014:温うた 2008年02月20日 | 題詠2007感想 体温がゆっくり上がる夜だろう地底にくらい水があふれて 西巻 真 温かいスープを出されてしまってはもう席を立つことができない 佐原みつる ふくれゆく気温に潰されてしまう楽譜に書いてあることしかできない たたみ 発熱の一歩手前の体温で例の呪文をつぶやいている 月原真幸 生温いだるさのなかにひとり居て地球のかたちのまるさに気付く 霰 たたみさんの潰されかたが切実。 月原真幸さんの「例の呪文」が気になります。