おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

緑と白の庭  ~続き

2010-04-28 00:31:54 | 今日の庭
今日は、朝から雨でした。
一日中、強く降ることの多い雨で、
庭のぐんぐん伸びてきた、ツルや新しい枝が、雨粒や自分の重みで、頭を垂れているようです。

先日アップした、オオデマリ、ツリバナ以外にも、緑や白が、庭に溢れだしてきました。
写真を撮るのも追いつかないぐらいの、嬉しい悲鳴!?
     
南の庭の、真ん中辺に植えたオリーブの木は、2年目くらいまでは、枝があまり伸びず、
我が家の土壌や、日当たりが合わないのかな?と、心配してましたが、
去年の夏は、ぐんぐん伸びて、今年こそ、実がなるといいな~と期待しています。
受粉、結実しやすいように、開花期の近い2品種を、植えていますが、
今までは、実が2~3個しかなったことがありません
右の写真は、オリーブの蕾の元が、見えますか?

               
               これは、オリーブの南に植えてあるハクロニシキの新芽。
               白露錦と書きます。春から初夏にかけて薄桃から白、緑に変化する葉色が、大きな魅力の木です。
               伸び過ぎて、剪定しっぱなしですが、ぐんぐん伸びる強い木で、お薦め。
               散歩がてら、我が家の庭を、眺めて行ってくださる方に、好評で、よく質問されます。


玄関近くの、北の庭に植えた、斑入りのギボウシの、新芽も。出てきました。
晩秋、冬と完全に地上部は、姿を消すのですが、春になると、小さなタケノコみたいな新芽が急に姿を表します。
時々、忘れて、新芽を踏んでしまうこともあります


       
左は、鉢植えのブラキカムです。オーストラリア原産の野ギクのような小さな花。ピンクや、紫も色んな色が、ありますが、やはり白は、格別です。
右は、お隣のKさんにいただいた挿し木した鉢植えの、ハナズオウです。濃い桃色が一般的かも。


                
                丈夫で、夏の暑さにも冬の寒さにも負けないオステオスペルマム。
                我が家の花の中では、派手な方かも!!南アフリカ原産です。
                南面の、芝生の一角に、枝垂れさせたのですが、芝生を枯らす強さがあります。
                三種植えたのですが、勢力争いがあるようで、濃い紫は、減って来て、
                白い2種が、天下を取っています。花芯が、紫のと、オレンジのものです。


       
左は先日アップした玄関先の、ウノハナ(ヒメウツギ)です。清楚で可憐な花型です。
この時期、野山では大きくなった木も見かけます。
右は、早春に苗で植えたヒナゲシ(昔からある虞美人草)です。
何色かは、お楽しみの、安売りの苗でしたが、こんなに雰囲気のある藤色がかった淡い白桃色??でした。
ちょっと花の中心がグレイがかっているところも、渋すぎます。


       
庭の東側です。
先日アップしたオオデマリが、左端に植えてあります。
写真では、分かりにくいのですが、短く切った枕木で、段差をつけてあります。
オオデマリは、下の段に植わっています。
下の段手前の、銀灰色の植物は、年々増えるラムズイヤー(ハーブ)です。
右のオオデマリの花は、こんなに膨らんで、丸くなってきました。
今ぐらいの薄黄緑色が、大好きです。


さて、緑と白の静かな庭の、静寂を破るように、オールドローズの、ラレーヌ・ビクトリアが、咲きだしました。
                
               今朝は、2輪目が、開いていました。
               さ~忙しくも、にぎにぎしい季節の始まりですよ




緑と白の庭 ~私の庭の原点

2010-04-25 16:52:38 | 今日の庭
やっと、暖かな春らしい日々が戻りつつあります。
我が家の庭は、バラの本格的な開花を前に、
緑と、白の静かで、落ち着きのある庭です。

