今此処をもしもの時に復元する初期設定の地点に決める
046:設(お気楽堂)
どつそりと床に置かれたひまはりがくどい程輝いてゐたのだ
047:ひまわり(酒井景二郎)
みつみつと種子ふとらせるひまわりに見下ろされ(ごめんとてもくるしい)
047:ひまわり(村上きわみ)
戸のそばに置かれたお礼の品はまだ生きているので窓から放す
049:礼(水野加奈)
どこまでも降水確率ゼロの空、きれいごとだけの一日だつた
050:確率(萱野芙蓉)
とおい街の降水確率 あのひとの明日が七割も濡れている
050:確率(村上きわみ)
短歌にもダウンザラインってのがあるんじゃないかと。
ギリギリのところです。
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ダウンザライン、私にとっては、散文と短歌の分かれ目かな。
自分ではギリギリ短歌のつもりでも、歌詠みの人からすれば散文の域を出ないんだろうなぁ、といつも思います。
まぁ、結社に入るとか賞に応募するとかいうわけじゃないから暢気なもんですが^^;
しばらくぶりに今年は題詠走ります。
花夢さんの詠みたい気持ちもうずくといいなぁ……
短歌、お借りしました!
私がなにを「ギリギリ」と言ったのかを改めて考えると、意外と言葉にするのに難しくてびっくり。
イン=共感できること
(※内側に入れば入るほど共感はできるけどありきたり)
アウト=共感しにくいこと
(※オリジナリティだとしても、感覚や表現が独特すぎて理解されない)
いろんなひとの感じ方や捉え方があると思うけど。
私のなかでは、この選んだ作品たちは攻めてる感じ。
ありきたりな描写をせず、理解される範囲のギリギリのところを狙ってる。
現実的な描写ではなく、まるで非現実だったり、ありえないような描写を使って、感情のリアリティに迫ろうとする方法をとった作品たち。
すこしブレれば、伝わらないものにもなりかねないのを、狙ってラインに乗せてくる感じ。
と、まぁ、本来、鑑賞というからにはここまで書かなきゃ意味ないのか。改めて再確認。
題詠・・・気にはなっています。
今年も一瞬だけ迷ったんですが・・・
名前馴染みの人たちが続けてくれてると、やっぱり嬉しいですね。帰る場所があるって感じ。
お気楽堂さんは根気あるから絶対に大丈夫だと思うけれど頑張ってください。応援してます(^^)