昨日(10月20日金曜日)は、午後半ばにオットーと、義母宅を訪れました。
水曜日から、義母に住み込み介護ヘルパーさんが付いてくれましたが、ヘルパーさん用の
上掛けカバーは2セット、新しいものを買って渡してあったものの、シーツを買うのを忘れていたためです。
新品じゃなきゃダメというわけではありませんが、やはり新品だと気持ちいいですからね。
義母の住み込みに入ってくれたイタリア人のマリアさん(仮名)は、義妹ジェインが言っていた通り、
感じが良くて話しやすく、知識と経験も豊富そうな、頼りになりそうな方でした。
いっぽうの義母ですが、病院から帰宅して以降、ベッドを離れて居間で日中を過ごしたのは、結局一日のみ。
それ以外の日々は、実の娘のジェインに促されてさえベッドを出ようとせず、ベッドを離れるのはごく短時間、
隣にある簡易トイレを使うときのみだそうです。
しかも義母は、簡易トイレを使う必要があるときでさえ、ジェインにすら介助を頼もうとはしません。
ヨロヨロでグラグラなのに自力で簡易トイレに移動しようとする。
万一転倒したらと考えると、最初から助けを呼んでくれた方がず~っと助かるんですが、
何度子供たちに言われても、そうしようとはしないそうです。
飲食だって、たとえ我が子に供されたものであっても、義母が受け付けるかどうかにはムラがあります。
ジェインからすら、食べたり飲んだりを促されても、一日中まったく固形物を摂らない日もありました。
そして義母には、介助拒否の傾向がありましたから、どうなることかと気をもんでいたんです。
義母は初日だった水曜日と木曜日は、マリアさんによってベッドまで運ばれた食事を、少量ではあったものの、
摂ったそうです。ところが昨日は、固形物は一切受け付けなかったとのこと。
マリアさんが一生懸命、少しでも口に入れるよう懇願したところ、終いには、"Go away!" と言われたそうで・・・
マリアさんは、何も食べていなかった義母を心配して、オットーに、自分が作った(でも義母に拒否された)
スープとフルーツサラダを、食べるようすすめてくれないかと、お願いしてきました。
そこでオットーが義母にすすめてみたところ、少量ではありましたが、スープもサラダも、口にしたそうです。
(うわ、嫌だわ、こういう顧客・・・!)
私も住み込み介護ヘルパーをしていたから、つい思ってしまいましたよ。
顧客にこのような対応をされると、ヘルパーとしてはどうしても、自分のやり方が悪かったのではないかと、
自分を責めてしまいがちです。
そこで私は、義母はオットーに任せて義母の寝室へは入らず(=義母に顔も見せず)、
代わりにマリアさんに、他のヘルパーさんたちや私も義母に塩対応されたことや、義母は実の娘にすら
シャワー介助をさせないことを話し、フォローに努めました。
週末に住み込みヘルパーさんの休憩時間をカバーする仕事をしている私。
ケア・コーディネーターによると、たとえコロナ陽性であっても、
「仕事に支障ない程度の症状だったら、顧客さんの側でマスクをするかぎりは、仕事に出てOK」
とのことでした。
今日明日は土日なので、本来なら私は仕事でしたが、結局昨日、大げさに症状を報告して、
お休みをもらうことにしました。
だって、今日明日の症状は、今日明日にならないとわからないじゃないですか?
当日朝になってドタキャンするよりは、早目にキャンセルしたほうが、いいと思ったんです。
それにもし私が顧客さんだとしたら、たとえ症状はひどくなく、マスクもしているとはいえ、
コロナ陽性のヘルパーには来て欲しくないな、と思ったので。
オットーは、コロナの陽性反応が出てから、今日で7日。
一昨日あたりから、ようやく、症状が軽くなってきました。
ここ二晩ほどは、夜もぐっすり眠れたそうです。
私は、陽性反応が出てから、今日で3日。
いつオットーのようにいろいろな症状が出てくるかと、気をもんでいましたが、
いまのところはひどい症状は出ていません。
出た症状といえば、喉痛、咳、たまにくしゃみ、鼻水(滴り落ちるほどではない)、悪寒くらい。
風邪をひいたときと同じような感じですね。
オットーのように発熱したり、頭痛がしたりはないので、助かっています。
このまま悪化せずに、回復に向かうといいな。
土曜日の今日は、義妹のジェインが、午後、義母を訪問しました。
義母はジェインが枕元に運んだスープを、少しだけ口にしたそうです。
そのあと簡易トイレを使おうとしたとき、義母は、「膝が痛くて脚が動かせない」。
ジェインが助けようとしても叫び声を上げるだけなので、
ジェインは、ちょうど2週間前の土曜日にオットーがしたように(義母、病院へ ②)、
NHS(国民健康サービス)の、緊急ではない相談番号 111 に電話。
誰かが応答するまでまた30分強待たされ、ドクターが折り返し電話してくるまでまた3時間ほど待たされ、
現在(午後9時過ぎ)ジェインは、ドクターに入手するよう指示された痛み止めのパッチを取りに、
夜間もオープンしている緊急薬局に行っています。
ドクターは、「月曜日になったら主治医に、緩和ケアを要請する」 よう指示もしたそうです。・・・