おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

7月の庭     ~夏の花木やバラたち色々

2012-07-25 19:34:08 | 今日の庭

最近の毎夕の水やりは、完全武装で格闘しています。

夏草が茂ると、蚊もいっぱいな高台地区の庭です。

長袖、帽子、手袋をはめれば、かなり蚊に刺されませんが、唯一無防備な顔面を狙ってきます。

腰から下げるタイプの蚊取り線香も試しましたが、どこかに出掛ける前は、体中が燻されてしまうので、

蚊取り線香スモークおばさんになってしまいます

でも、夕方頑張って水やりすると、植物も回復するだけでなく、気化熱で、家の周り中がひんやりして、

夜は何とかエアコン無しで眠れるので・・・家族の健康と節電のため、蚊と闘っています。

    

家の北側のギボウシは、7月に入ると終わってしまいましたが、

奥の方に見えるホトトギスが緑の葉を青々と茂らせて、スタンバイ中です。

年々大きな株になってたくさん花を咲かせてくれます。

 

6月に塩害でやられたバラたちも大分復活して、ポツリポツリと順番に咲いてくれています。

    

赤いリリーマルレーンは、繰り返しよく咲きます。

右の2枚は、息子からのプレゼントの白いバラ(シェフの名前のフランスのギヨー社のバラ)は、

背丈もそんなに伸びず、大きな株になって一年中繰り返し咲いています。 

清楚な白が爽やかなバラです。

    

ピエールドロンサール、ウィンチェスターカテドラル、ペネロペも春のように派手ではないけど少しずつ咲いています。

それから、オレンジ色の、パットオースチン。

塩害で大分剪定したので、小ぶりな花がたくさん休まず咲いています。

夏はイングリッシュローズは樹勢が弱まるのか、小ぶりで淡い色で、実は私はけっこう好きなんです。

黒点病で、かなり葉を落としますが、バラの生命力に任せて、最近は農薬はお休み中です。

 

    

塩害でやられた北米原産のアジサイ、アナベルの枯れなかった花が、私の大好きな淡い緑色に変わってきています。

一輪だけ、白い花が残って咲いています。

    

右のシュウメイギクには、もう蕾がついています。

真ん中の写真のアスチルベは、ミズヒキとシュウメイギクに押され気味で、枯れかかっていたので、

周りのシュウメイギクをかなり抜いて、助け出しましたが、来年は復活してくれるでしょうか??

宿根草は、植えっぱなしでも、季節が巡ると花を咲かせてくれて、ローメンテナンスな庭には便利ですが、

花たちにも真剣勝負の縄張り争いがあって、突然消えてしまう植物もあります。

よいガーデナーは、よく見張って、目を光らせないとだめですね。

  

緑地帯のムクゲが咲きだすと、盛夏の始まり。

               

             シマトネリコの白い花も咲いています。

      

カラミンサ、ラベンダーラス(ペラルゴニウム、最近植えてみた品種)、ツルハナナス、ミゾハギ?

    

プチトマトに、レモン。

     

花苗は、暑さに丈夫で、花が繰り返し咲くもの。右の二つは、ペンタスの八重の品種。

    

この3種は、トレニアの新品種、どうもこういうはかなげな色に弱いんです。

真ん中の黄色いのは、イエロームーンという品種ですって。

もちろん定番のこの小さな花のトレニアも好きで、毎年植える夏の一年草です。

  日日草も、可憐な花を選ぶのが、夏の定番です。

皆どれも、地植えでも丈夫で、毎日花をたくさん咲かせる働き者です。

                          