5年前に、やっと手に入れた、土のある地面を前に、まずは、白い花の咲く花木を植えました。
玄関先の、ヒメシャラ、オオデマリ、シマトネリコ、ヤマボウシ、ジューンベリーの5本です。
樹形が、私好みで、わざと株立ちを選び、自然樹形で、伸び過ぎず、剪定も楽に(実際は、シマトネリコの剪定には、苦労)
そして、白い花が咲くこと。
この5本に、徐々に、ツリバナ、サラサウツギ、ヒメウツギ、アナベル、バイカウツギ、オリーブ、カシワバアジサイ等、
緑の葉色が美しかったり、銀緑色の木々、そしてやはり白い花が増えて行ったのが、2年目の庭でした。



       
オオデマリの花です。
咲き始めは、このように鮮やかな明るい黄緑色ですが、花が咲き進むと、純白の手毬のような花に変化します。
8年ほど前に、愛知県の山奥のバンガローに家族で出かけた時に、小さな村に自生していて、一目ぼれして、庭を持ったら、必ず植えようと思っていた花です。
自生する品種は、ヤブデマリです。
以前にも書きましたが、私はどうもこの緑色から白に移ろう花に弱いみたいです。
何故なんでしょうか、よく分かりませんがこの手の花に出会うと、心臓にズキューンです。
大好きな緑の葉っぱと白い花が融合してるみたいだからですかね~??




これは、ニーレンベルギア・レペンスです。和名は、ギンパイソウです。
白い小さな花が盃みたいに、上向きに咲くので、銀盃草です。
オオデマリの根元にグランドカバーとして植えてあるんですが、
昨年は、増え過ぎて、群れ枯れして、激減したのを、大事に株分けしたら、また復活してうれしいです。



       
そして、私の一番好きな花木、ツリバナです。
この小さな可憐な花が、秋には、赤い可愛らしい実になるのが、毎年の何よりの楽しみです。


う~ん、やっぱり可憐で、自然のなせる完璧な形です。
この花も、緑から、薄いピンクがかった、淡い緑の花ですね。

今年最初のバラ

2010-04-19 23:32:17 | 今日の庭
昨日今日と、やっと二日続けて穏やかな暖かな日です。
昨日は、クリスマスローズの花殻を摘んで整理したり、
花が咲いて伸び放題のブロッコリーを抜いて、夏野菜の苗(ピーマン、ナス、トマトなど)に備えて、
土に腐葉土、堆肥、ミリオン、肥料などを入れて、ふかふかな状態に耕しました。

今朝、庭をぐるりと見回ると、

玄関先のヒメシャラの新芽が、銀色にピカピカ光って、空に伸びていました。
空の電線と重なって、なんだか音符みたい・・
春のメロディを奏でているようです。

       
玄関前の植物たちは、それぞれが、成長して、こんなにこんもりと、ひしめき合っています。
白い花は、ウノハナ(ヒメウツギ)です。毎年少しずつ増えています。

右の写真は、初夏に真っ白な花を、昨年紹介したナツユキカズラの新芽。
赤い茎が、ぐんぐん伸びて、小さな美しいヘビ?みたいだな~なんて。





庭の東の角のアーチに今年最初のバラの花が咲いていました。
昨日は、野菜畑の作業に夢中で気付かなかった。
               
               ペネロープです。
               朝の光の中で、白地に杏色のぼかしが入る優美なバラです。
               例年、春は、遅めに咲きだすバラなので、びっくりしました。

ペネロープの根元は、今こんな感じです。
毎年、庭の一年草の苗は、あまりちぐはぐにならないように、
ブルーから紫系とか、黄色からオレンジ系とか、白、淡いピンクから濃いピンクまでとか、テーマを決めるのですが、
今年は、気持ちを浮き立たせたくて、テーマはカラフルです。
左端の黒猫は、アイアン作家さんの個展でみつけたものです。
時々、花の中を、本物の猫が、横切るみたいに見えます。


       
バラの蕾は、今こんな感じです。
左は、ブラッシュ ノアゼットの蕾。右は、純白のアルバ セミプレナの蕾。
アルバ セミプレナは、葉っぱがグレイがかった渋い緑で、造形的にも完璧な気がします。

