ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

義母の現在(2024年9月9日)

2024-09-09 23:28:14 | 義理の家族のこと

《 義母の現在(2024年7月12日)からのつづき 》

 

前回の記事から2ヶ月になりますが、義母(96歳7ヶ月)の状態は変わりありません。

一日のほとんどをベッドでまどろんで過ごし、オットーや義妹が訪ねても、会話はほとんどないそうです。

飲食物の摂取量には波があり、たまにはジャム・サンドイッチとかケーキといった固形物を

食べてくれることもあるそうなので、そのせいでしょうか、驚くべきことに、未だに歩行補助器を使って

トイレまで歩けているようです。

もちろんその歩行のスピードは本当にほんとうにゆ~っくりで、歩幅も狭く、足元もおぼつかないものの。

 

最近は二度ほど、トイレのためベッドを離れた帰りに、居間まで歩いて(といっても小さな家なので数歩の距離ですが)

腰掛け、しばらくぼんやりとテレビを眺めたこともあったそうです。

とはいえこれは、一度は住み込み介護ヘルパーさんから、もう一度は義妹のジェインから聞いた話。

オットーが訪問したときは義母は、ただの一度も居間に座ろうとしたことはないそうですから。

 

義母とはもう会話にならないため、オットーが義母を訪問するのも、

買物を届けるついでの週イチのペースに落ち着きました。

オットーが週末に買物をすれば、毎週水曜日に義母を訪ねるジェインが、

足りなくなったものを買い足してくれるので。

(そのため週末労働者の私は、もうしばらく義母に会っていません。)

義母の食べたり飲んだりの量が限られているため、買物の量も少ないです。

(住み込み介護ヘルパーさんには、自分用の食費として週50ポンド(≒9300円)が支給されています。)

 

散歩の途中で見た紫陽花です。複数の色の花をつけていて綺麗

 

 

先々月までの約7ヶ月間をぶっ通しで住み込んでくれていたマリアさんは、お母様の具合が悪いからと7月初旬に

ブラジルに一時帰国しましたが、その後ジェインにメールがあり、お母様は脳溢血で倒れられたのだと

教えてくれたそうです。義母の住み込みに戻れるのは、早くてもクリスマス後になりそうとのこと。

そのため義母には、現在マリアさん後の二人目のヘルパーさんが住み込んでいます。

義母のヘルパーさんへの態度は、マリアさんへのときと似たり寄ったりで、時には怒鳴ることも。

ヘルパーさんからオットーやジェインに、義母が 「パーソナル・ケアをさせてくれない」 との

SOS が来たりもしています。

尾てい骨のあたりに床ずれができているようで、義母は 「痛い」と訴えつつも、「処方された塗り薬があるから

塗らせてください」 と言われると、頑なに拒否すると・・・。

オットーやジェインに対しても同様で、「薬があるのだから、痛いなら見せてみて」 と言っても、

「もう大丈夫だからいい」 と、絶対に見せてくれないそうです。

床ずれって、放っておくと骨まで達してしまって大変なことになるんですが。

そして痛い思いをするのは、他の誰でもない、自分自身なんですが。

もうこれは、お手上げですね。・・・

ただオットーや義妹は、ああして QOL を失くした母親の姿を見ることで、母親に逝かれることへの

心の準備をすることができるのだ、とも言えそうです。

 

早いもので、義母のところに住み込み介護ヘルパーさんに入ってもらってから、来月半ばで丸一年になります。

住み込み介護費用は、現在 1650ポンド(≒30万7千円、ヘルパーさんの食費を含む)ですから、

毎週ものすごい勢いでお金が出て行っています。

なので口にするのがはばかれることではありますが、オットーと私は、現実的な観点から、

義母の資産が尽きないうちにお迎えが来てくれるよう、祈っています。

もちろん同様に、自分たちも、すっからかんになる前にあの世に行きたいと、心から思います! 

 

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