今年もあと4日となりました。
我が家の最近の年賀状は、私の撮り貯めた写真から10枚ほどを選んで、
1年を振り返るのが、定番になっています。
秋以降急に失速したブログですが、実はパソコンを開くよりは、
小さな旅に、ちょこちょこっと出掛けていた1年であることを、再認識しました。
3月末には、息子の卒業祝い?旅行に伊豆に2泊3日。
6月初旬には、娘と三島駅でおち合って、長泉町のクレマチスの丘へ。
9月1日には、愛知県の常滑市へ。
そして、去る11月9,10日は、絵本サークルのお仲間と、安曇野に出掛けてきました。
何故か、季節ごとに旅に出ていたようでした。
たくさん撮り貯めた写真、私的な旅行でもあり、何となくアップしそびれてしまいました・・・残念。
年が明けて、またいつかアップしてみたいです。
旅は、いいですね。
「僕が動かなければ、景色は変わらない。
でも、動くと、どんどん景色が変わっていく・・・」と、世界中を旅した歌うたいの若者が、語っていました。
安曇野の旅、一番印象的だったのは、圧倒的な赤い色でした。
写真を中心にアップしますね。
碌山美術館にて。
ドウダンツツジの赤
ニシキギの大きく育った紅葉の赤。
この赤は、さっきの赤と、また違う。
赤い実もこんなに多彩な赤。
赤以外の紅葉にも出会いましたが、とにかく赤に魅せられてしまった旅でした。
帰宅してからも、いつもは紺色、白、黒、茶、グレー、青の服が基本の私が、
赤い色の衣服を手に取ってみたり、ストールなどを、さし色に使って余韻を楽しんでいます。
安曇野ちひろ美術館にも行きました。
ここの中庭庭園にも、赤い色の葉っぱの木。
椅子に腰かけて、ずっと眺めていたい場所でした。
八木重吉の詩を、思い浮かべていました。
素朴な琴という詩です。
この明るさのなかへ
ひとつの素朴な琴をおけば
秋の美しさに耐えかねて
琴はしずかに鳴りいだすだろう
いわさきちひろ美術館の入り口付近は、雰囲気のある公園みたいになっていて、到着したのが早朝で、
朝もやが晴れてきて、幻想的な風景に出会えました。
安曇野は、大学のサークル旅行で、訪れたことがあり、2度目です。
ちひろ美術館は、最初にできたのは東京で、安曇野は2つめの美術館です。
やはり大学のころ、西武新宿線の上井草駅で降りて、よく出掛けていました。
亡き母が、ちひろさんの大ファンで、母とも出掛けた記憶を、久しぶりに思い出しました。
この写真の、赤い帽子と手袋の少女の絵は、お気に入りで、よく飾ってありました。
この帽子の色も、暖かな赤ですね。
ちひろ美術館の自分へのお土産は、月光荘の、スケッチブックと、えんぴつと、鉛筆削りと、けしごむです。
安曇野への旅は、赤い色と、思いがけない記憶を呼び戻す旅になりました。
久しぶりのブログらしいブログ、すっかり長くなりました。
寒い日々が続きますが、どうか暖かくして、風邪などひかぬ良い年末年始をお過ごしください。