おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

沈黙、沈黙、沈黙・・・3月11日、たくさんの春が失われました。

2011-03-16 15:38:16 | 心の風景

3月11日の金曜日から、時が止まってしまったかのように、沈黙。

そして、ただただテレビから流れだす情報を、見守る日々でした。

東日本大震災、そう名付けられた震災は、あまりにも私たちの想像を超えていました。

津波や火災で攻め立てられるように、たくさんの人々の、

日々の暮らしや、歴史、そして大切な命や故郷をさらって行きました。

小さな島国、日本の真ん中辺りから、普通の暮らしのありがたさを噛み締めつつ、

多くの方のご冥福をお祈りします。

そして、一つでも多くの命が助かりますように・・・

  

はこべのはな、小さな強い花、

      

たくさんの植物が芽吹いて、北国の美しい春を待っていたのに・・・


    

大好きな金のビロードに包まれた、コブシの花芽。

何も起こらなければ、私の街の満開の花は、もう少しで、北国まで、めぐって行ったのに・・・

  

山形でも、春の早い頃咲くはずの、サクランボのなる桜、わが街では、いつもの春で、申し訳ないくらいに美しい。

  

自分が出来ること、少しずつ重ねて行きます。

庭の小さな花達を、花束にして捧げます。

昨夜、東海地震を長年予想され続けてきた、わが街もかなり揺れました。

浜岡原発は、福島第一原発より、危ないと、住民の中には、戦い続けてきた人も多いです。

日本に住む限りは、誰もが被災者になり得る可能性を受け入れて生きています。

日本人同士支え合って、日本が大きく試されている日々を、謙虚に感謝して、乗り越えたいと思います。

被災地の方々の、多くは語らず、辛い中にも朴訥とした話し方や、たくましい女性の笑顔、

そして何より、子供たちの笑顔や涙、前向きな立派な行いには、涙が出るほど救われます。

希望の星・・・という言葉が浮かびました。


 


3月になりました。

2011-03-02 00:50:09 | 心の風景

昨日と今日、雨が本当によく降って、庭の植物たちが潤っているのが分かるくらい・・・

お天気予報士のお兄さんが、「催花雨」って話してました。

花の開花を促す、大切な雨なんですって。

良い言葉を、またひとつ知りました。

                  

雛祭りの季節ですね。

この写真は、昨年行きつけのケーキ屋さんで写したもの。

今年は違うのかな?

すべて、マジパン細工で作られた食べれるお雛様です。

段々に敷いてあるピンクの柄の紙は、このお店の包装紙。

いつもセンスの良さと、パティシエの職人技に感心するお店です。