今此処をもしもの時に復元する初期設定の地点に決める
046:設(お気楽堂)
どつそりと床に置かれたひまはりがくどい程輝いてゐたのだ
047:ひまわり(酒井景二郎)
みつみつと種子ふとらせるひまわりに見下ろされ(ごめんとてもくるしい)
047:ひまわり(村上きわみ)
戸のそばに置かれたお礼の品はまだ生きているので窓から放す
049:礼(水野加奈)
どこまでも降水確率ゼロの空、きれいごとだけの一日だつた
050:確率(萱野芙蓉)
とおい街の降水確率 あのひとの明日が七割も濡れている
050:確率(村上きわみ)
短歌にもダウンザラインってのがあるんじゃないかと。
ギリギリのところです。
|