日々是わんこ

ミニチュア・ダックスとアイリッシュ・セター、毎日がお犬様中心の夫と私。ドタバタの日々を告白します。

アトムの不調

2012-09-29 00:58:14 | うちのわんこ
またもや長い事ブログを放置していましたが、今回は怠けていた訳ではなく(いきなり言い訳かよ)実はアトムが調子が悪くて…。

長文になりますが興味があったら読んでみて下さいませ。

所々で愚痴ってしまっていたのでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、9月に入ってからアトムの様子が変でした。
きっかけはパパとアトムの夜のジョギングです。いつもより遅いなぁと思っていると「アトムが歩いちゃうんだよ」とパパ。その翌日も「ほとんど歩きだった」と。
心配だったので翌日の9月5日(水曜日)に病院へ。いつもなら指定席の後部シートへ跳び乗るアトムが、後ろ足が上がり切らずズッコケてしまいました。なので下半身をサポートして乗車。病院の駐車場から降りるときは抱いて下ろしました。
症状を説明し、後ろ足の稼働域を調べているとアトムが「ヒーッ」と情けない声を出しました。ひょっとしたら捻挫のような事かもしれないと痛み止めを3日分もらい経過観察。
この日からアトムの状態はみるみるうちに悪くなっていきました。

まず庭とリビングの窓の段差(40センチほど)が登れなくなり、ソファに乗るのもやっとな感じになってしまい、こんなアトムを初めてみる事になった私のショックは大きく、アトムが可哀想で、心配で何度か泣いてしまいました。
今年は私も足の指を骨折して、それなりに不便に暮らしていましたが、アトムの姿を見ていると自分の怪我の方がよっぽど楽です。

痛み止めの無くなる9月8日の土曜日、パパも一緒に再度病院へ。回復するどころか悪くなるアトム。
そこでレントゲンを撮ってみると『馬尾症候群』かもしれないとの言葉。
でも画像診断に自信が無かったのか近くの大きな動物病院の院長先生(ゼファー動物病院の上條院長先生)に画像を見てもらっては?と連絡を取ってくれたので、この日2軒目の病院へレントゲンを持って診察してもらいに行きました。
レントゲンを見せ、痛み止めを使った日数(3日)を言うと「3日じゃなんとも言えないのでもう少し薬を続けて様子を見て下さい」と。
その間、いよいよアトムは後ろ足に力が入らないのか、臥せた状態から立ち上がる時に立ちあがれなくなる事もありました。我が家のリビングはフローリングなので足が滑らないようにと慌ててラグを買ってきて敷きました。

9月15日(土曜日)その後のアトムの様子を知らせるために病院へ。
その時には悪いのは後ろ足だけの問題なのか?後ろ足の症状は結果で、体内で大変な事が起こっているんじゃないか?と不安に思っている事も話すと炎症マーカーで調べてくれましたが、結果はゼロ。何処にも炎症は起こっていません。これで少しだけホッとしました。
院長先生は「神経系が悪いと思うから大学病院の神経専門の先生に診てもらいましょう。その先生の診察日は火曜日なので、今から予約すると…週明けの18日は無理だと思うので25日になりますね」と仰います。
でも私は一日も早く元気なアトムに戻してやりたい一心だったので「何とか18日に診て欲しい」と無理を言ってしまいました。モンスター飼い主と思われたって構わない!と思っていました。でも言ってみて良かったです。だって18日に診察してもらえる事になったからです。

usakoさんにはアトムの状態を話していたので、彼女はとても心配してくれていて18日に大学病院へ行く事を知らせると「はなちゃんは?一人でお留守番なの?」と「長時間になるし心配だろうから預かるわよ」と言ってくれました。アトムの事だけに集中したかった私にはありがたい言葉で、申し訳ないと思いながらも甘えてしまう事にしました。usakoさんが一緒ならはなの心配はしなくて済みます。

18日の朝6時半にusako家にはなを預けに行き、usakoさんに抱っこされ嬉しそうに尻尾をピタピタ振っているはなの後ろ姿を見つつ武蔵境の大学病院へ向かいました。

スムースならば1時間位で行ける病院の場所ですが、平日の渋滞も考えると2時間必要だろうと、9時の診察開始までに到着するには7時にスタート。この予想が当たって8時45分に病院着。
問診をし、「1時にお迎えに来て下さい」と言われアトムを預けました。
この日は全身のレントゲンを撮ってもらいましたが確定診断には至らず、翌週MRIを撮る事になりました。

24日(月)MRI検査の為大学病院へ。
この日はパパに有給を取ってもらい、はなも一緒に行きました。
この日の検査には1日かかります。お迎えは夕方の6時でした。
MRIの撮影には全身麻酔が必要だからです。
以前健康診断のエコーで心臓の弁の動きが…、将来拡張型心筋症になり易いかも…、麻酔が心配…などと言われていたので、その旨を伝えると、麻酔の前に心臓の状態も確認してくれる事になり安心してアトムを預け、一旦病院を後にしました。

私達は病院に近い公園ではなを遊ばせてあげる事にしました。
アトムの不調以来、はなはいろんな事を我慢しているはずだからです。
久しぶりに一人っ子気分で遊ばせてあげようという気持ちに加え、もしアトムにトラブルがあっても、すぐに駆けつけられる距離に居たかったという事もありますし。
2時間近く公園で過ごし、今まで病院から連絡が無いのだから、アトムは大丈夫。無事に検査していると判断して一旦帰宅する事にしました。

家で寛いでいると大学病院から電話。「まさか!」と心配しましたが「追加で造影剤を注入してのレントゲン撮影をするので後頭部の毛を少し刈ってもいいか?」との問い合わせでした。
後頭部にハゲが出来てしまってもこの際仕方が無いので「お願いします」と言い電話を置きました。そして6時のお迎え時間に合わせて再び病院へ。

そこで知らされた結果は『頚椎ヘルニア』でした。頚椎の6番目と7番目の間にヘルニアを発症していました。幸いな事に即手術という状態ではなく、様子を見て悪化するようなら手術を薦めますという事でした。ヘルニアならば私と同じ。少し安心しました。気を付けて生活していれば必ずしも手術しなくていい病気だと解っていますから。

これからは、すっかり落ちてしまったアトムの後ろ足の筋肉を取り戻すために少しづつ運動量を増やしながらアトムの体調に気を付けて暮らしていこうと思います。

今回の事で身に沁みて感じた事は、曳きの強いワンちゃんは首輪は絶対に止めた方がいいという事です。アトムももっと早くハーネスを使っていたら(首輪を止めていたら)ヘルニアにはならなかったかもしれない…そう思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

そして今回、こんな時にも食事を完食してくれていたアトムがどれだけ心強かった事か!
食欲も落ちてしまっていたら…多分私達はもっと慌てていたでしょうし、心配したでしょう。
意外にアトムは孝行息子でした。

頚椎ヘルニアを患っているワンちゃんは意外に多く、アイリッシュのお友達の中にもお仲間がいます。同病の先輩飼い主さんにアドバイスを頂きながら生活を改めるべきところは改め、手術をせずに済むよう過ごして行きたいです。だって手術となると2週間の入院が必要なんですって。
2週間もアトムがいないなんて淋しすぎるし、2週間も離れていたら…忘れられちゃいそうだもん。

とても長い記事になりましたが、最後まで読んで下さった方にはお礼申し上げます。
また、ヘルニアに関する情報をお持ちの方がいらっしゃったらコメントして頂けると嬉しいです。