にして、ホテルのある帯屋町商店街へ戻る道の途中で、不思議な神社を発見!!
      
高知大神宮は、なんだか鳥を大切に奉ってあるんですかね~?!
「鳥の五徳」とかも書いてありますよ。

       
高知名物オナガドリの放し飼い(放し飼いにすると、尾は長く伸びず切れて、ほどほどの長さ)や、
右は、巨大なニワトリのつがいで、お伊勢さんの神社からやってきたらしい。
ニワトリって実は苦手。よーく見ると、やっぱり怖いかも。


高知は、いろんな場所で、日曜朝市や、オーガニック市場など、行きたい市場がたくさんありました。
この、ひろめ市場も帯屋町アーケードの一角にあり、
昼間から、ビール、夜までずっと大騒ぎのB級グルメの聖地とありました。
のんべいの夫や娘ともう一度来たいです~
右手前の、お行儀のよいラブラドール犬三匹は、盲導犬なんでしょうか?

商店街の中で、小鳥屋さんも発見しました。
           
売れそびれたウサギの名前は、「餃子」と書いてあります。

       
あんまり気持ちよさそうに眠っていたのは、いつのまにかお店に居ついた猫の「ももちゃん」です。
小鳥屋なのに、他の動物ものびのびしてますね。
       
オレンジ色のくちばしの可愛い小鳥は、何ていうのかな?
おばちゃんに聞いたのに、忘れてしまった。

右の二代目店主のおばちゃんは、底抜けに明るく意気投合。
静岡の富士山マラソンに今年は、参加すべくトレーニング中らしい。
三代目を継ぐストリートダンサーの息子さんも優しそうな人でした。

高知のおばちゃんは、みんなみんな働き者揃い!
私の土佐の叔母もしかり、小鳥屋のおばちゃんも。
高知城のアイスクリン売りのおばちゃんも、クスノキの落ち葉や枝掃除の大変さを教えてくれました。
       
そして、犬のスバル君も、小夏売りのおばちゃんと一緒に店番をする働き犬なのでした~

              

やっと高知駅までたどり着き、特急の南風の指定が買えてなかったので、一本早めの高知駅発に早めに並んで、座れました。
おかげで岡山乗換えの時、おいしいお土産を買う時間がありラッキーでした。
黄ニラ寿司とか、押しずしとかいろいろあるんですよ。
右奥の小ビンは、土佐の地酒。「船中八策」とかうまいです。

       
おみやげいろいろ。
左は、土佐の嶺北杉のコースターと、土佐備長炭を、磨きに磨いた箸置きです。
小さいけど、他にはなさそうなものを買い求めます。
右は、はりまや橋の浜幸さんのお菓子。
右下の「白花センダン」というじょうようまんじゅうが、特においしかったです。

               
               長い時間おつきあいいただきまして、ありがとうございます。
               やっと、土佐日記から、自分の庭や日常へ戻ります。
               久しぶりの遠出で、写真をたくさん取って、
               整理しつつ、記憶をとどめるために書いておかないと、
               きっと、撮りっぱなしになるので。
               は~お疲れ様です。



















牧野植物園  ~続き、ナンジャモンジャ?

2010-05-17 14:29:53 | お出かけ
牧野植物園の、続きです。
この時期、植物園の案内では、ミヤマキリシマツツジが見ごろとのことでしたが、
残念!もう見ごろは過ぎて、ちらほらと・・

      
可憐な、小さなツツジです。
盆栽仕立ては、立派です。
昔、母がクルメツツジを、チューリップと春の花壇に植えていたのを思い出しました。

ミヤマキリシマの群生の見晴らし台から、代わりにこんなものが見えて・・・

動物好きの観光客の皆さんは、大興奮でした。
シラサギ?の砦(ねぐら)なんですかね~。
おびただしい数の鳥達が、ギャーギャー鳴いていて、すごい迫力でした。


しばらく進むと、また見慣れぬ植物が。
       
トビカズラですって。
存在感は、ありますが山野の緑の中で、ひと際違和感があるくらいの強い色と形です。
まだまだ知らない草木が、いっぱいでわくわくしますね。
遠くから見ると、ブドウの絵みたいに見えますが、近づくと、かなりグロテスクな感じです。


次は、バラ園です。
       
バラを見ると、思わず我が家の庭のバラたちが気になりますが・・・
ここ、南国土佐で、バラを咲かせるのは、静岡県よりさらにご苦労がたくさんありそうです。
高温多湿、虫達がいっぱい、台風の通り道などなど・・・
         
一重のバラもいいですね。

                    




私が、一番いいなと思ったのは、やはり、しだれるノイバラ系のバラです。
緑の多い牧野植物園には、とてもマッチしている気もします。
日本の気候にも、無理のない強健なバラです。



さて、バラ園を過ぎると、白い大きな木が・・・???
       
ヒトツバタゴです。
モクセイ科。長野、岐阜、愛知の一部、対馬、朝鮮、台湾、中国大陸の一部に自生。
何の木か名前が解らなかったため、ナンジャモンジャと呼ばれていた。と解説にありました。
皆さんは、見たことおありでしたか?
私は、初めて見たので、大感激でした
園内の植物好きのお客さんたちも、しばし時を忘れたかのようにうっとり・・・
真っ白な糸のように細い花びらが、葉の上にふわふわと無数に咲いていて、それはみごとな様です。
天国には、この木が咲いていてほしい・・なんてバカなことまで考えてしまいました。


次は、2010年春にリニューアルオープンしたばかりの、南園温室へ。
            
入口は、天上から、光が差す構造。ジブリアニメっぽいと、若者が言ってました。
サボテンも、植えられて間もないので小さめ。
コチョウランは、どうしても祝リニューアルみたいに見えてしまいますが、とても大きな株です。


       
左はアセロラの花。可愛い形。
私が気にいったのは、噴水のカーテンに大騒ぎの子供達。
子供って、噴水と見るや、なんであんなにハイテンションになっちゃうんでしょうね~
特に男の子は、大興奮で、ほんとに可愛いな~


パラグアイオニバスです。
これもまだ小さく、とても葉っぱの上に人が乗れませんでした。


温室から出ると、だんだん閉園時間が気になりだします。帰りのバスも、あと二本だけしかありません。
足早に進まねば
       
石灰岩植生園には、水辺の植物や、カキツバタ、ハナショウブの類が。
水辺は、癒されますね。

      
左は、ヤブデマリ、我が家にあるオオデマリの自生種。
右は、名前を忘れましたが、シャクヤクかボタンの類です。とても鮮やかな色です。


牧野富太郎像。植物の妖精みたいな像で、少し笑えました。
先生の左上方に見えるのが、例のヒトツバタゴです。
多分、先生もお気に入りなので、いつも眺めて居られるところに植えられたのでは?
若い苗木も数本この辺りに植えられていました。

       
最後に、ヒトツバタゴを、もう一度。
牧野植物園全体や、先生の記念館にも感激でしたが、この木に会いに来た気がしました。
ありがとう。
そう言って、五台山を、バスで下山して、高知市内に戻りました。