最後は、今年久しぶりに植えてみたタチアオイです。

北海道の紫竹ガーデンでは、たくさん広いところに群生させていて見事でした。

もう少し派手な赤も植えたのですが、それは背丈が伸びず、まだ咲きません。  

我が家の庭の住人、この子たちも毎日元気です。

私はカナヘビかと思い込んでましたが、先日塗装屋の棟梁が、ニホントカゲだと言ってました。

棟梁は、家で川の魚やメダカを飼っているそうで、生き物好きの棟梁の説が正しそうですが・・・

どなたか詳しい方、教えてくださいな。

久しぶりの花日記、なんだか長くなりました。

けっこういろんな花が咲いているので、チョウチョもいっぱい飛んできます。

今日は、大きなアゲハチョウを見ました。

 

             

 

 

 


7月の庭    ~緑のカーテンと虫たち

2012-07-25 17:23:36 | 今日の庭

7月22日に大暑を過ぎ、いよいよ夏本番ですね。

今年最初のセミの声は、7月15日でした。

7月16日の夜には、窓を開けると、トンボが部屋に侵入。

翌朝には、胴体の青いオオシオカラトンボを見ましたが、その日に東海地方は、梅雨明けしました。

  

毎年感心するほど、セミの天気予報は正確です。

セミの声を聴いた、翌日ぐらいに必ず梅雨明け宣言が、テレビのニュースから流れます。

 

ついに今年から、息子が社会人になり、学生さんの夏休みの昼ごはんの心配から解放されました。

夏休みに入った子供たちの声を聴きながら、夏休みの昼ごはんのない気楽さは、ちょっとさびしい感じです。

でも、つい一人だと、適当に残り物で済ませたり、食べすぎたりで、気を付けてバランスよく食べねばです

夏バテはするんだけど、痩せはしない・・・という課題にチャレンジです

 

さて、デッキの緑のカーテンは、梅雨明けの晴天でぐんぐん伸びて・・・

      

ほんとに道行く人から部屋の中が見えないくらいの緑のカーテンになっていますよ。

ハート形の大きな葉っぱが、ドイツ朝顔。

花の方はというと、今のところ

かざぐるまシリーズのお銀と、ドイツ朝顔が、毎朝咲くくらいです。

いろんなほかの種類も、晴天が続いて、小さな蕾が準備中ですよ。

このお銀は、朝は青くて、夕方は赤紫で、二度おいしい品種みたいです。

アサリナのつるも、華奢だけど順調に伸びて、可愛いベル型の花を咲かせています。

  

ピンクの花の苗が入手できなかったのが残念です。

3色絡み合って咲くと、もっと華やかなんですよ。

  

朝顔の葉っぱが、これだけ茂ると虫たちもやってきます。

上の写真は、上方のこげ茶色のカメムシを狙うカマキリです。

どちらも真剣勝負です。

    

             

カメムシ母さんの必死で生んでいるのは、無数の卵ですが・・・さすがに虫の苦手ではない私でも

ぞわぞわと来る密集ぶりです~

虫の苦手な方は、あまりじっくり見つめないで、すっ飛ばして、チラ見ぐらいにしておいてくださいね。

ヘリカメムシの仲間みたいです。

ホシハラビロヘリカメムシ?かな。

主にマメ科の雑草を食べるみたいですが、緑地帯のクズのつるより朝顔の方がおいしいんでしょうか?

葉っぱが虫食いになりそうなすごい数なので、時々葉っぱごとサヨナラさせてもらっています。

カメムシと人間も真剣勝負です

 

 

 

 


歯医者さんとツバメ

2012-07-12 23:00:48 | 心の風景

昨日から今日にかけて、また雨の被害が出ています。

九州の熊本や大分では、気象庁が、「今までに体験したことのない大雨」という表現で、警告し、

避難している方や、被害にあわれた方が、たくさんです。

昨年の那智勝浦などの、紀伊半島の、記憶と重なります。

台風だけでなく、最近の大雨被害に、自然の力の前で、人間は為す術もないことを、思います。

明日も大雨は続くとのこと、どうか被害がこれ以上広がりませんように・・・

 

