今朝バスに乗って出勤する。途中から乗車した50才前後の男性は、左手が火傷か、麻痺がしているのか不自由な身のようであった。私が下車する一つ手前で下車した。その時まで、彼の存在は知らなかった。下車する時、当然のように自分は身体障害者であると、態度で、何も見せないで下車した。運転手は,くだんの男性の背後からに二、三度、パスを見せないと乗せないよと言っていた。それを見て、下車する姿に同情していたが、その後の態度を見て、その気持ちが何処かへ行ってしまった。
夕食を摂りながら、クリスチャン新聞を見ていると、星野富広さんが、名誉群馬県民として顕彰されたと報じられていた。その時、「鈴のなる道」と題してミニ講演をされた。
ある人から貰った鈴を車いすにつけて散歩していた時、いつも避けて通っていたでこぼこ道で「チリン!」と美しい音色をかなでた。小さな音色でしたが本当にいい音でした。その鈴の音を聞きたくてもう一度そのでこぼこに乗って音を立ててみました。その日から私は道のでこぼこを通る時に前ほど嫌いでなくなりました。と語っておられた。
自ら障害を前向きにとらえるか否かでその先の歩みは大きく変わることを知らされた。
. . . 本文を読む