ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

義母の現在 (2024年2月22日)

2024-02-22 20:38:27 | 義理の家族のこと

二ヶ月近く前に撮られた写真です。

去年のクリスマス翌日に義母を見舞った、左から甥っ子①(義妹の長男)、ムスメ、義母、甥っ子②(義妹の次男)。

 

今月5日に、義母は96歳になりました。

ここ半年以内に、それはまぁいろいろとありましたっけ。

義母の現在 (2023年9月27日)

義母、病院へ ①

義母、病院へ ②

義母、病院へ ③

医療危機と、新型コロナ陽性

振り出しにもどる

まるで幼児期退行・・・

病院ベッド到着

驚愕の!住み込み介護費用・・・

 

「自宅で暮らし続けたい」という義母のため、住み込み介護ヘルパーさんに入ってもらったのが、去年の10月18日のこと。

あの頃の義母は、精神状態も食欲も芳しくなく、正直(クリスマスまで持たないんじゃ・・・?)と、オットーも私も思っていました。

しかしながら義母は、ゆ~っくりゆ~っくり、少しずつ着実に回復していき、年末頃には、パンとかスープとかシチューとかの

柔らかいものが主とはいえ、普段の半分以上の量を食べられるように。

驚異の回復を見せました。

 

ただ、無気力からは回復できないようで、一日の大半を、ベッドでうとうとして過ごします。

体力がないわけではないんです、クリスマス前頃から、ベッド脇の簡易トイレを使う代わりに、

歩行補助器を使ってバスルームまで歩けるようになっていましたから。

でも、バスルームの帰りに住み込み介護ヘルパーのマリアさんが「少し居間に座って過ごしたらいかがですか?」と

すすめても、そうするのは、週に一回くらい。大半の場合は断って、まっすぐベッドに戻ります。

実子であるオットーやジェイン(=義妹)が同じように言ってもダメ。

「本当に怠惰だと自分でも思うけど・・・ 明日やるわ、明日、居間に行ってしばらく過ごすわ、

でも今日はこうして休みたいの・・・」。

そうして、その『明日は居間に』が実現することは、まずありません。

まぁ今や96歳ですから、無理もないかと思います。

 

私がムスメと日本に行っていた先月半ば頃から、義母の食欲はふたたび落ちてきたそうで、

オットーによると、「固形物はほとんど口にしていない」とのことでした。

ここ3週間ほどは、一人娘であるジェインが訪ねてくる水曜日にだけ、パン半切れとスープといった

軽いランチを口にしているそうです。

その他の日は、マリアさんがいくら勧めても、「お腹が空いていないわ」と、何も口にせず。

 

そのマリアさんに対する義母の態度には波があって、相変わらず怒鳴って暴言を吐いたりしますが、

反省して謝ることもあるそうです。マリアさん、辛抱強い・・・

たとえ認知症のせいであっても、私は暴言を受け入れられないので、もう二度とその顧客さんのところへは行かないでしょうね。

 

ただ、そのマリアさんも、最初は本当に献身的で知識も経験も豊富な理想的なヘルパーさんに思えたんですが、

時間が経つにつれ、別の面が見えてきました。

たとえば、マリアさんは・・・

 

* 「他所の人と話すことは○○(義母)にとっていい刺激になると思うので、今度『エホバの証人』の人たちが来たら、

○○の寝室に案内していいか」とオットーに訊く。(←もちろん断りました。)

 

* 「自分の母親はこれで癌が治ったから」(←???)と、義母が食べたがらないパパイヤを、しつこく勧める。

 

* 義母が一目見て顔をしかめて飲むのを拒否しても、「身体にいいから」とグレーのドロドロの野菜ジュースを繰り返し作って勧める。

 

* 「私は気にしてませんから」と言いつつも、義母に怒鳴られたり無礼な対応をされたことを、オットーや義妹に繰り返し言ってくる。

 

* 「私はこれをした、あれをした」と、義母のために特別に栄養のある野菜ジュースを作ったとか、トイレを殺菌消毒したとか、

帰ろうとするオットーを引き留めて話し続ける。(←それって仕事の一部だから、私ならわざわざ言いませんが?)

 

* 買物用の現金が渡されているにもかかわらず、現金を取り扱うことを拒否するため、義母用の買物は相変わらず

オットーがしなければならない。なのに「買物リストを前もってテキストで送って」と何度頼んでも送ってくれない。

そのためオットーは、義母宅に行く途中でスーパーの脇を通るにもかかわらず、まず義母宅に行き、買物リストをもらってから

スーパーに戻って買物をする羽目になる。

 

他にも(???)と思うことが結構ありますが、主だったものはこんな感じです。特に買物に関しては、本当に腹が立ちます!

日々の食料品の買物は、住み込み介護の仕事の主だったもののひとつだと思うんですよ。何もね、重くてかさばるリハパンのパックを

4つも5つも買って来いと言ってるわけじゃないんです。そういうものは、オットーがネット注文して直接配達してもらっていますから。

それに義母は、固形物はほとんど口にしなくなっていますから、買物の量なんて、たかが知れています。なのに買物を

してくれないって・・・ 過去に現金の残高が合わないとかのトラブルがあって、嫌な思いをしたのでしょうか???

 

私だったら、そろそろ潮時だと思って、マリアさん以外の人を寄越してくれるよう介護サービス事業所にお願いするところ。

オットーと義妹がマリアさんを受け入れ続けているのは、マリアさんがマメに義母の世話をしてくれているからです。

それがまた義母には過度に過ぎるようで、マリアさんのことを嫌い、怒鳴る原因にもなっているんですが。

マリアさんはこれまでに二度、一週間ずつ、お休みを取りました。そのブランクを埋めるために来てくれた

最初のヘルパーさんはハズレで、義母には必要最低限の介護しかせず、時間の大半を居間に座ってスマホをいじって

過ごしていたように見受けられました。

でも二度目のヘルパーさんは大アタリで、やり過ぎることなく、でも必要で十分なだけ、義母を介護してくれました。

その匙加減が義母にも心地良かったらしく、「今度の人はいいわ」と義母自身も言っていました。

できることならその人に義母の専属になって欲しかったのですが、その人は別の顧客さんの専属だったので、

それは叶いませんでした。

 

そんなわけで、ほとんど食べず、飲む量もかなり減りつつある義母です。

正直、ゆ~っくりゆ~っくりとはいえ、まだ自分で歩いてトイレに行けているのが、不思議なくらい。

でも栄養も水分も足りていないのだから、いずれは体力がなくなり、転倒するか、

ベッドを出られなくなるか、になると思われます。

幸い今週、主治医の指示で、作業療法士が義母の身体・精神状態のアセスメントに来てくれました。

この作業療法士は中年の男性だったそうですが、ものすごく有能そうで、オットーとマリアさんの話を

じっくり聞き、義母にもたくさん質問し、近い将来義母に必要になるだろうと、キャスター付きの簡易トイレと

スライドシート(ベッドでの体位変換に便利)を手配することを約束してくれたそうです。

 

《 義母の現在(2024年7月12日)につづく 》

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 2024年1月の日本(11) お墓参り | トップ | 2024年1月の日本(12) 雑色... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

義理の家族のこと」カテゴリの最新記事