日々是わんこ

ミニチュア・ダックスとアイリッシュ・セター、毎日がお犬様中心の夫と私。ドタバタの日々を告白します。

わんこ 其の二 「アトム」

2005-07-01 16:18:32 | うちのわんこ
「はな」との生活に余裕が出てきた頃から私は「はな」にボーイフレンド(後にダーリン)をと思うようになっていました。私の考える「はな」のボーイフレンドは、もちろんダックスでブラックアンドタン(全身が黒く、茶色のマロ眉のアレです)で名前は「ロビン」と決めていました。
ちょうどその頃、TVの昼ドラで「牡丹と薔薇」が流行っていて、挿入歌の「ぼたんとばらは~」という箇所を「ロビンとはなは~」なんて歌っていた私です。
が、夫は「大きい犬が飼いたいなぁ」、「ボーダーコリーがいいなぁ」などと言っていましたが冗談だと思い、「ボーダーコリーはいいねぇ」などと無責任に相槌を打っていたのでした。
それが夫の思いが本気かも…と思ったことがあり、「2匹目を飼うのなら、あと何年か経ってからにしないと、同じ時期に2匹死なれたら立ち直れないよぉ」と牽制したりもしていました。
それでも何事もなく日々は過ぎてゆき、私と「はな」はお盆休みに長野の私の実家に遊びに行っていました。実家の母は家の中に犬を入れることを嫌っていましたが、「はな」だけは特別に家中フリーパスにしてくれ、私も「はな」も楽しく過ごして、明日帰るという日になりました。
実家の電話が鳴りました。夫からです。「明日何時頃帰ってくるの?」と言う夫の声の向こう側で「キュウン、キュウン」と聞こえてきます。
アレッ?と思っていると「犬買っちゃった。今ペットショップの帰り」。「まじぃー?」他の言葉は出てきません。でもチラッとロビンかも!と思った私に「あのね、アイリッシュ・セターだよ」とうれしそうな声。後から聞けば、その前日に車の中から見かけたアイリッシュ・セターの美しさに一目惚れしたらしいのです。そしてネットで川越のペットショップにアイリッシュの子犬が居ることを突き止め、お小遣いを握り締め出かけていったのだそうです。
呆れました。よくも私に無断で、結局私が世話をすることになるのに…とちょっとムカついたりして。夫は私の大の犬好きにつけこんで、このような暴挙に及んだんです。
家に帰ると居ました!「はな」のケージに茶色くておっさん顔した子犬が!とても可愛いとは言えないような…。後に「アトム」と名づけられるのですが、それまでは「おっさん」とか「とっつぁん」と言っていたほどで、そのためか当時の「アトム」の写真があまりありません。不憫な子です。さて、「アトム」とのドタバタの日々は又次回に。