さて、前回のブログで、中断してしまった歯医者さんのお話です。

6月は、歯医者さんとの試行錯誤??の月になってしまいました。

今まで、歯医者さんの治療でこんなに悩んでしまったのは初めての体験でした。

2週間ほど、左の上下奥歯の原因不明の鈍痛で、夜も不眠が続いておりました。

今まで行きつけの歯医者さんは、出産前後からお世話になっているので、

20年以上通院し、家族中が治療していただいていた方です。

その先生に、何度か駆け込んで、治療するのですが、

ストレスや不眠で、歯茎や、鈍痛、歯の浮く感じは、加齢によりある・・・ということでしたが・・・

一向に痛みが引かず、ついに友人の紹介で、違う歯医者さんに先生を変えることになりました。

こういうことは、近所の私より年輩の方からも聞いておりました。

先生が、高齢で、後継者がいなくて、医院が閉じてしまった場合もありますよね。

長いお付き合いということは、私も年を重ねた分、先生もお年を召すということで・・・

ただ、人間的にはとても良い方で、なかなか先生を変える決心がつかず、歯はどんどん痛くなっていったのでした

根本的に、原因を探って最善の治療をしていただく、あたりまえだけど、原因が解らないことには難しいことですよね。

結局、原因は親知らずでした。

上の親知らずを、2年ほど前に抜いたのですが、

それにより下に残っている親知らずが伸びてきて、上の親知らずの前の歯を粉砕し続ける・・・という悪循環になっていたようでした。

下の親知らずは、なかなか立派なもので、簡単に抜けるものではなく、

改善策として、下の親知らずを削って、上の粉砕された奥歯を作り直す治療になりました。

腕の良い先生は、混んでいて、一週間に一回しか予約が取れず、3週間かかってやっと良くなりました。

原因不明の体の治療、特に歯でこんなに苦労したことがなかったので、かなりめげた日々でした。

 

そんな中、絵本サークルの友人のMさん(歯医者さんを紹介してくれた)に、お礼に報告に行ったとき、

ツバメのひなに出会いました。

  

    

あいにくズームに強くない古いカメラしかなかったので、ピンボケの写真ばかりですが・・・

ツバメのひなって可愛くて、賢いんですね。

Mさんちの玄関の軒先に、例年巣を作るツバメたち、

一昨年は、カラスだか蛇に襲われて、警戒した親が、昨年は巣を作らなかったようですが、

今年は4羽のかわいいひなが、立派に餌をねだっておりました。

お父さんツバメとお母さんツバメが、変わりばんこに、すごいスピードで餌を運んできます。

ひなたちは、狭い巣の中で、器用に順番の整列を変えて、餌をもらっておりました。

こちらも、すごいスピードで餌を渡しては、去って行く親・・・のためブレブレの写真です。

大きな黄色い口が、見えますか?

ちょうど、Mさんも体調を崩して、自宅療養中だったため、二人してツバメを見上げては、よもやま話で一時間ほど夕涼みでした。

その後、ツバメたちは無事に巣立ちましたが、

今年のツバメ家族は、特に仲が良く、義理堅い?のか、巣立った後も夜になると家族でお泊りに来るということでした。

心優しい動物好きなMさんは、ツバメをカラスから守るために、

玄関先の駐車場にネットを張って、自分の車が止めにくくなるのも厭わず、ツバメを優先する人です。

歯は治療途中で痛むけれど、そんなMさんと、ツバメ家族に心癒された夕暮れでした。

 

けれど、病気で不自由な日が続くと、元気になったらこれをやりたいという情熱がふつふつと湧いてきました

今日は、あいにくの雨ふりですが、朝から食べ残って熟しすぎたスモモで、ジャムを作ったり、

最近近所で見つけた麻生地製造販売の店L&R(ネットショップもあり)で、購入したプラムのような渋い紫色の麻布で、

ワンピースを作ろうと、水通しして、半乾きのうちに、アイロンで生地を整えてみました。

近頃は、あんまり手作り心もわき上がらず、ちょっと停滞気味の心でしたが、

「ほんとに歯の痛みから解放されて、嬉しい自分なんだな~。」と今更ながら、ニシャニシャと笑いが止まらない私なのでした

 