               
               次に咲くのは、これかな~と予想している、玄関先のラ レーヌ ヴィクトリアです。
               去年から、たくさん蕾をつけるようになり、玄関先は、この可愛らしいピンクのお団子みたいな蕾がいっぱいです。



       
最後は、みんな大好きキモッコウバラです。
南側の、洗濯干し場の軒下で、雨どいにまで届く勢いです。
亡き母が、大好きで、どこに引っ越しても、必ず庭の一員に加えていた花です。
バラというより、可憐なつる植物のイメージが強いです。
棘もなく、誰が見ても、心和むこの小さなポンポン咲きの小さなバラは、江戸時代から、日本に来ていたみたいです。
ロサ・バンクシアエ ルテアという難しい名前が、正式な学名なんですね。
他にはない、柔らかなクリーム色の花を見ていると、庭仕事が大好きだった母の姿が浮かんできます。



ジューンベリーとメジロ~鳥、虫、生き物にも春が来た!

2010-04-14 00:12:09 | 動物大好き!
昨日の朝は、あいにくの雨降りで目覚めましたが、
窓を開けると、「ホーホケキョ、ケキョケキョ~」というウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
今年、初めて耳にするのに、お上手!な鳴き方
夫の話では、一週間ほど前から、ホ~ケキョとかホケキョ、ケキョケキョとか、練習を重ねての今日の出来栄えらしいです。

南の庭を見ると、小雨の中、白いジューンベリーが、満開です。
       
別名、アメリカザイフリボク、白い花を眺めた後、赤い可愛い実は、ジャムや果実酒にして、秋の紅葉も、黄色やオレンジが美しい落葉小高木です。
桜の季節に、葉がつく前に咲く小さな白い花は、大好きな花です。

               
               なんと、今日はメジロが、たくさんやって来て花の蜜を吸っているのでしょうか?
               写真では、3羽写っています。見つけられますか?


気温が、上がったり下がったり、春がなかなか進まず、桜は長持ちしましたが、
冷害で、梅の実が落ちたり、お茶の新芽がだめになったり、青菜が値上がり・・・農家の方々は、大変です。
そんな中、我が家の庭では、着実に春を感じ取った生き物たちが、顔を出しています
       
カナヘビくんです。
春の花の上でひなたぼっこしていました。5センチぐらいしかないのですが、この春生まれた、それとも冬眠からはい出した?

               
               小さなクモも、鉢植えと鉢植えの間に、小さな巣を張ってました。
               写真の水滴は、朝露です


       
ドバトが、巣立ちの練習中なのか、逃げません。
ヒヨドリは、桜が長持ちしたので、大はしゃぎな春でした



鳥達の大好きな桜も、昨日の雨でほとんど散ってしまいました。
手前は、玄関軒下の大鉢に植えてある、バラの蕾です。
バラの蕾が、そろそろ準備中ですよ

夕暮れのレンゲ

2010-04-11 02:46:33 | 心の風景
最近、急に忙しくなり、心の余裕のなさと、体力の衰えで、ふらふらしつつ、気持ちばかり焦っている。

カレンダーや、手帳の日付を、毎朝確認するのに、日付を、自分で早送りしていたり・・・
ま~もとより全力疾走は無理なタイプ。
急に忙しくなると、いい年して、調整に悩む私、キャパが狭いの~なんて、落ち込みもします。

そんなこんなで、東西南北、忙しく走り回った日の夕暮時、田んぼのレンゲ畑が目に飛び込んできました。
またまた、信号待ちでパチリ

コンパクトデジカメは、暗くなると、ピントが合いにくく、ほんとはもう少し鮮やかなレンゲの花ですが・・・
逆にこの幻想的なぼあっとした感じが、記憶の原風景にあるようなレンゲ畑に重なりました。
幼い頃、時間も忘れて、レンゲの花摘み。
「そんなに焦りなさんな。どこ行くの?」なんて、レンゲに言われた気がした夕暮れでした。
ふふふ、笑ってしまいました。