3月11日の金曜日から、時が止まってしまったかのように、沈黙。
そして、ただただテレビから流れだす情報を、見守る日々でした。
東日本大震災、そう名付けられた震災は、あまりにも私たちの想像を超えていました。
津波や火災で攻め立てられるように、たくさんの人々の、
日々の暮らしや、歴史、そして大切な命や故郷をさらって行きました。
小さな島国、日本の真ん中辺りから、普通の暮らしのありがたさを噛み締めつつ、
多くの方のご冥福をお祈りします。
そして、一つでも多くの命が助かりますように・・・
はこべのはな、小さな強い花、
たくさんの植物が芽吹いて、北国の美しい春を待っていたのに・・・
大好きな金のビロードに包まれた、コブシの花芽。
何も起こらなければ、私の街の満開の花は、もう少しで、北国まで、めぐって行ったのに・・・
山形でも、春の早い頃咲くはずの、サクランボのなる桜、わが街では、いつもの春で、申し訳ないくらいに美しい。
自分が出来ること、少しずつ重ねて行きます。
庭の小さな花達を、花束にして捧げます。
昨夜、東海地震を長年予想され続けてきた、わが街もかなり揺れました。
浜岡原発は、福島第一原発より、危ないと、住民の中には、戦い続けてきた人も多いです。
日本に住む限りは、誰もが被災者になり得る可能性を受け入れて生きています。
日本人同士支え合って、日本が大きく試されている日々を、謙虚に感謝して、乗り越えたいと思います。
被災地の方々の、多くは語らず、辛い中にも朴訥とした話し方や、たくましい女性の笑顔、
そして何より、子供たちの笑顔や涙、前向きな立派な行いには、涙が出るほど救われます。
希望の星・・・という言葉が浮かびました。