 


台風と歯医者さん

2012-07-08 13:05:08 | 今日の庭

7月になりました。

大分前になりますが、6月19日から翌20日にかけての台風4号そして、21日の台風5号で、

浜松市では、昨年の台風直撃よりも、大きな被害が出ました。

まず、19日夜8時半から翌朝7時までの停電。

静岡県内では、30万世帯以上の大規模停電でした。

我が家は、朝早くに復旧した方ですが、復旧にもっと時間がかかった地区もあったようです。

たった半日とはいえ、いかに普段電気に依存しているかを如実にした経験でした。

深夜仕事で帰宅した息子は、運転しつつも、信号は消えていて、

道路には様々な障害物が落ちているサバイバルな帰宅だったみたいです。

  

幸いお風呂だけは、ガスで沸かした直後でしたので、ぬるくなったお湯をかけ湯して、入ることができましたが。

給湯システムは、電気のため、ロウソクや懐中電灯の中、シャワーも水しか出ない闇風呂でした。

夕飯も、夫は外出先での日でしたので、のんびり二人分と構えていたのですが、ロウソクの明かりの元、闇鍋??の一品料理でした。

ちょっと、キャンプ気分?を楽しんで、気を紛らせてみましたが…

我が家は、ガスも水道も大丈夫でしたが、オール電化の家は、もっと大変だったようでした。

この写真の充電式LEDランタン(無印良品のもの)は、今回特に役に立ちました。

吊るせるタイプは、広い範囲が明るく照らせるんですね~

震災後各部屋に懐中電灯を置いておいたのも役に立ちました。

左の2つは、この台風の後に買い足したソーラー(乾電池両用)ランタンと、ソーラー式携帯充電器です。

携帯で、連絡を家族と取り合ってると、すぐ充電がなくなることも実感しました。

電池式の携帯充電器も買い足しました。

そんなわけで、停電は、いい意味で、震災のプチ緊急時訓練になりました。

 

もう一つの被害は、塩害です。

私の庭仕事史上初の体験でした。

私の家は、高台地区で、海からは、車で30分くらいの距離がありますが、

台風の巨大なエネルギーが巻き上げて連れてきた海水が、どんなにすごいものか、びっくりしました。

    

新緑のヒュウガミズキの葉も、アジサイの花も、トマトの苗も

  

そして、桜やバラの葉っぱが軒並みやられました。

特に南面に面した場所は、どのお宅も庭も被害甚大でした。

台風から、3週間近くたちますが、緑の葉っぱが、どんどん落葉したり、

植えたての苗や、つる植物がぐったりする被害は、なかなか収まりませんでした。

オリーブの木が大きく茂りすぎて、台風の度に倒壊するので、一本だけ、東側の緑地帯に移植しました。(写真右端)

もう一本、鉢植えのレモンの木がやはり倒れやすいので、オリーブを抜いた場所にレモンの木は地植えにしました。

80年ちょっと生きているお隣のKさんの話では、この地区の塩害は、私が小さい子供だった頃??一回あったきりだそうです。

塩害・・・知識としては知っていましたが、恐るべし、農家の方の被害も大変そうです。

 

  

           

緑のカーテンは遅めに始めたのと、軒下だったので、塩害はまぬかれて、もうこんなにぐんぐん伸びました。

ハート形の葉っぱのドイツ朝顔のみ2色咲き出しました。

なんだか昼顔っぽい品種で、花が小さくて可憐です。

       

アジサイと、バラも、新芽(赤っぽい葉っぱ)が出て、少しずつ復活の兆しです。

玄関先に夏の花も植えてみました。

歯医者さんの話に行く前に、時間切れ・・・帰宅してからまた書きます。