今日は6月30日、今年も半年が過ぎた。自転車で走っていると、自動販売機の横に大きなパラソルが立てられており、その下で60才前後の男性が椅子に座っていた。初めは、何のことか分からなかったが、男性の横に、タバコのカートンが積まれているので、ようやく理解出来た。明日からタバコが値上げされるので、駆け込み需要を狙っての対応であったのだ。知人が言っていたが、もう少し大幅の値上げであれば、タバコを止めるんだがなーと呟いていた。夕刊には、禁煙外来盛況と新聞は報じていた。私は、タバコは吸わないので関心がない。これは母の影響である。母は明治の人間でタバコを吸っていた。あの終戦前後の物のない時代、タバコも配給でままにならなかった。吸殻を火鉢の灰をかき混ぜて取り出し、それを煙管につけて吸っていた。また、母は喘息の気があり、体調が悪い時は、咳き込みながらもタバコを吸っている姿を見て、何か、哀れに思い、私は、成人してもタバコは呑まないと決心したことが理由である。 . . . 本文を読む